「ゲオデジタルベース川口元郷店」を取材。中古Apple製品からレトロゲームまで、気付けば長居してしまう店だった

ゲオが新たに展開するデジタル専門店「ゲオデジタルベース」の2号店「ゲオデジタルベース川口元郷店」が、今年4月に埼玉県川口市にオープンした。

「ゲオデジタルベース」は、従来の「ゲオ」や、スマートフォンに特化した「ゲオモバイル」とは異なり、スマートフォンやPC、ゲーム、カメラなど、デジタル製品に特化した新業態となる。

今回は担当者に店内を案内してもらいながら、売り場やサービスをじっくり見て回った。中古Apple製品の売り場や、思わず足を止めたくなるレトロゲームコーナーなど、実際に訪れて分かった見どころを紹介していく。

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ゲオデジタルベース川口元郷店とは?

ゲオデジタルベースは、スマートフォンやゲーム機、PC、カメラ、小型家電などの販売・買取に加え、修理や設定サポート、レンタルまでをワンストップで提供するデジタル専門店だ。

今年3月にオープンした1号店「ゲオデジタルベース名古屋焼山店」は、新店オープン後5日間の売上でゲオストア歴代最高を記録。中古iPhoneやタブレット、Nintendo Switchソフト、レトロゲームなどが人気を集めたことから、2号店として4月25日に川口元郷店がオープンした。

店舗は埼玉県川口市元郷6丁目に位置し、最寄り駅の埼玉高速鉄道・川口元郷駅から徒歩では約20分ほど。駅からはやや距離があるものの、駐車場を完備しており車でアクセスしやすいほか、近くにはバス停もある。幹線道路沿いにあるため、初めて訪れても場所は分かりやすい。

店内は白を基調とした明るい雰囲気で、一般的なゲオ店舗のようにDVDや書籍などは並んでおらず、デジタル製品だけが並ぶ専門店らしい売り場になっている。

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中古Apple製品から修理サービスまで、スマホ関連サービスが充実

店内に入ってまず目を引くのが、Apple製品の品ぞろえだ。担当者によれば、この店舗は「リサイクル版のApple Store」をコンセプトとしており、中古iPhoneやiPadだけでなく、MacBookやApple Watch、Apple Pencil、HomePodなど幅広く取り扱っている。

中古スマートフォンにも独自の取り組みがある。中古iPhoneのバッテリーを新品(非純正品)へ交換し、バッテリー最大容量100%の状態で販売。また、Samsungとの公式提携によるGalaxyリファービッシュ製品も取り扱っており、こちらは純正部品によるバッテリー交換が行われている。中古端末を選ぶ際に気になるバッテリーの劣化を抑えた商品を用意しているのが特徴だ。

店舗内には修理カウンターも設けられている。iPhoneのバッテリー交換であれば、最短約1時間で修理が完了するという。近くにはスーパーマーケットやリサイクルショップ、飲食店などもあるので、買い物や食事の合間に預け、その日のうちに受け取れる手軽さは大きな魅力だ。

もう一つ特徴的なのが「スマラピ」と呼ばれるカスタマイズサービス。スマートフォン本体やケースの背面に好きな写真や画像を印刷でき、家族やペット、お気に入りの写真などを使ってオリジナルデザインに仕上げられる。

店内では販売だけでなく、スマートフォンの初期設定や各種相談にも対応するほか、不要になったモバイルバッテリーの無料回収も実施している。

300円から買えるスマホアクセサリーや中古ゲームなども充実

売り場には、ゲオオリジナル商品や海外から直接仕入れたガジェットも並ぶ。

300円、500円、900円といった手頃な価格帯のスマホケースや充電ケーブル、アクセサリー類も豊富で、「これも一緒に買っておこう」と思える商品が多かった。中古スマホを探していなくても、周辺機器を見に立ち寄るだけでも楽しめそうだ。

また、「ダッシュダッシュ」と名付けられたコーナーには、ユーザーから買い取った一点物の周辺機器やケーブルなどが所狭しと並ぶ。同じ商品は基本的に二度と入荷しないため、売り場を眺めているだけでも宝探しをしているような感覚になる。

実際に見て回っていると、「こんなものまであるのか」と足を止める場面が何度もあり、新品中心の量販店ではなかなか味わえない楽しさがある。担当者によれば、このコーナーだけで3時間ほど滞在する来店客もいるそうだ。

ゲームコーナーでは、Nintendo Switch向けタイトルを中心に、新作から定番作品まで幅広く展開。

さらに、ゲオ最大級というレトロゲームの在庫も用意されている。ファミコンやスーパーファミコン、初代PlayStation・PlayStation 2世代には思わず足を止めたくなるようなタイトルが並び、ラインアップを眺めているだけでも懐かしさを感じる。

ゲオならではのサービスとして、レンタルにも対応する。スマートフォンやタブレットの短期レンタルだけでなく、PlayStation 5本体やアーケードコントローラーなどの周辺機器も貸し出しており、「購入前に試したい」「イベント期間だけ使いたい」といったニーズにも応える。

レンタルというと出張や旅行向けのサービスを想像していたが、話を聞くうちに、ゲーム用途でも意外と使い道があることに気付かされた。例えば、プレイしたいゲームがあるものの、最新ゲーム機を持っていないというケースだ。

数万円するゲーム機を購入するほどではないが、「シリーズ最新作だけは遊びたい」「クリアまでプレイしたい」という人にとっては、レンタルという選択肢は意外と理にかなっている。ゲーム機本体だけでなく周辺機器も借りられるため、短期間だけ必要な人には使い勝手の良いサービスと言えそうだ。

「売る・買う・借りる・直す」が一つになったデジタル専門店

今回、ゲオデジタルベース川口元郷店をじっくり取材してみると、事前に抱いていたイメージとは少し違っていた。取材前は「デジタル専門店」と聞いて、ガジェット好き向けの店舗という印象を持っていたのだが、実際に店内を回ってみると、それだけではなかった。

例えば、使わなくなったスマートフォンや周辺機器、モバイルバッテリーを持ち込んで売却・回収してもらい、その待ち時間に中古スマホやタブレットを見比べる。気になっていたアクセサリーを手に取り、最後に「ダッシュダッシュ」やレトロゲームコーナーをのぞいて掘り出し物を探す。そんな一連の流れが自然と想像できる店舗だった。

入り口にあった「カバンに入れるべきガジェット10選」コーナー。ガジェット好きならついつい覗いてしまいがち

実際、店内を歩いていると「次はこれを持って来よう」「また時間のあるときに来てみよう」と思う場面が何度もあった。目的の買い物だけで終わらず、思いがけない商品との出会いがあるのも、この店舗ならではの魅力だろう。販売・買取だけでなく、修理やレンタル、サポートまで一つの店舗で完結できる点も、従来のゲオにはない強みと言える。

ゲオでは今後、「ゲオデジタルベース」を全国600店舗規模まで拡大していく計画だという。デジタル機器に興味がある人はもちろん、「ちょっと寄ってみようかな」という気持ちで立ち寄っても十分楽しめる。買い物だけで終わらず、思いがけない掘り出し物に出会える。そんな「寄り道したくなる店」という印象を受けた。

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