Apple Watch Series 12/Ultra 4発表。71,800円から、9月18日発売

Appleは9月10日(日本時間)、新型スマートウォッチ「Apple Watch Series 12」と「Apple Watch Ultra 4」を発表した。新しいヘルスセンシングシステムを搭載して心拍数などの測定を強化したほか、会話を15秒さかのぼって文字起こしできる「ライブ早戻し(Live Rewind)」などの新機能にも対応する。

価格は「Apple Watch Series 12」が7万1800円から、「Apple Watch Ultra 4」が14万2800円から。両モデルとも9月10日から予約注文を受け付け、9月18日に発売する。

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「Apple Watch Series 12」は素材とカラーを拡充

「Apple Watch Series 12」は、日常的な健康管理やフィットネス、通知確認など幅広い用途に向けたスタンダードモデルだ。

ケース素材はアルミニウム、チタニウム、セラミックの3種類。アルミニウムはスペースグレイ、ブラック、ライトゴールド、ダークブロンズ、チタニウムはポリッシュド・ラディアントゴールドとナチュラル、セラミックはパールホワイトとナイトブルーを用意する。

アルミニウムには100%再生アルミニウム、チタニウムには100%再生チタニウムを使用。アルミニウムモデルの前面には「Ceramic Shield 2」を採用し、従来のIon-Xガラスと比べて耐久性を60%高めたとしている。「Apple Watch Hermès」ではラディアントゴールドのチタニウムケースも選択できる。

搭載するチップは新しい「S11」。省電力性を高めた常時稼働プロセッサーで、音声処理を安全に行うための専用オーディオバッファも備える。CPU、GPU、Neural Engineは「A20 Pro」をベースとしており、Appleは同社で最もパワフルなウェアラブル向けチップと説明している。

バッテリー駆動時間は通常使用で最大24時間。15分の充電で最大12時間使用できる。

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「Apple Watch Ultra 4」は長時間の運動やアウトドアに対応

「Apple Watch Ultra 4」は、スポーツやアウトドアなど、よりハードな使い方を想定した上位モデルだ。

ケースはブラックチタニウムとナチュラルチタニウムの2色を用意し、新しいチタニウムバンドも展開する。「Apple Watch Series 12」と同じく「S11」を搭載する一方、長時間の利用に対応するため、より大容量のバッテリーを備える。

バッテリー駆動時間は通常使用で最大50時間、低電力モードでは最大84時間。GPSと心拍数測定をフルに使用するワークアウトでは最大18時間、さらに長時間の「拡張/最大ワークアウト」モードでは最大45時間としている。100マイルレースのような長時間競技も想定した仕様だ。

心拍数測定を強化。「ライブ早戻し」で会話も振り返れる

「Apple Watch Series 12」と「Apple Watch Ultra 4」には、新しい「ヘルスセンシングシステム」を搭載した。心電図(ECG)用電極の表面積を同じ筐体サイズのなかで拡大して皮膚との接触を改善したほか、光を効率よく取り込めるようフォトダイオードをリング状に配置。より大きく、消費電力を抑えた緑色LEDも採用した。

心拍数は5秒ごと、心拍変動(HRV)は5分ごとに測定する。Appleは、ウェアラブルデバイスとして最も正確な心拍数トラッキングを実現したとしており、ランニング、サイクリング、HIITなどを行う数百人を対象に、ECG胸部ストラップを基準として精度を検証したという。

心拍数アプリも更新され、文字盤のコンプリケーションでもより頻繁な測定結果を確認できるようになる。

運動や休養の判断を支援する「準備度」機能も追加する。最近のアクティビティ、バイタル、睡眠などを分析し、その日のコンディションをスコアとして表示。「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」の4段階で状態を確認でき、トレーニングの強度を上げるか休むかを判断する材料として使える。Apple Watchだけでなく、iPhoneのフィットネスアプリからも確認できる。

iPhoneのヘルスケアアプリも年内に刷新する。Apple Intelligenceを利用した要約やパーソナライズされたアドバイスに加え、「インサイト」タブを新設。睡眠、VO2 maxの記録、レディネス、心臓の健康など、さまざまな情報をまとめて確認できるようになる。

さらに、Apple Watchで測定したVO2 maxや睡眠データと血液検査のバイオマーカーを組み合わせ、健康状態を実年齢と比較する「Health Age」も導入する。「Longevity」タブでは睡眠、運動、心臓の健康など、長期的な健康状態に関する情報をまとめて確認できる。検査結果は手動入力できるほか、医療記録との同期にも対応する。

米国では、50種類以上のバイオマーカーを調べるQuestの血液検査を119ドルで提供する。また、iPhoneのカメラとApple Watchを運動中に組み合わせてVO2 maxを測定し、結果をすぐに確認できる新しいテストも用意する。刷新されたヘルスケアアプリは年内に米国英語から提供を開始し、その後ほかの言語にも対応する予定だ。

音声関連では「Audio Intelligence」を導入する。周囲のサイレン、警報、ドアベル、赤ちゃんの泣き声などを「音声認識」で検出し、Apple Watchに通知する。iPhoneが近くにない状態でも本体上で処理でき、聴覚に障害のあるユーザーへのアクセシビリティ機能としても利用できる。

「ライブ早戻し(Live Rewind)」では、直前15秒間の会話を文字起こしして確認できる。デジタルクラウンを2回押して呼び出す仕組みで、レストランで注文した料理の名前や、会話中に出てきた同僚のアイデアなどを後から確認するといった使い方を想定している。文字起こしした内容についてSiriに質問することも可能だ。

さらに「Siri Recap」では、会話を記録してタイトルや要約、重要なポイントを生成する。会議や保護者会など、ある程度まとまった会話を後から振り返る用途を想定しており、生成された内容はSiriアプリから確認できる。メモを取るタイミングはスケジュールを設定したり、コントロールセンターから操作したりできる。

プライバシーにも配慮し、これらの機能では生の音声を録音・保存せず、Appleが音声データにアクセスすることもないとしている。また、会話に参加している人物を識別することもない。文字起こしや「Siri Recap」のデータをiCloudで同期する場合はエンドツーエンド暗号化で保護する。

「ライブ早戻し」と「Siri Recap」はSiri AIを必要とし、英語版のベータ機能として年内に提供を開始する。その後、対応言語を順次拡大する予定だ。

「Apple Watch Series 12」は7万1800円から、「Apple Watch Ultra 4」は14万2800円から。両モデルとも9月10日から予約注文を受け付け、9月18日に発売する。

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(画像:Apple)

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