ホンダから小型EV「Super-ONE」登場。エンジン音と変速感を再現、運転する楽しさを徹底的に追求

ホンダは5月21日、新型EV発表会を実施し、新型の小型電気自動車(EV)「Super-ONE」を翌22日に発売すると発表した。

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車内に響くエンジン音と変速の衝撃、EVの常識や軽の規格を超えた専用設計の威力

「Super-ONE」は、すでに展開している軽商用EV「N-VAN e:」や軽乗用EV「N-ONE e:」、乗用EV「INSIGHT」に続く、新たなEVラインアップとして誕生した。日々の移動を刺激的な体験に変えることを目指し、「e: Dash BOOSTER」という開発コンセプトを掲げている。

車名には、これまでのEVの常識や軽自動車の枠を超えたホンダならではの価値を届けるという想いが込められている。ベースとなっているのは「N-ONE e:」のプラットフォームだが、全幅を拡大した専用シャシーを採用することで、より高い走行性能と個性が追求された。

メインのターゲットユーザーは、若い頃にホンダのスポーツハッチに乗っていたり、EVの性能に魅力を感じている50代の男性。さらにサブのターゲットユーザーとして、免許取り立てで、80年代や90年代のモノに興味がある20代前半の男性を据えている。

具体的な仕様を見ると、車両重量は小型EVクラスで最軽量となる1,090kgに抑えられている。左右の車輪の間隔(トレッド)をベース車より40mm広げた1,345mmとし、大径ワイドタイヤを組み合わせることで、旋回時や高速走行時でも安定したハンドリングが味わえる。

パワーユニットには小型のe-Axleと薄型の高容量バッテリーを採用した。走行モードは「ECON」「CITY」「NORMAL」「SPORT」「BOOST」の5段階から選択でき、専用開発の「BOOST」モードでは最大出力を通常の47kWから70kWへと引き上げ、鋭い加速を見せる。

また、EVでありながら有段変速機のような変速感が得られる制御や、アクセル操作に連動してエンジンサウンドを車内に流す機能を備えており、スポーツカーを操るような感覚を楽しめるよう工夫されている。航続距離はWLTCモードで274kmを確保し、急速充電であれば約30分で80%まで充電できる。

車内空間では、ホンダの小型車として初めてBOSEと共同開発した「BOSEプレミアムサウンドシステム」を標準装備した。荷室に設置された大容量サブウーファーを含む8つのスピーカーが、臨場感のある音響を提供する。

また、9インチのGoogle搭載Honda CONNECTディスプレーを標準搭載し、Googleマップなどのアプリをクルマとスマートフォンの間でシームレスに利用することができる。

外観は、ワイドなタイヤを包み込むブリスターフェンダーによって力強い姿勢が強調されている。内装は、体をしっかり支える専用スポーツシートを採用し、青色の表皮を左右非対称に配置するなど遊び心を加えた。

安全面としては、14の機能を備えた先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備している。価格は339万200円(税込)で、国(約130万円)や自治体の補助金等(東京都の場合、補助金は60万円)を利用することで、約160万円程度からで購入することが可能だ。

ボディーカラーは新色の「ブーストバイオレット・パール」を含む全9バリエーションが用意されている。

クルマ取材
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