
米Googleは4月14日(現地時間)、Windows向けのデスクトップ版「Google」アプリ(Google app for desktop)を正式にリリースした。まずは英語版が世界向けに提供されており、Windows 10およびWindows 11ユーザーが対象となる。
このアプリは、ブラウザを開かずにGoogle検索を利用できるだけでなく、PC内のファイルやアプリ、クラウド上のデータも横断的に検索できるのが特徴だ。ショートカットキー(Alt+Space)で素早く呼び出せるため、作業の手を止めることなく検索や情報収集が行える。
「デスクトップ検索」の再定義を狙う統合ツール
「Google app for desktop」は、検索エンジンとしてのGoogleをデスクトップ全体に広げる新しい試みといえる。2025年9月から「Search Labs」で試験提供されてきたが、今回正式版として一般公開されたかたち。
位置付けとしては、Web検索、アプリの起動、ローカルファイル検索をまとめて扱えるツールで、Windows標準の検索機能やPowerToysの「Command Palette」、macOSのSpotlightに近い役割を担う。
検索対象は幅広く、Web上の情報に加え、PC内のファイル、インストール済みアプリ、Googleドライブ上のデータにも対応する。なお、ローカルファイルの検索については、データがGoogleのサーバーに送信されることはないとしている。
また、生成AI「Gemini」を活用した「AIモード」も搭載。自然な文章で質問すると、関連情報を整理した回答が表示され、必要に応じてWebリンクも提示される。従来のキーワード検索とは異なり、複雑な質問にも一度で答えられる設計だ。
画面共有やレンズ連携で「見て検索」も強化
操作はAlt+Spaceキーで検索ボックスを呼び出し、そこを起点に各種操作を行う。フローティングウィンドウとして表示されるため、作業中のアプリを閉じる必要はない。
さらに、画面共有機能にも対応しており、特定のウィンドウやデスクトップ全体を指定して、その内容について質問できる。文書作成やWeb閲覧の途中でも、表示中の内容を踏まえた検索が行えるのが特徴だ。
画像認識にはGoogle Lensを採用。画面上の任意の範囲を選択することで、画像検索やテキスト翻訳、問題の解説などをすぐに実行できる。スクリーンショットや表示中のコンテンツをそのまま検索に使えるため、より直感的に操作できるようになっている。
現時点で対応言語は英語のみ。日本語環境では表示や回答精度に制限が出る可能性はあるものの、検索体験をデスクトップ全体に広げる新たなアプローチとして注目されそうだ。
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(画像提供:Google)
