株式会社セガは9月25日、アトラスの完全新作ファンタジーRPG『メタファー：リファンタジオ』の完成披露会 ｢ワールドメタファーサミット｣ を都内で実施した。10月11日の発売を前に、本作の魅力や開発のちょっとした裏話などを含めたトークセッションを行った。
『メタファー：リファンタジオ』は、アトラスの ｢スタジオ・ゼロ｣ が『PROJECT Re FANTASY』として制作を進めていた完全新作タイトルだ。
物語の舞台は、王の暗殺により続治者を失ったユークロニア連合王国。混迷と不安が渦巻くなか、歴史上前例のない ｢選挙魔法｣ が発動。全国民を巻き込んだ王位争奪戦が勃発してしまう。主人公は、彼の相棒である妖精 ｢ガリカ｣ とともに、王子にかけられた呪いを解くため広大な大陸を巡る旅に出る。彼らは旅の目的のため選挙へと参加することを決意し、旅の中で様々な種族の仲間たちと出会い、絆を深めていく。
本作は、アクション性とコマンドバトルが融合した独自のバトルシステム ｢ファスト＆スクワッド｣ を採用する。フィールド上で敵を攻撃し格下の敵を倒せる ｢ファスト｣ と、パーティーで戦略的に戦う ｢コマンドバトル｣ を使い分けるながら、難敵の潜む迷宮での戦いに挑む。
｢コマンドバトル｣ の際には、アーキタイプに変身して戦うことができる。種類ごとに強力なスキルをもっており、パーティメンバーの能力と合わせることで戦略的な戦い方ができるという。
本作は『ペルソナ3』『ペルソナ4』『ペルソナ5』などを手掛けた橋野桂氏、副島成記氏、目黒将司氏らが参加している作品ということもあり、多くのユーザーが期待を寄せているタイトルだ。発売は10月11日を予定しており、Xbox Series X|S、PlayStation 5、PlayStation 4、Windows PC、Steamで展開される。
完成披露会の冒頭では、本作の楽曲においてボーカルを務める長現山妙常寺 住職の本良敬典氏が登場し、ライブパフォーマンスを披露した。
ライブパフォーマンスのあとには、MCのマフィア梶田氏と磯村知美氏に加えて、開発陣の橋野氏、副島氏、目黒氏が登壇し、本作の注目ポイントをあらためて紹介した。
まずゲームシステムの注目ポイントは、｢アトラスのRPGのやり方での旅が楽しめる｣ 点であるとのこと。旅の最中には、目的地に行くために複数のルートの中から好きなルートを選べる上に、寄り道も自由にできる。
キャラクターに関しては、特徴的なファッションが素晴らしいとMCの2人が絶賛。開発時には世界観を決めるのと同時並行で衣装を決めており、｢ペルソナ｣ シリーズのような現代的なファッションと、ファンタジーならではの異世界感をどう融合するかというのが一番最初に取り掛かった課題だったとのこと。
今作の楽曲については、ストリングスを大所帯で録音することで生々しい弦楽曲が取れたという。ただし、目黒さん自身が頑張って打ち込んだストリングスもあるとのことで、作中の楽曲を聴いたときに、生音なのか打ち込みなのかも楽しんでもらえれば、と語った。
また、新情報として、物語導入部を丸ごと遊べるプロローグ体験版の無料配信が発表。PlayStation 5やXbox Series X|Sではすでに配信がスタートしており、Steam版も26日深夜1時頃から配信を開始する。
プロローグ体験版は、序盤のストーリーを知るための2〜3時間に加えて、自由に動けるようになってから2〜3時間ほど、合計して5〜6時間という大ボリュームになっているという。体験版のデータは本編に引き継ぐことができる。
今回の発表会では、日本初公開となる実機プレイも公開。｢旅｣ に関する体験ができるモードで、鎧戦車の中でヒュルケンベルグと交流して絆を深めるシーンや、主人公がお風呂に入ってステータスをアップさせる様子、目的地の途中で村に立ち寄って買い物をしたり、絶景を楽しんだりと寄り道をする様子などが紹介された。こちらの試遊に関しては、明日から開催される ｢東京ゲームショウ2024｣ でのセガ／アトラスブースでプレイすることが可能だ。
実機体験のあとには、本作のボーカルを務める本良氏が再度登場し、本編のPVに合わせて本良氏とTGS2024オフィシャルコスプレイヤー (主人公・ストロール・ヒュルケンベルグ・ルイ) の方々によるライブパフォーマンスが実施された。
ライブパフォーマンスの終了後には、サプライズゲストとして平成ノブシコブシの吉村崇さんが登壇。本日は報道陣や一般の方々と一緒に会場でライブパフォーマンスを楽しんだとのことで、本作を楽しみにしていると語った。
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