ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) は、マンガ、アニメなどの日本のエンタメの魅力を “超リアル” に体験できるスペシャル・イベント『ユニバーサル・クールジャパン 2025』を1月24日から開催中だ。
『ユニバーサル・クールジャパン 2025』は今後1年間にわたって開催を予定しており、その第一弾として、東野圭吾原作『マスカレード』シリーズ ｢狙われた仮面舞踏会｣ と『名探偵コナン・ワールド』の二大ミステリーが登場する。
本イベントの開催を前に、1月23日に報道関係者向けに先行取材会が開催。筆者も参加し、ひと足早く最新コンテンツを体験してくることができた。
本稿では、このうちの参加型リアル・ミステリーショー ｢狙われた仮面舞踏会｣ の体験についてまとめた。ネタバレには配慮した内容になっているため、どんな体験ができるのか気になる人はぜひチェックいただきたい。
なお、先行取材会の前に開催した『ユニバーサル・クールジャパン』の10周年記念セレモニーの様子はこちらの記事にまとめている。
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豪華絢爛な仮面舞踏会で東野圭吾の本格ミステリーと美味しい料理が楽しめる ｢狙われた仮面舞踏会｣
｢狙われた仮面舞踏会｣ は、日本が誇るミステリー作家・東野圭吾原作の ｢マスカレード｣ シリーズをベースにした参加型リアル・ミステリーショー。極上ミステリーの中に入り込み、ゲストたちが登場人物のひとりとなって推理を楽しめる。
今回のショーの舞台となるのは、シリーズ第3弾の ｢マスカレード・ナイト｣ の舞台でもある ｢ホテル・コルテシア｣ 。ゲストたちは入り口で渡される仮面を身につけて仮面舞踏会に参加し、マジシャンによる華麗なマジックショーを楽しむのだが、そこに突如 ｢殺害予告｣ が届き、物語が一変。
仮面舞踏会の会場には、｢マスカレード｣ シリーズの主人公でもある警視庁捜査一課の警部補・新田浩介も登場し、ゲストたちは犯人を探すため、容疑者と思われる人物に聞き込みを行うことに。
聞き込みは複数のグループに分かれて実施することになり、ゲストたちは各々が入手した情報をもとに、テーブルごとに推理や討論を重ねて怪しい人物を投票で絞り込んでいく。ここで最終的に票が集まった人物が犯人として選ばれ、その結果によって最終的な結末が変わっていくという内容になっている。
途中までは犯人が誰なのか見当もつかず、誰に聞き込みに行くべきかも分からなかったが、聞き込みをはじめると、事件のとある情報と別の情報が合致していく瞬間があり、気づいたら刑事のように自ら積極的に情報を求めに行くように。
筆者が体験したショーでは、残念ながら真相に辿りつくことはできなかったものの、聞き込みで得た情報を同じテーブル内のゲストたちと持ち寄り、誰が怪しいか推理する場面では、まさに自分が物語の登場人物になったかのようなリアルな感覚があってとても面白かった。
ショー終了後には、｢ホテル・コルテシア｣ をイメージした本格ビュッフェが登場。ノンアルコールのドリンク以外にワインやビールなどのお酒も用意されていて、ショーの内容や今回の推理について周囲の人とおしゃべりしながら美味しい料理やお酒を楽しめる。
ビュッフェには、仮面舞踏会の本場であるイタリアの名物料理 ｢カルボナーデ (牛肉の赤ワイン煮込み)｣ や、｢チキンフリカッセーア (チキンのホワイトソース煮込み)｣ をはじめとした本格的な料理が並ぶ。ケーキやムースといったデザートも豊富で、本当に一流ホテルのレストランに来ているかのような雰囲気を楽しむことができた。
｢狙われた仮面舞踏会｣ のショーの内容自体は原作を知らなくても十分に楽しむことができたので、原作を知っている人はもちろんだが、原作を知らないけど本格的なミステリーにどっぷり入り込んでみたい！という人はぜひ参加してみてはどうだろうか。この体験を機に、もしかしたら東野圭吾の本格ミステリーにハマってしまうかも？
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