当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「Meta AI」のMac向けアプリが登場。画面共有や広告分析、Google Workspace連携に対応

Metaは8月19日、AIアシスタント「Meta AI」のMac向けデスクトップアプリを公開した。

ベータ版としてApple Siliconを搭載したMac(macOS 15以降)向けに提供を開始しており、画面共有や音声入力、Facebook・Instagramのアカウント分析、Google Workspaceとの連携など、仕事やコンテンツ制作に役立つ機能を備える。

Mac版は無料で利用できる。一方、高度なAI機能には利用制限が設けられており、使い続けるには有料の「Meta One」プランへの加入が必要になる場合がある。

スポンサーリンク

「Meta AI」は何ができる?

「Meta AI」は、Metaが提供するAIアシスタントだ。Web版やスマートフォン向けアプリなどで展開されており、質問への回答や文章作成、画像などのメディア生成、ファイルの読み取りといった用途に利用できる。

Metaは2026年に入ってからMeta AIの機能を相次いで拡充している。4月にはAIモデルをLlamaから「Muse Spark」に置き換え、5月にはより自然な音声会話やライブカメラを使ったアシスタント機能を追加した。7月にはMuseを使った画像生成機能をMeta AI、WhatsApp、Instagramに展開し、ThreadsのDMにもMeta AIを統合している。一部の画像生成機能はその後削除された。

直近では、macOSとLinuxで動作するターミナルベースのAIコーディングエージェント「Muse Code」も公開している。Metaはこうした機能を、個人の調べものや会話だけでなく、FacebookやInstagramを利用する企業やクリエイターの仕事にも広げようとしている。

スポンサーリンク

Mac版はコンテンツ制作やSNS運用を支援。できること、注意点は?

今回のMac版は、Macのデスクトップ上からMeta AIをすぐ呼び出せる専用アプリ。AppKitとSwiftUIを使って開発され、チャットなどのリッチなコンテンツにはWebKitを利用する。

「Quick Invoke」では、「Option+Space」キーを押すだけで、現在開いているアプリの上にコンパクトなMeta AIの入力欄を表示できる。Dockのアイコンを非表示にして、キーボードショートカットだけで起動する設定も用意されている。

ディクテーション機能では、ショートカットキーを押しながら話すと、その内容を文字に変換して別のアプリへ入力できる。メールや文書作成だけでなく、コードエディターなどでも利用できる。

画面共有にも対応しており、Macで開いている別のウィンドウをMeta AIの会話に紐付け、画面収録とアクセシビリティの権限を付与すると、ウィンドウ内に表示されたテキストを読み取ったり、スクリーンショットを取得したりできる。

たとえば、作成中のInstagram投稿や広告クリエイティブをMeta AIに見せて、内容について質問したり、改善案を求めたりできる。

この画面共有は、現時点ではMacをAIが直接操作する機能とは異なる。Meta AIが画面の内容を読み取り、その情報を回答に利用する仕組みだ。

さらに、FacebookやInstagramのプロフェッショナルアカウントを利用しているユーザーは、Meta AIと自身のアカウントや広告キャンペーンを連携できる。投稿のリーチ、いいね、シェア、保存などを分析し、過去の投稿でどのようなコンテンツが成果を上げたのかを調べたり、次に投稿する内容について提案を受けたりできる。

広告についても、自社アカウントのエンゲージメントや広告パフォーマンスなど、Metaが持つデータを踏まえて質問できる。公開されている競合ブランドの情報と比較しながら、競合がMeta上でどのようにコンテンツを展開しているのかを調べることも可能だ。

そして、Google Workspaceと連携でき、ドキュメントやスプレッドシート、業務用のメール、カレンダーなどの情報をMeta AIから参照できる。アカウントのデータとWeb上の情報を組み合わせ、資料やドキュメント、スプレッドシートなどを作成することも可能だ。

指定した日時にタスクを実行する機能も備えている。「毎週月曜日にInstagramのパフォーマンスをまとめる」と指示しておけば、定期的なレポートやブリーフィングを自動で作成できる。リマインダーも設定できる。

そのほか、サイドバーにはメディア管理、「Artifacts」、スケジュールしたタスク、会話履歴、「About Me」によるパーソナライズ設定などを用意。思考モードの切り替え、ファイルの添付、メディア生成なども利用できる。

なお、Google WorkspaceなどからMeta AIに共有したデータについては取り扱いに注意したい。Metaのプライバシーポリシーでは、Metaに共有したデータが将来のAIシステムのトレーニングや広告ターゲティングに利用される可能性がある。Meta AIには、会話を安全な環境で処理し、Meta側からアクセスできない「Incognito Mode」も用意されているので、そちらの利用も検討いただきたい。

関連リンク

(画像:Meta)