VITURE、3DoF内蔵XRグラス「VITURE Beast」国内展開。58度広視野角に対応

VITUREは5月25日、XRグラスのフラグシップモデル「VITURE Beast」の国内展開を発表した。2025年11月にグローバルで発表され、すでに海外メディアからも高い評価を得てきた本製品がいよいよ日本市場へ投入される。

本製品は、VITUREの現行ラインアップで最上位に位置付けられるXRグラス。従来モデルで展開してきた空間固定機能や映像体験を、本体単体で扱いやすくした点が特徴だ。

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3DoF内蔵で単体利用を強化、周辺機器なしで使えるXRグラスへ

米カリフォルニアに本社を置くVITUREは、2021年の設立以来、モバイルエンターテインメント体験の再発明を掲げてきた。

初代モデル「VITURE One」や、その後の「Luma」シリーズを展開する中で、ユーザーからは「もっと手軽に、アクセサリーなしで高度な機能を使いたい」という要望が多く寄せられたという。

Beastはこうした声に応えるために開発された。従来のモデルでは外付けの周辺機器が必要だった3DoF(空間固定)機能をグラス本体に内蔵したことで、単体でも利用しやすくなった。

映像表示にはソニー製の最新マイクロOLEDパネルを採用。視野角は市場でもトップクラスとなる58度を実現しており、4メートル先に174インチ相当の画面サイズで映像を表示できる。解像度は1200p、輝度は最大1250ニトに達し、120Hzの高リフレッシュレートにも対応している。

ただし、ハードウェア設計における大きな決断として、近視調整ダイヤルを搭載しなかった点が挙げられる。従来までの主要モデルでは、視力を補正する近視調整ダイヤルが標準的に備わっていたのに対し、Beastはあえてそのダイヤルを廃止した。

これは、3DoF機能のチップ内蔵や58度の広い視野角を優先しつつ、グラスの軽量化と映像の歪み抑制を両立させるための選択だ。視力補正が必要なユーザーに対しては、製品に同梱される専用のレンズフレームで対応する形をとっている。

グラス本体に内蔵されたスピーカーには、HARMAN社と共同開発したシステムを搭載。新幹線や飛行機などでも音漏れを防ぎながら自分だけのプライベートシアターを楽しめる。

また、本体のフレームにはアルミ・マグネシウム合金を採用し、レギュラーとラージの2サイズを用意することで、長時間装着時の負担軽減も図った。

「ダイナミック電子調光」にも対応し、グラスの透明度を9段階で調整できる。周囲の環境に応じて映像へ集中しやすくなるとしている。

さらに、AIを利用した2D映像のリアルタイム3D変換機能や、複数の仮想スクリーンを表示できる「SpaceWalker」アプリも用意。エンターテインメント用途だけでなく、作業用途も想定する。

国内での販売価格は82,880円(税込)。周辺機器として、Nintendo Switchとの連携を深めるモバイルドックや、8BitDoとコラボレーションしたXRグラス対応コントローラーも展開されており、ゲーム用途を意識した関連アクセサリー群も併せて展開される。

(画像:VITURE)

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