[レビュー]iMac Retina 4Kディスプレイモデルを実際に使ってみた。

もうかれこれ2ヶ月近く経つだろうか。AppleiMacシリーズをアップデートし、「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」をリリースしたのは10月末だ。

iMac-Spec表

昨年にiMacの27インチディスプレイモデルが5Kの解像度に対応し、初のRetinaディスプレイモデルとなった。MacBook Proを使っている僕からすると、Retina画面は既に必須要件になってしまっていたため、それ以来ずっと購入していなかったiMacの新型導入をしばらく検討していた。

そして、今年10月にiMacの21.5インチモデルの新型に4Kディスプレイモデルが登場したのを機に「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」を買ってみたのでご紹介する!

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梱包から美しいiMac

今回も僕好みにカスタマイズするためにApple公式サイトで注文をした。注文から約1週間ほどで到着するとのこと。

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到着した「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」。iMacシリーズは「なぜこうも美しいのだろうか」と毎回疑問になるほど徹底された梱包。

開封

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今回は同じ仕事をしている仲間も同時に購入したため、2台の「iMac」が並ぶのは壮観だった。

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合わせて、先日iMacと同時にアップデートされたMagic Keyboard」「Magic Trackpad 2」「Magic Mouse 2も並べてみた。これら新型デバイスのレビューは後日また改めてしようと思う。

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購入したモデルのスペックと外観

購入した「iMac」のカスタマイズ内容

今回購入したモデルは、「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」。スペックについては注文段階で幾つかアップグレードカスタマイズしており、基本スペックに加えて、RAMを8GBから16GBに、HDDを2TBのFusion Driveに変更してある。

外観

「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」は、以前のiMacのデザインをそのまま踏襲しているため、外観の変更点はほぼない。

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背面の電源ボタンや、端子類の配置も前と変わらずだ。

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端子は左からイヤホン端子と、SDXCカードスロット、4つのUSBポート、2つのThunderbolt 2ポート、ギガビット対応のLANポートを搭載している。

相変わらず美しいデザインであることには変わりなく、配線を後ろで全て隠せるようになっているため、デスクトップ周りがごちゃごちゃしないのもグッドだ。

USB端子が前にないことで、接続するのに手間がかかるという人もいるかもしれないが、僕は配線が見えてるのはあまり好きではないのでむしろ背面の方がありがたい。

21.5インチ型ディスプレイは非常にコンパクト

正直、僕にとって21.5インチの購入は「賭け」だった。

なぜなら僕はもともと「iMac 27インチモデル – Late 2012」を使用していたからだ(OSが「Moutain Lion」の頃に発売したモデル)。

今回購入したのは21.5インチモデルと、前使っていたモデルに比べると大分画面が小さくなる。そのため作業効率面などでかなり不安はあった。

だが、実際に使ってみると「4K」という高い解像度であることで、表示できる情報量が増えたことと、もともとマルチディスプレイで作業していて今回もサブディスプレイを使用するため、従来の作業に困ることは何一つなかった。

特に、解像度に関しては従来モデルよりも約4.5倍の大きさになっていることもあり、文字の綺麗さだけでなく、それぞれのアプリケーションを少し小さめに表示しても見えづらかったり、何か作業に困ることはないという感じだ。

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今まではサブディスプレイがあるとないとでは作業効率が段違いであったが、今ではサブディスプレイに表示させる機会が少なく、iTunesやYouTubeといった垂れ流しアプリくらいでしか使う機会が減ってしまった。解像度の拡大のおかげで、むしろiMacの画面だけで十分じゃないかと思うくらいになってしまっている。

そして、21.5インチという画面サイズは数字で見ると小さく感じられるが、実際に使っていると高解像度のおかげでそれ以上の大きさのように感じるほど。27インチモデルを使っている時とあまり変わらず使えているような気がする。

ただ少し離れてiMacを見ると、やはり端末自体のサイズとしては小さく、今まであったデカディスプレイが小さくなったことで、デスクがかなりスッキリした。それほどコンパクトでパワフルなMacに仕上がっているということだろう。

「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」は買いか

従来のモデルに比べるとスペックも大幅に改善されているわけではなく、解像度以外には特筆する箇所は存在しない。なのでここ1~2年で新しくMacを買ったユーザーからすれば大して代わり映えのしないものになるため、正直、購入する必要は特にないように感じられる。

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そもそも今回、僕がなぜ「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」を購入したのかと言うと、何といってもディスプレイの解像度の高さにある。

僕は「iMac 27インチモデル2012 Late」をしばらく使っていたのだが、2年前に「MacBook Pro Retina」を購入してからというもの、Retina画面で文字の綺麗さが格段に向上したこともあり、iMacの使用頻度が激減していた。持ち運びができる「MacBook」に比べて据え置きでしか利用することができない「iMac」に正直そこまで魅力を感じていなかった、というのもある。

もちろん今回導入した「iMac」も持ち運ぶのは現実的ではないが、それでも文字の綺麗さは本当に大事だと思う。おかげでしばらく使っていなかったiMacの利用頻度が増え、外出時には「MacBook」、それ以外は「iMac」といった使い分けをするようになった。

ただ、これは僕の場合の話で、「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」は先で述べた通り、非常にパワフルな端末になっているのは間違いない。どんな人が使っても使いやすいような仕組みになっているので、初心者からハイエンドユーザーまで楽しむことができるスペックになっていると思う。

出来れば購入段階で多少のスペックアップはしておきたいが、見るところ基本スペックでも日常使いには全く問題ない性能なので、「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」を「買いたい!」と思う人には購入をオススメできる端末であることは間違いない。

僕は購入段階で、ほとんどの項目でアップグレードしているので、エントリーモデルの購入を検討している人には参考にはならないかもしれないが、「OS X El Capitan」やアプリはサクサク動作しており、無線LANも11ac / MIMOに対応しているため高速なブラウジングをすることができている。今後長い間、このiMacを使えそうなので、大事に使っていきたいと思う。

僕のように3年以上前のiMacを利用している人や、iMacの21.5インチモデルでRetina画面が登場するのを待っていた人は導入を検討してみてはいかがだろうか。

iMacには4Kディスプレイモデルと27インチモデルの5Kディスプレイモデルが存在する。スペックなどについてはこちらで詳しくまとめているので、気になる方はこちらからどうぞ!

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