
Amazonは5月12日、手書き対応電子書籍リーダー「Kindle Scribe」シリーズの2026年モデルを発表した。シリーズ初のカラーディスプレイ搭載モデル「Kindle Scribe Colorsoft」を含む3機種を6月10日に発売する。
ラインアップと税込価格は、「Kindle Scribe Colorsoft」が32GBモデル106,980円、64GBモデル115,980円。「Kindle Scribe
」が32GBモデル89,980円、64GBモデル98,980円。「Kindle Scribe フロントライト非搭載モデル
」が16GBモデル72,980円となる(価格はいずれも税込)。
「読む」だけでなく「書く」を重視した電子書籍リーダー

Kindle Scribeシリーズは、電子書籍を読むだけでなく、付属ペンによる手書きメモやノート作成にも対応する電子書籍リーダーとして2022年に初代モデルが登場した。2024年には第2世代モデルへ進化しており、今回の2026年モデルは第3世代にあたる。
一般的なタブレットと異なり、紙に近い書き心地や反射を抑えた読みやすいディスプレイ、通知やアプリによる集中阻害が少ない設計、数週間持続するバッテリー駆動などを特徴としてきた。仕事のメモやアイデア整理、読書用途を1台にまとめたいユーザーを意識した製品だ。
新モデルでは全機種共通で、従来の10.2インチから11インチへ大型化した反射防止ディスプレイを採用。漫画の見開き表示やPDF閲覧の使い勝手を改善した。
さらに、新しいクアッドコアチップや増量メモリ、最新Oxideディスプレイ技術を採用したことで、ページ送りやペン入力速度が従来比で約40%向上。本体は従来の5.7mmから5.4mmへ薄型化し、重量も433gから400gへ軽量化している。

本体デザインも刷新され、左側ベゼルを細くしたほか、新しいフロントライトシステムを導入。小型LEDを従来比2倍搭載し、均一な照明を実現したとしている。
新しいテクスチャ成形ガラスによって摩擦感のある書き味を改善。再設計されたディスプレイスタックにより、ペン先と描画位置のズレを抑えるパララックス低減も行われた。
付属のプレミアムペンも刷新され、従来の切り欠き形状から円形デザインへ変更。新たに「シェーダー」機能も追加され、陰影やグラデーション表現に対応する。
初のカラー対応「Colorsoft」OneDriveやOneNote連携にも対応

新たに追加された「Kindle Scribe Colorsoft」は、シリーズ初のカラーディスプレイ搭載モデルとなる。Amazon独自のColorsoftディスプレイ技術を採用し、カラーフィルターや窒化物LEDライトガイドによって、目に優しい柔らかな色表現を実現するとしている。
カラー表示だけでなく、10色のペンと5色のハイライトによるカラー書き込みにも対応。ビジネス資料への注釈追加やカラー図解、イラスト用途なども想定する。加えて、新たなレンダリングエンジンを採用し、カラー表示でも高速かつ滑らかな描画性能を確保したという。
ソフトウェアについては、Google DriveおよびMicrosoft OneDriveとのクラウド連携に対応。PDFだけでなくJPEGやPNGなどの画像ファイルもインポートできる。作成したノートはMicrosoft OneNoteへPDF形式でエクスポート可能となった。
ホーム画面UIも刷新され、新たに「クイックメモ」を追加。思いついた内容をすぐ記録できるほか、「前回の続き」表示によって最近使用した本やノートへ素早くアクセスできる。
ノートテンプレートも拡充され、新たに12種類を追加。合計30種類から選択できるようになった。手書きした図形を自動補正する「スマートシェイプ」機能も搭載する。
本体カラーはいずれもグラファイトを基本とし、Kindle Scribe Colorsoftの64GBモデルのみ新色「フィグ」を用意する。アクセサリーとしては、植物性レザーカバー(13,480円)、プレミアムレザーカバー(17,980円)に加え、新たに手帳型プレミアムレザーカバー(20,980円)も展開。同梱されるプレミアムペンも12,680円で単体販売する(価格はいずれも税込)。




