LG、有機ELテレビ2024年ラインアップ全3シリーズ15モデルを発表。最新プロセッサとAIの力で画質や音質が向上

LG エレクトロニクス・ジャパンは6月6日、報道陣向けに ｢2024年テレビ新製品発表会｣ を開催。有機ELテレビの2024年ラインアップを発表した。

2024年のラインアップは、4Kの ｢OLED G4｣ ｢OLED C4｣ ｢OLED B4｣ の全3シリーズ15モデルを展開する。各モデルの予想実売価格や発売予定日は以下 (価格はいずれも税込) 。

※ LGオンラインストアでの販売価格(税込)。

2024年モデルのうち、フラッグシップの ｢OLED G4｣ シリーズは、有機ELテレビとしては国内最大となる97型に加えて、83／77／65／55型の全5サイズを用意した。

｢OLED G4｣ シリーズの特長は、最新の ｢α11 AI Processor 4K｣ によって大幅にパフォーマンスが向上していること。LGによると、昨年モデルに比べてAIパフォーマンスは4倍、グラフィック性能は1.7倍、処理性能は1.3倍になっているという。

同プロセッサによる輝度向上テクノロジーと新たに搭載された ｢マイクロレンズアレイパネル｣ により、画面の輝度はLG史上最高となる最大150％の向上に成功。さらなる明るさを実現し、斜めから見たときの見やすさが向上している。

同プロセッサにより、ディープラーニングで高品質な画質を実現する ｢AIスーパーアップスケーリング｣ にAI超解像やナチュラル表情エンハンサー機能が加わって強化されたほか、AIが映像を分析して低解像度の映像を高精細にする ｢オブジェクト型リアルタイム映像処理｣ も、新たに注目対象をAIが判別するように。

さらに映像をリアルタイム解析し、制作者の意図や感性を画質に適用する ｢AIディレクター処理｣ や、BGMと環境音、音声をAIが分離させてリマスタリングすることで聞き取りやすくする ｢AIボイスリマスタリング｣ などのAI機能も備える。部屋に合わせて音場を調整する ｢バーチャルサウンド｣ も、昨年モデルから2チャンネル多い11.1.2chに強化されている。

テレビでゲームをプレイするユーザーのために、VRR適用時のリフレッシュレートも昨年モデルの最大4K/120Hzから最大4K/144Hzに強化した (97型の ｢OLED97G4PJA｣ は非対応) 。

｢OLED G4｣ シリーズのほかには、ハイグレードモデルの ｢OLED C4｣ シリーズとスタンダードモデルの ｢OLED B4｣ シリーズも展開する。それぞれ、｢OLED C4｣ シリーズは83／77／65／55／48／42型の6モデル展開。｢OLED B4｣ シリーズは77／65／55／48型の全4モデル展開だ。

最上位モデルとの違いは、まずは搭載プロセッサが異なること。｢OLED C4｣ シリーズは ｢α9 AI Processor 4K｣ を、｢OLED B4｣ シリーズは ｢α8 AI Processor 4K｣ を搭載する。また、部屋に合わせて音場を調整する ｢バーチャルサウンド｣ は、｢OLED C4｣ ｢OLED B4｣ シリーズどちらも9.1.2chの対応となる。

2024年のテレビ新製品は、壁掛け・壁密着設置に力を入れるとのことで、発売を記念した ｢壁掛けでスッキリ キャッシュバックキャンペーン｣ も実施する。

同キャンペーンでは、期間内に有機ELテレビの対象モデルをLG公式オンラインショップまたはLG指定販売店で購入し、壁掛け工事または壁寄せスタンドを購入し、キャンペーンページから応募することで、最大5万円をキャッシュバックする。

キャンペーンは6月6日から実施中。条件や応募方法などの詳細についてはキャンペーンページを確認いただきたい。