
エレコムは5月26日、親指操作タイプのトラックボールマウス「IST」シリーズの新モデル「IST PLUS」を発表した。発売は2026年6月下旬を予定している。
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「IST」は、Industry Standard Trackballsを意味するシリーズで、トラックボールの業界標準を目指して展開されてきた製品群だ。
2023年に発売した初代モデルは、自然な角度で手を置けるエルゴノミクス形状や、支持ユニットを交換できる独自構造によって注目を集めた。一方で、ユーザーからは「複数デバイスを切り替えて使いたい」「設定を本体側に保存したい」といった声も多く寄せられていた。今回の「IST PLUS」は、そうしたフィードバックを反映したアップデートモデルという位置付けになる。

Bluetoothと2.4GHz無線に対応し、最大3台までのマルチペアリングに対応。さらに、ボタン割り当てやポインター速度などの設定を本体に保存できるオンボードメモリを新たに搭載した。会社PCやタブレットなど、専用ソフトを導入できない環境でも、普段の設定をそのまま持ち出せる。

本体には直径36mmの大型ボールを採用。支持ユニットは工具なしで交換できる構造を継承しており、用途や好みに応じて操作感を変更できる。ラインアップは、静音性と滑らかな操作性を重視した「ボールローラー」モデルと、ミネベアミツミ製の高性能ベアリングを採用した低摩擦仕様の「ベアリング」モデルの2種類を用意する。

センサー解像度は標準500DPIで、専用ソフト「エレコム マウスアシスタント」を利用することで100〜4000DPIまで調整可能。ボタン数はホイールクリックを含む5ボタン構成で、すべてに静音スイッチを採用した。
電源は単3形電池1本で、アルカリ乾電池使用時の電池寿命は最長約2年1カ月。本体サイズは約96×126×52mm、重量は約120g(電池含まず)。

新共通レシーバー「ELECOM Bridge E」採用。最大7台接続に対応

IST PLUSでは、新規格のUSBレシーバー「ELECOM Bridge E」を採用した。1つのレシーバーに対して最大7台までの対応機器を登録できる共通レシーバー規格で、USBポートの少ないノートPC環境でも扱いやすい。
本体側には3つの接続チャンネルを搭載しており、初期設定ではCH1とCH2がBluetooth、CH3が2.4GHz無線に割り当てられている。接続先の切り替えは本体上部のボタンから行えるため、マウスを持ち上げる必要がない。
専用ソフトを使えば、各チャンネルの接続方式を変更することも可能だ。たとえば、Bluetooth利用が制限されている環境では、3系統すべてを別々のUSBレシーバー運用に設定できる。逆に、すべてBluetooth接続に統一する構成にも対応する。

また、エレコムはソフトウェア面の機能拡張も進めている。発売時には「エレコム マウスアシスタント Ver.6.3.0」を提供予定で、IST PLUS対応に加え、Bridge設定機能やプロファイル管理機能の強化、UI刷新を実施する。
ちなみに、今後は「HUGE PLUS」のオンボードメモリ対応や、トラックスクロール機能の改良、カスタムマクロ機能追加なども計画しているという。
メンテナンス性も強化、旧モデルとの互換性も確保

メンテナンス性の高さもISTシリーズの特徴のひとつだ。ボールは本体裏面から押し出して簡単に取り外せるほか、新開発のボールローラーユニットは水洗いにも対応する。内部にはゴミを排出しやすい構造も取り入れられており、長期間の安定動作を狙った設計になっている。

あわせて、専用アクセサリー「ボールメンテナンスキット」も投入する。フッ素コーティング液、専用ハケ、クリーニングクロスを同梱し、摩擦低減と滑走感の回復を目的とした製品だ。速乾性が高く、塗布後約5秒で利用可能になるとしている。
なお、メンテナンスキットや交換用支持ユニットは初代ISTとも互換性を確保しており、既存ユーザーも新しい操作感を導入できる。

店頭予想価格は、ボールローラーモデルが8,380円、ベアリングモデルが10,980円(どちらも税込)。エレコム公式ダイレクトショップでは、5月26日12時から6月14日まで数量限定の先行予約販売を実施し、各モデルを2,000円引きで販売する。

