【スペック比較】SONY、新型スマホ「Xperia XZ Premium」と「Xperia XZs」を発表　スマホ史上初のスーパースローカメラ搭載モデル

現在、スペインのバルセロナで世界最大のモバイルイベント「MWC 2017」が開催中。

本日未明にはHMD Global（Nokiaブランド）や、LGの新型スマホが相次いで発表されているが、同時にソニーモバイルコミュニケーションズが新型スマホ「Xperia XZ Premium」と「Xperia XZs」を発表しているので、同端末の詳細をお伝えしよう。

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スマホとして初めてスーパースローモーション動画の撮影に対応

ソニーは本日、「MWC 2017」で、Xシリーズの最新モデル「Xperia XZ Premium」と「Xperia XZs」を発表した。これらのモデルは従来端末のアップグレード版であるだけでなく、カメラ性能や処理性能などを大幅に引き上げることに成功した端末だ。

「Xperia XZ Premium」

まず、「Xperia XZ Premium」について。同端末はXperiaの「X」シリーズでも、最上位モデルとして君臨する。

「Xperia XZ Premium」の最大の特徴は、最大960fpsのスーパースローモーション動画を撮影することができるという点。同機能が搭載されたスマホは、「Xperia XZ Premium」が世界で初めてのモデルであるとのこと。

「Motion Eyeカメラシステム」と名付けられた新しいカメラの有効画素数は1,900万画素、センサーにはソニーが独自で開発したメモリ積層型CMOSセンサーが搭載されている。

また、被写体の動きを検知することで、シャッターを押し込む直前の写真も撮影することができる先読み撮影機能も搭載。ユーザーは決定的瞬間を逃さすに撮影することができるようだ。

搭載されるプロセッサは「Snapdragon 835」。RAM容量は4GB、ストレージは64GB。ディスプレイサイズは5.5インチで、「Gorilla Glass 5」を採用。肩くらいの高さから落としても割れないような強化ガラスが使用される。

ディスプレイは4K（2160×3840ピクセル）のHDR画質をサポートする。HDRに初めて対応したことで、より明るく豊かな色域表現が可能になった。ちなみに、4Kサイズのディスプレイを搭載したモデルは「Xperia Z5 Premium」以来となるため、SONYが発売したモデルとしては約1年半ぶり。

充電ポートは、今流行りのUSB-Cポートを採用。規格は「USB 3.1」なので、最大5Gbpsでのデータ転送が可能になる。また、防水防塵機能も搭載するため、かなりタフな端末に仕上がっているようだ。

カラーラインナップは鏡面仕上げの「ルミナスクロム」と、深海のように深みのある青っぽい黒色モデル「ディープシーブラック」の2種類。発売は2017年春。

「Xperia XZs」

次に、「Xperia XZs」について。こちらは、2016年に発売された「Xperia XZ」のアップグレードモデル。

デザインはそのままに基本性能を向上した端末で、RAM容量が3Gから4GBに向上している。また、リアカメラも「Xperia XZ Premium」で採用されている「Motion Eye」カメラが搭載されるため、先読み撮影や、スーパースローモーション動画の撮影にも対応する。

充電ポートはこちらも「USB-C」。バッテリー容量は2,900mAhで、急速充電規格「Quick Charge 3.0」に対応する。

ディスプレイサイズは5.2インチ、フルHD(1,920×1,080)画質をサポート。プロセッサは「Snapdragon 820」が使用され、ストレージ容量は32GBと64GBの2種類が用意されるようだ。

カラーラインナップは、「アイスブルー / ウォームシルバー / ブラック」の3色展開になっている。発売は2017年4月。

以下に、今回発表された「Xperia XZ Premium」と「Xperia XZs」、そして昨年発売した「Xperia XZ」の3機種の比較表を掲載しておく。スペックを比較するときなどに参考にしてほしい。