ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5/PlayStation 4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』に2025年1月アップデートを配信した。
今回のアップデートでは、新規収録車種として 「グランツーリスモ F3500-A」 「ホンダ シビック Si Extra (EF) ’87」 「ヒョンデ アイオニック 5 N ’24」 「トヨタ C-HR S ’18」 を追加。さらに、カフェのエクストラメニュー、ワールドサーキットのレースイベント、「グランツーリスモ・ソフィー」 の対応コース、スケープスの特集を新たに追加する。
以下、アップデートの詳細 (リリースから引用) 。
新規収録車種
グランツーリスモ F3500-A
※ブランドセントラルで購入可能
いにしえのF1に範をとったオリジナルフォーミュラマシン。
F3500-Aは、1990年代初期のF1への憧憬から生まれた、グランツーリスモ独自のフォーミュラマシンです。
そのなりたちは、シャシーが当時主流だったメス型成形によるカーボンファイバー製。組み合わされるサスペンションも、プッシュロッドとベルクランクが横倒しのショックアブソーバーを作動させる、往時のレイアウトを踏襲している。パワーユニットは、軽量・コンパクトな3.5L自然吸気V型12気筒エンジン。ニューマチックバルブの採用で最高15,000 rpmを可能とし、可変長ファンネルによる吸気システムが全域に渡る分厚いトルクを生む。高回転時の泣き叫ぶようなエキゾーストは、過給機に頼らない内燃機関ならではのサウンドです。トランスミッションは、パドルシフトを備えた6速セミオートマチック。リアのディフューザー形状に影響しないよう、小ぶりな横置き設計がなされています。
空力的なトピックは、モノコック前端を持ち上げたハイノーズ型であること。フロントウィングは現代のような吊り下げ式ではなく、ノーズから斜め下方に延びて広がるアンヘドラルタイプです。リアも含めたウィングは、エンジンカウルと合わせて形状を選択可能で、好みのタイプがチョイスできます。
歩みをとめることのないフォーミュラマシンの進化。F3500-Aはそんな進化を確認するための、ひとつのベンチマークといえるのかもしれません。
ホンダ シビック Si Extra (EF) ’87
※ユーズドカーで購入可能
ツーリングカーレースを席巻。名機ZCを積む4代目シビック。
1987年、ホンダ シビックにフルモデルチェンジが行なわれ、4代目へと生まれ変わりました。愛称はグランドシビック、型式はEF型です。
スタイリングは先代の面影を残しつつモダナイズさせた印象で、ボディサイズもわずかに拡大。しかし最大の特徴は、プラットフォームを一新し、足まわりも4輪ダブルウィッシュボーンへと刷新されたことです。ホイールベースも大幅に延長され、さらに安定感を増したスポーティな走りを楽しめるモデルへと進化していました。
車体のバリエーションは3ドアハッチバック、4ドアセダン、5ドアのシャトル、その商用モデルであるプロの4タイプと変わりはありません。そしてもうひとつ不変だったのは、直列4気筒1.6LのDOHCエンジンを搭載するスポーツモデルがラインナップされていたことです。グレード名もSiを踏襲しています。またSiの装備を充実させたSi Extraというグレードも、このモデルで追加となっています。
搭載するZC型ユニットは、圧縮比の向上や吸排気系の通気抵抗ダウン、ピストンのフリクション軽減などの改良を受け、ネット値で最高出力130 PS、最大トルク14.7 kgfmを発揮しています。先代であるワンダーシビック時代の数値は135 PSに15.5kgfmとなっていますが、それはグロス値での表記。ネット値ではグロス値より約15%ほど低い数値を示すため、新型に搭載されたZC型ユニットは事実上のパワーアップを果たしている計算になります。
SiとSi Extraは全日本ツーリングカー選手権(JTC)などでも大活躍。1988年から投入されて第3戦で初優勝を遂げると、このシーズンのドライバーズタイトルとマニュファクチャラーズタイトル、翌1989年のマニュファクチャラーズタイトルを獲得する強さを見せました。
ヒョンデ アイオニック 5 N ’24
※ブランドセントラルで購入可能
BEVの常識を覆す驚異のドライビングマシン。
ヒョンデ初のEV専用モデルとして、2021年にデビューしたアイオニック 5。モダンなたたずまいと優れた使い勝手を誇るこのクルマには、強烈な隠し玉がありました。2023年にヴェールを脱いだ「N」です。
韓国・南陽(Namyang)とドイツ・ニュルブルクリンク(Nürburgring)。ヒョンデにおけるNとは、この2つの開発拠点の頭文字に由来する高性能の証。ヒョンデはこの名を与えることで、アイオニック 5をドライビングプレジャーの塊へと一変させました。
駆動方式は、前後車軸にモーターを配した4WD。双方を合わせた出力は、オーバーブースト時で478 kW(650 PS)/770 Nm(78.5 kgfm)に達します。しかもこのパワーは前後配分を変更でき、リア寄りにセッティングすれば2トン超の車体をドリフトさせることも可能。ブレーキの回生力を利用した8速DCTも疑似再現している上、高揚感を演出するためにエキゾースト音も発生します。
内外装にも専用パーツを満載したアイオニック 5 N。BEVの可能性を拡張する「怪物」です。
トヨタ C-HR S ’18
※ブランドセントラルで購入可能
ニュル24時間レースにも挑んだ異色のクロスオーバーSUV。
カローラやヤリスなど、多くの世界戦略車を抱えるトヨタ。そのトヨタが21世紀の新たなグローバルカーとして開発したのが、2016年に登場したC-HRです。
最大の特徴は、コンパクトなクロスオーバーSUVであること。人々の多様なライフスタイルにミートさせるべく、SUVの居住性とクーペのアクティブさを併せ持つ新たなクルマを生み出したといえます。
土台となったのは、2015年に4代目プリウスが初採用したトヨタの新世代プラットフォームTNGA。足まわりはフロントに新開発のストラット、リアにダブルウィッシュボーンをおごり、そこへ複雑な面構成のクーペ風ボディを組み合わせました。
パワーユニットは4代目プリウスと共通の1.8Lハイブリッドと、ダウンサイジングエンジンを積む1.2L 4気筒ターボの2種類。前者は前輪駆動で、後者は4輪駆動となる。ここで紹介するSは、日本用に設定された17インチホイールを履くハイブリッドのエントリーグレードです。
トヨタの予想通り、C-HRは世界各地で支持を集め、ベストセラーモデルとなった。優れた使い勝手や経済性を誇りつつも、プロトタイプがニュルブルクリンク24時間レースに挑むなど、スポーツカー的な側面も備えた、異色のクロスオーバーSUVといえるでしょう。
カフェ
新しいエクストラメニューとして、以下の新メニューを追加。
- エクストラメニュー No.43 コレクション「グループC」(要コレクターズレベル47)
ワールドサーキット レースイベント
ワールドサーキットに以下のレースイベントを追加しました。
- サンデーカップ
京都ドライビングパーク・雅 - ジャパニーズ・FFチャレンジ 450
サルディーニャ・ロードトラック・C - ワールドツーリングカー 600
インテルラゴスサーキット
グランツーリスモ・ソフィー
次世代レーシングAIエージェント「グランツーリスモ・ソフィー」が、新たに下記のコースに対応しました。対応コース内の「クイックレース」より、「グランツーリスモ・ソフィー」とのレースをお楽しみいただけます。
- インテルラゴスサーキット
- マウントパノラマ
スケープスの特集追加
特集に「Chromatic Drive」を追加しました。
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(画像提供:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)