TaoTronics SoundLiberty92(TT-BH092) レビュー | TaoTronicsブランド初のインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン

国内で 「TaoTronics」 ブランドを展開するサンバレージャパンは、完全ワイヤレスイヤホン 「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 を7月31日に発売した。

本製品は、TaoTronicsブランドとしては初のインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンで、左右同時伝送の 「MCSync技術」 の採用により接続の安定性が向上。また、13mmドライバを搭載したことで約5,000円という価格帯ながら開放的で迫力のある音を実現しているのが大きな魅力。

本製品の発売に伴い、サンバレージャパンからサンプルを提供していただき、実際の音や使い勝手を体験することができたため、詳細をレビューとしてお伝えする。インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方はぜひチェックしていただきたい。

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TaoTronicsブランド初のインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン

こちらが今回発売した 「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 。充電ケースはAppleのAirPodsと同じく縦長タイプで、上蓋がパカっと開くような構造になっている。

充電ケースはプラスチック製でかなり軽めに作られており、イヤホン本体を入れても重量は約43g。サイズも47.4 × 54.4 × 23.8mmとコンパクトなので、カバンやズボンのポケットに入れて気軽に持ち運ぶことが可能だ。

充電ケースからイヤホン本体を取り出してみる。充電ケースにはマグネットが内蔵されていて、ケースを逆さまにしてもイヤホンが落下しないようになっている。マグネットの磁力もちょうど良い具合で、イヤホンをスムーズに取り出せるようになっているなど、ユーザーが使いやすいように考慮されていてグッドだ。

こちらがイヤホン本体。「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 はTaoTronics初のインナーイヤー型となっている。インナーイヤー型はカナル型のイヤホンよりも閉塞感がなく、長時間装着していても耳が疲れにくいという特徴がある。周囲の音も聞こえやすいため、音楽に夢中になりすぎて電車のアナウンスを聞き逃してしまうなどの事態も防げるはずだ。

実際に耳に装着してみるとこんな感じ。耳穴にすっぽりと収まるデザインになっていて、多少頭を振ったりしてみてもイヤホンが外れることはなかった。また、イヤホン本体も左右各4.7gと軽く、耳への負担が少ないため、長時間付けていても耳が痛くなりにくい。

イヤホンの “頭” の部分にはタッチセンサー式のボタンが搭載されていて、指でポンっと触れるだけで、音量調整や音楽の再生・一時停止などを操作できる。わざわざデバイスを取り出さなくても操作できて便利だ。具体的な操作方法は以下のとおり。

機能 操作
再生・一時停止 左or右を2回タップ
音量アップ 右を1回タップ
音量ダウン 左を1回タップ
進む 右を3回タップ
戻る 左を3回タップ
通話応答 左or右を1回タップ
電話を切る 左or右を2回タップ
通話拒否 左or右を2秒間長押し
音声コントロールのオン・オフ ペアリング完了後、左or右をビープ音が聞こえるまで2秒間長押し

「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 の大きな特徴のひとつが、左右同時伝送の 「MCSync技術」 を採用していること。従来の完全ワイヤレスイヤホンは片方のイヤホンが親機となり、もう片方に信号を伝えるリレー方式が採用されていたため、遅延や音飛びが発生したり、接続が安定しないことがあったが、本製品は左右のイヤホンがそれぞれ信号を受信するため、これらの問題が大きく改善されている。

本製品を使って2~3時間音楽を聴き続けてみたが、音声がプツプツと途切れたりすることはほとんどなかった。YouTubeで動画を見る際の音声の遅延は完全にないとは言い切れないものの、人物の口の動きよりも音声が明らかに遅い、というほどの遅延は感じられなかったため、ほとんど気にならないレベルだと思っていただきたい。

そして、多くの方が気になっているであろう音質について。本製品は大口径の13mmドライバーを採用したことで迫力のある音を実現しているという。実際に音を聞いてみたところ、中音域~低音域の音がしっかりと出ていて、インナーイヤー型とは思えない迫力で音楽を楽しむことができた。

同じインナーイヤー型のAirPods(第2世代)と比較してみたところ、音のクリアさはAirPods(第2世代)の方が上だが、「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 の方がずっしりと重みのある音になっている。例えるなら、AirPods(第2世代)がピンポイントに音を伝えてくるのに対し、「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 は耳全体に音が面で押し寄せてくるような感じ。

各イヤホンと音を聞き比べてみた

“音” の全体的な品質はやはり1万円後半のAirPodsの方が上と感じたものの、「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 も大きく引けを取るかといえばそうでもない。むしろ5,000円という価格帯でよく実現できたものと唸るほど。音の好みは人それぞれだと思うが、もし低音が響く音楽に没頭したいのであれば、「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 を選んでみても良いのではないだろうか。

ちなみに、駆動時間はイヤホン単体で最大5時間、充電ケースで充電すれば最大25時間となっていて、合計で最大30時間使い続けることができる。充電ケース自体の充電は本体に搭載されているUSB Type-Cポートから行う仕組みだ。

充電ケースはモバイルバッテリーのようにも使用可能で、USB Type-Cケーブルを使えばスマートフォンなどの機器を充電することもできる。スマートフォンを何回も充電できるほど便利なものではないものの、万が一のバッテリー切れを防ぐことができる。これはUSB Type-Cポート搭載の恩恵とも言えるだろう。

まとめ

「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 は、インナーイヤー型ならではの開放感や軽い装着感を備えつつ、左右同時伝送による接続の安定性、さらには迫力ある音質も実現した実用性の高い完全ワイヤレスイヤホンだ。

注目していただきたいのは本製品の価格。これほどの性能を持っているにも関わらず、税込4,999円と完全ワイヤレスイヤホンとしては安めの価格で購入することが可能だ。同じ価格帯のイヤホンよりも音の迫力は頭一つ飛び出ている印象だったので、ダイナミックな音が楽しめるインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方はぜひ購入を検討してみてはどうだろうか。

「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 はAmazonで4,999円(税込)で購入可能。恒例の初回クーポンが用意されていて、購入時にクーポンコード 「BH092COR」 を入力することで、20%オフの3,999円(税込)で購入することができる。購入時にはぜひ活用していただきたい。

20%オフクーポン

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価格:4,999円 → 3,999円
使用期限:2020年8月3日(月)23時59分まで

ちなみに、現時点ではまだ詳細について明らかにすることができないのだが、購入予算を若干上乗せできるという方は、もう少しだけ購入を待っていただけると良いことがあるかもしれない。本製品にちょっとした便利機能がついた上位モデルが登場予定だ。

今回の 「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 のクーポンコードは8月3日(月)までの期間限定となっているため、こちらのモデルで十分という方はクーポン期限内に購入していただきたいが、続報が気になる方はもう少しだけお待ちいただきたい。おそらく近日中にお知らせできるはずだ。

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