
デル・テクノロジーズは6月16日、13.4型ノートPC「XPS 13」を国内発売すると正式に発表。本日より販売を開始した。CNC削り出しのアルミニウム筐体を採用しながら重さを約1kgに抑えた軽量・薄型設計で、グローバルでは米Appleが3月に発表した「MacBook Neo」を強く意識した戦略的な価格とスペックを打ち出しているモデルだ。
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約1kgのアルミ筐体と120Hz対応ディスプレイを備えた新型13.4型ノート「XPS 13」。プレミアムを身近にするデルの新たな戦略とは


この新モデルは、今年の初めに開催されたCESにおいてデルが掲げた「あらゆる価格帯で競争力を持ち、XPSの名にふさわしい製品を作る」という約束を形にしたもの。今月上旬に台湾・台北で開催された「COMPUTEX 2026」に合わせて発表された。


従来同社のプレミアムブランドであるXPSシリーズは高価な上位モデルが中心だったが、今回は部材コストが高騰するなかでも、学生や若手ビジネスパーソンが手に取りやすい価格帯の実現に踏み切った背景がある。

筐体は厚さ12.7mmと非常にスリムで、アルミニウム素材を用いたノートPCとしてはシリーズ史上最薄かつ最軽量を更新している。

グローバル向けの仕様として、プロセッサにはインテルの最新アーキテクチャ「Wildcat Lake」を採用したインテル Core 5 320、または「Panther Lake」世代のCore Ultra 7 355を搭載する。ディスプレイは13.4型のタッチ対応IPS液晶で、解像度はWQXGA(2,560×1,600ドット)と高精細。さらに30Hzから120Hzの間で自動調整される可変リフレッシュレートに対応しており、滑らかな描写と省電力性を両立している。
メモリは最大32GB、ストレージは最大1TBのSSDを選択でき、バッテリー容量は52Whを確保した。これにより、Netflixのストリーミング再生で最大17時間の駆動が可能というスタミナも持ち合わせている。
ポート類は左右に1つずつUSB Type-Cを備え、Core Ultra搭載モデルはThunderbolt 4もサポートする。キーボードはバックライト付きのフルサイズで、タッチパッドは上位モデルのようなシームレスなデザインではなく、境界がハッキリした実用的なタイプを採用している。

デルが本モデルで明確なライバルとして見据えているのが、Appleの「MacBook Neo」だ。米国では学生向け価格を599ドルからに設定しており、「MacBook Neo」の最廉価モデルと同額となる。ストレージ容量を512GBとするほか、高解像度ディスプレイや120Hz可変リフレッシュレート、Wi-Fi 7対応などを武器に、価格と性能の両面で競争力をアピールする狙いだ。
実際、同じ599ドル帯で比較すると、「XPS 13」はストレージ容量が「MacBook Neo」の2倍となる512GBを搭載。ディスプレイ性能や顔認証対応のIRカメラなどハードウェア面における優位性を打ち出している。
一方で、日本市場における立ち位置はやや異なる。国内価格は16万2500円からとなっており、日本で約10万円から販売されている「MacBook Neo」とは価格帯に大きな開きがある。そのため、日本ではMacBook Neoとの直接的な価格競争というよりも、薄型・軽量なプレミアムWindowsノートとしての価値を訴求する戦略といえそうだ。
日本ではCPUに「Core 5」を搭載したモデルを中心に展開し、「Core Ultra 7」搭載モデルは7月下旬以降に投入予定。メモリは8GB〜16GB、ストレージは512GBを用意する。カラーはまず「スカイ」のみを販売し、後日「ストーム」を追加する予定だ。
なお、日本市場での展開に合わせて、デル・テクノロジーズは俳優の福士蒼汰さんをブランドアンバサダーに起用し、さまざまなマーケティング施策やキャンペーンを展開する。
購入特典としては、XPSシリーズ購入者全員を対象に、通常のポイント付与に加えて「Dell Rewards」10,000ポイントを期間限定で進呈する。また、学生向けには最大6%の学割も提供する予定だ。さらに、7月9日(木)から12日(日)までの4日間、表参道のZeroBase表参道にてXPSのポップアップイベントを開催する。実機をいち早く体験したい人は、足を運んでみてはいかがだろうか。
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