
Metaは6月28日、スマートグラス「Ray-Ban Meta」と「Oakley Meta」向けのソフトウェアアップデートを発表した。今回のアップデートでは、ライブ翻訳機能が新たに日本語へ対応したほか、日本国内でもスローモーション撮影やハイパーラプス撮影、騒がしい場所で相手の声を聞き取りやすくする「会話フォーカス」機能が利用できるようになる。
アップデートは段階的に配信が始まっており、ペアリングしたMeta AIアプリを通じて適用される。
AIグラスの機能をソフトウェアで拡張 ライブ翻訳は20言語に対応

Ray-Ban MetaとOakley Metaは、MetaがアイウェアブランドのRay-Ban、Oakleyと共同展開するAIスマートグラスだ。カメラやマイク、オープンイヤースピーカーを内蔵し、写真・動画撮影に加え、音楽再生や音声アシスタント、AI機能などを日常的に利用できるウェアラブルデバイスとして展開している。
両製品は先月から日本市場で販売が始まった。Metaは、AIグラスの価値は発売後もソフトウェアアップデートによって継続的に高めていく方針を示しており、今回のアップデートは日本向け機能の拡充も含めたものとなる。
今回の目玉となるのがライブ翻訳機能の強化だ。日本語を含む14言語が新たに追加され、合計20言語間でリアルタイム翻訳が利用可能になる。従来は日本語に対応していなかったが、今回のアップデートによって、日本語で会話内容を聞けるようになった。
ライブ翻訳は、グラスに搭載されたマイクで相手の話した内容を認識し、その場で翻訳した音声をスピーカーから再生する仕組みだ。海外旅行での会話だけでなく、ビジネスや異文化交流など幅広い場面での利用を想定している。
対応言語は、日本語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、アラビア語、中国語(マンダリン)、オランダ語、フィンランド語、ギリシャ語、ヒンディー語、インドネシア語、韓国語、ロシア語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ベトナム語の20言語となる。
動画撮影機能も強化。正規販売店での取り扱いも拡大

動画撮影機能も強化され、日本でもスローモーション撮影とハイパーラプス撮影が利用可能になる。
Ray-Ban Meta(Gen 2)とOakley Metaに搭載されている1200万画素の超広角カメラと3K Ultra HD動画撮影機能を活用するもので、スローモーションではスポーツやアクティビティの一瞬を印象的に記録できるほか、ハイパーラプスでは旅行や街歩きの映像を短時間にまとめた動画として撮影できる。
あわせて、会話相手の声を聞き取りやすくする「会話フォーカス」機能も順次提供される。オープンイヤースピーカーに加え、ビームフォーミング技術とリアルタイムの空間処理を利用して、正面にいる相手の声を増幅する機能だ。レストランやオフィス、人の多いパーティー会場など周囲の雑音が大きい環境でも、対面での会話を聞き取りやすくするという。
販売体制も拡充する。7月22日からはMetaの正規販売パートナーであるヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフトバンクの対象店舗でもRay-Ban Meta(一部モデル)の取り扱いを開始する。実店舗で製品を試せるようになるほか、各社オンラインストアとビックカメラ有楽町店・なんば店、ヨドバシカメラAkiba店・梅田店では、すでに先行販売が行われている。




