
オーディオブランドのEdifierは6月18日、創業30周年を記念したブランドCM発表会を開催した。イベントでは同社の30年にわたる歩みや技術戦略を紹介するとともに、俳優の山崎賢人氏を昨年に続いてブランドアンバサダーに起用することを発表。あわせて、山崎氏が出演する新CMも公開した。
30周年を迎えたEdifier。研究開発を軸にグローバル展開を拡大

発表会には、Edifier Globalグループ CTO兼製品開発統括責任者の温煜(おん・いく)氏が登壇した。
Edifierは1996年に中国・北京で設立されたオーディオメーカーだ。「A Passion for Sound(音への情熱)」を掲げ、スピーカーやヘッドホン、イヤホンなどの開発・製造を手掛けてきた。2010年には中国本土発のオーディオブランドとして初めて株式上場を果たし、現在は80以上の国と地域で事業を展開している。
温氏によると、2025年の輸出売上高は前年比約30%増を記録。中国国内ではマルチメディアスピーカー市場で約50%のシェアを持ち、完全ワイヤレスイヤホン市場でもトップクラスの出荷実績を維持しているという。
同社の特徴として挙げられたのが、基礎研究から製品開発、生産までを自社で手掛ける開発体制。同社は、音響素材の研究やドライバー設計、回路開発、アルゴリズムの最適化、生産までを一貫して行っている。

また、日本の静電型ヘッドホンブランド「STAX」の買収や、米国の平面磁界型ヘッドホンメーカー「Audeze」への投資も実施。グローバルな音響技術の取り込みを進めており、2025年末時点で580件以上の有効特許を保有しているという。
温氏は「国際的な大手ブランドが強みを持つ領域で正面から競争するのではなく、ワイヤレス平面磁界型ヘッドホンやアクティブモニター、ゲーミングオーディオなど専門性の高いカテゴリーに注力してきた」と説明。ライフスタイル向けホームオーディオやゲーミング分野でも競争力を高めているとした。
さらに、日本市場については現地のユーザーの利用習慣やデザインの好みを分析し、ローカライズした製品展開を進めていると説明。「30年はひとつの通過点に過ぎない。これからも音の可能性を追求し続ける」と今後の展望を語った。
新CMに3製品が登場。山崎賢人氏は「M90」を絶賛

発表会では、山崎賢人氏が出演する新CM「30周年、ブランドの新章へ篇」が公開された。
CMには、アクティブスピーカー「M90」、2026年9月発売予定のワイヤレスヘッドホン「WH950NB Pro」、2026年8月発売予定のイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン「Comfo Bass Pro」の3製品が登場。音楽とともに日常を彩り、未来へ歩み続けるブランドの姿勢を表現した内容となっている。

M90は4インチウーファーと1インチシルクドームツイーターを搭載した2ウェイスピーカーで、総出力100Wを実現。DSP制御によるアクティブクロスオーバーを採用し、Bluetoothに加えてHDMI ARC/eARC接続にも対応する。24bit/96kHzのハイレゾ再生もサポートしており、デスクトップ用途だけでなくテレビ用スピーカーとしても利用できる。
WH950NB Proは、40mmダイナミックドライバーと10mmツイーターによるデュアルドライバー構成を採用したワイヤレスヘッドホンだ。8基のマイクによるアクティブノイズキャンセリング機能を備えるほか、ユーザーが会話を始めると自動で再生音量を下げ、外音取り込みへ切り替える「Speak-to-Chat」機能を搭載。Dolby Atmosやダイナミックヘッドトラッキングにも対応する。
Comfo Bass Proはイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンで、最大35時間のバッテリー駆動に対応。低音強化技術「BassTurbo」を搭載し、開放型ながら迫力ある低音再生を目指したモデルとなる。

トークセッションに登壇した山崎氏は、M90について「カラーやデザインが家のインテリアになじみやすい。音もクリアで、体が音に包み込まれるようなサウンドが魅力的」とコメント。CM撮影時も実際にM90で音楽を流しながら撮影が進められたといい、「リラックスした雰囲気で撮影できた」と振り返った。
普段から音楽鑑賞を趣味としている山崎氏は、「朝は気分を上げるため、昼は気合いを入れるため、夜はリラックスするためなど、シチュエーションごとに音楽を聴いている」と語る。また、EdifierのポータブルBluetoothスピーカー「MP330」を撮影現場へ持ち込んで利用していることも明かした。

30周年にちなみ「30代になって進化したと思うこと」を聞かれると、フリップに「アクション!!!」と記入。「20代からアクション作品に多く関わってきた。知識や経験も増え、今が一番頭を使いながら体を動かせる時期だと思う」と語り、「これからも自分の強みとして磨いていきたい」と意欲を見せた。
最後に山崎氏は、「Edifierも30周年、自分も31歳なので共鳴しながら進化していきたい。イヤホンやヘッドホンもスタイリッシュでファッションとして取り入れやすいので、その魅力をもっと伝えていきたい」とブランドアンバサダーとしての抱負を語った。




