Anker、「燃え広がりにくい」ガジェットポーチ発売。スターフライヤーとも提携で「機内充電」環境の整備も

Anker Japanは5月27日、難燃性素材を採用したガジェットポーチ「Anker Style Pouch」を発売した。価格は4,990円(税込)。

近年、モバイルバッテリーをはじめとするリチウムイオン電池搭載製品の発火事故が、家庭内や公共交通機関などで相次いでいる。4月には航空法や国土交通省の告示改正により、航空機内でのモバイルバッテリー利用ルールも厳格化された。こうした状況を受け、アンカーでは「安全に持ち運ぶ」という視点から本製品を開発したという。

「Anker Style Pouch」は、本体内側に国際的な難燃性規格「UL 94 V-0」に適合したグラスファイバー素材と、シリコンラバーコーティング生地を採用。収納したモバイルバッテリーなどが万が一発火した場合でも、外部への延焼を一定時間抑制できる設計としている。

もっとも、ファスナーやメッシュ、縫製糸などには難燃素材を使用していないため、熱暴走の完全防止や消火性能を保証するものではない。ただし、航空機内に備え付けられている耐火袋のように「発火後に対応する」のではなく、自宅から日常的に持ち運べる点は安心材料のひとつになりそうだ。

本体サイズは約180×100×60mm、重量は約130g。コンパクトながら収納力にも配慮されており、25,000mAhクラスの大容量モバイルバッテリーやUSB急速充電器、完全ワイヤレスイヤホンなどをまとめて整理できる。内部には熱がこもりにくいメッシュポケットを備え、ファスナーは大きく開く構造を採用した。

背面にはパスポート用ポケットも搭載。航空機の座席前ポケットに入れておきたい小物類をまとめて収納できるなど、出張や旅行シーンも意識した設計となっている。

外装にはソフトレザー素材を採用し、ロゴ入りの金属プレートを配置。いわゆる「ガジェットポーチ感」を抑えたミニマルなデザインに仕上げられており、ビジネスバッグにも自然になじむ。普段使いしやすい点も魅力と言えるだろう。

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スターフライヤー全便でAnker製ケーブルを無料貸し出し

Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)

同社は今回、高安全性バッテリーセル「Neo Lithium-ion Battery」を搭載したモバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」もあわせて発表した。

また、Anker Japanは国内航空会社のStarFlyerと提携し、同社が運航する全路線・全便において、Anker製USBケーブルを無料で貸し出すサービスを6月1日より開始する。

機内では、「Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 240W 0.9m」と、「Anker USB-C & USB-A ケーブル(Flow)0.9m」の2種類を用意。座席に備え付けられたUSB-AポートやUSB-Cポートに接続することで、スマートフォンやタブレットなどを充電できる。

両社は今後、モバイルバッテリー持ち込みルールに関する啓発コンテンツの共同展開や、客室乗務員向け研修なども実施していく予定だ。

ポーチ製品の投入だけにとどまらず、モバイルバッテリーを取り巻く“安全な使い方”そのものを提案する取り組みと言える。安全性への関心が高まるなか、製品開発だけでなく、利用環境の整備にも踏み込んだ姿勢が注目されそうだ。

Anker取材
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