「iPhone 7s」のロジックボードを撮影した写真や動画が公開 「A11」プロセッサの搭載は確定か

今年、Appleが発表する3つの新型iPhoneのひとつである「iPhone 7s」のロジックボードを撮影した写真や動画がインターネット上に流出している。

「iPhone 7s」は、昨年秋に発売した「iPhone 7」にワイヤレス充電など一部の新機能が搭載され、背面がガラスパネルに置き換えられた新型iPhoneだが、あくまでも旧デザインを踏襲したマイナーアップグレードモデル。有機ELディスプレイや顔認証機能が搭載の「iPhone 8」も同時に発表するとみられているが、「iPhone 7s」と「iPhone 8」は全く別の端末。

公開された画像や動画は以下のもの。Twitterで多数のリーク情報を公開してきた実績のあるBenjamin Geskin氏とSlashLeaksが公開したものだ。

まずは、Benjamin Geskin氏が公開した画像。じっくり見てみると「iPhone 7」で搭載されていたロジックボードと形状はとても似ているが、各パーツの配置等に若干の違いが存在する。

Geskin氏曰く、「iPhone 7s」には次世代チップの「A11」が搭載されるとのこと。先日、SlashLeaksが公開した「A11」チップ背面の設計が、今回のロジックボードの設計と一致することから、上記のチップが搭載されると彼は予想しているようだ。

つまり、これまでに公開された二つのパーツはどちらも本物である可能性が高く、さらには「iPhone 7s」シリーズに「A11」プロセッサが搭載される可能性はかなり高い。

ちなみに、ロジックボードには「3217」というタイムスタンプも印字されている(上記画像のオレンジ部分)。これは2017年の第32週(8月の上旬)に製造されたことを意味している。

そして、次にSlashLeaksが公開した動画。こちらも見た限り、Geskin氏が公開したものと同じものであると予想される。やはり「iPhone 7s」には「A11」プロセッサが搭載されるのだろう。

「A11」プロセッサは台湾のTSMC社が製造を請け負っており、今年6月に発売した新型「iPad Pro」に搭載された「A10X Fusion」と同じ10nmプロセスで製造が行われているとされている。つまり、16nmプロセスで製造された旧プロセッサ「A10 Fusion」よりも処理能力が大きく向上することが期待される。

「iPhone 7s」は、来月にも「iPhone 7s Plus」と「iPhone 8」と同時に発表されることが予想されている。搭載される機能やデザインについてはほとんどがすでに明らかになっている状況だが、細かい仕様については分かっていないことも多い。

また、発売も来月に開始される可能性が濃厚だが、価格や予約開始日などは未だに明らかになっていない。

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[ via MacRumors / SlashLeaks ]

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