「AirPods 5」発表。ANCを全モデルに搭載、23,800円から9月18日発売

Appleは9月9日(現地時間)、新型ワイヤレスイヤホン「AirPods 5」を発表した。イヤーチップを使わないオープンイヤー型のデザインを維持しながら、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や音質を強化した新モデルだ。

「AirPods 4」では上位モデルのみだったANCを、今回は2モデルとも搭載。価格は23,800円(税込)からで、上位モデルにはステムをスワイプして音量を調整する機能やワイヤレス充電ケースも用意する。

日本、米国、その他65以上の国と地域で9月10日から注文を受け付け、9月18日(金)に発売する。

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「AirPods 4」の後継、オープンイヤー型にANCを標準搭載

「AirPods 5」は、2024年に発売された「AirPods 4」の後継モデルにあたる。イヤーチップで耳をふさがないオープンイヤー型を採用しており、周囲の音を聞きながら音楽や通話を楽しめるAirPodsとして展開する。

Appleは「AirPods 4」で、オープンイヤー型として初めてANC搭載モデルを用意した。通常モデルとANC搭載モデルの2種類を展開していたが、「AirPods 5」ではANCを2モデルとも標準搭載。より手頃なモデルでもANCを利用できるようにした。

Appleによれば、「AirPods 5」は新しいマルチポート音響アーキテクチャと改良されたコンピュテーショナルオーディオによって、「AirPods 4」のANC搭載モデルと比べて最大50%多く外部ノイズを低減できるという。

透明モードも改良し、周囲の声や音をより自然に聞けるようにした。周囲の環境に応じてANCと透明モードを自動的に切り替える「アダプティブオーディオ」にも対応する。

会話を始めると再生中のメディアの音量を自動的に下げる「会話感知」も搭載。音楽を聴きながら誰かと話すときにも、イヤホンを操作する手間を減らせる。

音質も改良した。新しいマルチポート音響アーキテクチャと次世代Adaptive EQを採用し、さまざまな耳の形状に合わせて、より豊かで細かな音を再生できるとしている。

パーソナライズされた空間オーディオにも対応し、より没入感のある立体的なサウンドを楽しめる。本体の耐久性も高めており、雨や汗、ほこりへの耐性を強化した。

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上位モデルは音量スワイプとワイヤレス充電に対応

「AirPods 5」には、129ドルのモデルと149ドルの「AirPods 5 with Wireless Charging Case」の2種類がある。

129ドルの「AirPods 5」は、ANCを有効にした状態で最大4時間の再生が可能。充電ケースを併用すると最大20時間再生できる。ANCを搭載しながら、「AirPods 4」のANC非搭載モデルと同じ価格に設定された。

149ドルの「AirPods 5 with Wireless Charging Case」は、ANC使用時の再生時間が最大5時間。再設計したバッテリーセルを採用し、充電ケースを併用するとANC使用時に最大22時間再生できる。

上位モデルでは、オープンイヤー型のAirPodsとして初めて、ステムを上下にスワイプして音量を調整できるようになった。AirPods Proで採用されている操作方法を取り入れた形だ。

付属するワイヤレス充電ケースは、Apple Watchの充電器、Qi対応充電器、USB-Cによる充電に対応する。

「AirPods 5」は、Apple Intelligenceを使った機能にも対応する。Apple Intelligence対応のiPhoneと組み合わせれば、Siri AIをハンズフリーで利用できる。

Siri AIでは、メッセージやメール、写真などの個人情報をもとに質問したり、アプリを操作したりできる。たとえば、友人がメッセージで勧めていた曲を再生したり、メールに記載されたレストランの予約をもとに道順を調べたりといった操作が可能になる。

AirPodsからSiriに話しかけるだけでなく、首を縦に振って「はい」、横に振って「いいえ」と答える「Siri Interactions」にも対応する。

ライブ翻訳も利用できる。Translateアプリで必要な言語を設定したうえで、両方のステムを同時に押す、「Siri、ライブ翻訳を開始」と話しかける、iPhoneのアクションボタンを使うといった方法で起動できる。

ライブ翻訳はApple Intelligenceを利用して会話を別の言語に翻訳する機能で、ANCとコンピュテーショナルオーディオを組み合わせて動作する。今回の「AirPods 5」だけでなく、対応するAirPods全体で利用できる。

Apple Intelligenceは9月14日にiOS 27とともに提供開始され、日本語を含む複数の言語に対応する。Siri AIはiOS 27でベータ版として提供され、まず英語に対応。日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語には10月に対応する予定だ。

なお、Siri AIは当初、EUではiOS、iPadOS、watchOS向けに提供されない。また、Siri AIは13歳未満のユーザーには提供されない。

環境への配慮も進めている。「AirPods 5」には全体の40%に再生素材を使用。ワイヤレス充電ケースには70%の再生プラスチック、バッテリーには100%再生コバルトを採用した。サプライチェーンでは35%の再生可能エネルギーを使用して製造。紙製パッケージには100%繊維素材を使用している。

「AirPods 5」は23,800円(税込)、「AirPods 5 with Wireless Charging Case」は27,800円(税込)。日本、米国、その他65以上の国と地域で9月10日から注文を受け付け、9月18日(金)から販売を開始する。

(画像:Apple)

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