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富士通の16型ノートPC「FMV Note A」に新モデル。Ryzen AI搭載でAI機能を強化

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は10月22日、2026年冬モデルとして、16.0型の大画面ノートPC「FMV Note A」シリーズの新製品を発表した。リビングや書斎に置いて家族で使ったり、気に入ったパソコンを長く使い続けたりするユーザーに向けた製品だ。

今回の新モデルでは、AMDの最新Ryzen AIプロセッサを採用し、AI機能を強化した。DVDドライブや豊富な接続端子、数字の入力に便利なテンキー付きキーボードなど、家庭で使いやすい仕様も引き続き採用している。

FCCLの調査によると、大画面ノートPCを購入するユーザーの約7割は、買い替えまで5年以上にわたって同じパソコンを使い続けているという。また、約30%のユーザーが光学ディスクドライブの搭載を求めている。近年は薄型化を重視してDVDやBlu-ray Discのドライブを省いたノートPCが増えているが、以前からパソコンを使っている人のなかには、手持ちのディスクを引き続き使いたいという需要もある。

こうした声に応えるため、「FMV Note A」シリーズでは、DVDドライブを搭載したモデルと、ドライブを省いたモデルを用意する。家庭で使うパソコンを1台にまとめたい人や、購入したパソコンを長く使いたい人に向けて、使い方に合ったモデルを選べるようにした。

カタログモデルは、上位機種の「A77-L3」と標準機種の「A55-L3」の2モデル。どちらも16.0型の液晶ディスプレイを搭載し、解像度は1920×1200ドット(WUXGA)、画面の縦横比は16:10となっている。画面の明るさは300cd/m²で、画面の周囲を細くしたデザインを採用した。

画面の縦方向が広いため、Webサイトや文書を読むときに多くの情報を表示できる。表計算ソフトで数字を扱ったり、複数のウィンドウを開いて作業したりするときにも便利だ。大きな画面で写真や動画を楽しみたい人にも向いている。

プロセッサには、AMDの「Ryzen AI」シリーズを採用した。A77-L3は6コア12スレッドの「AMD Ryzen AI 7 445」、A55-L3は4コア8スレッドの「AMD Ryzen AI 5 430」を搭載する。どちらもAIの処理を担当するNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を備え、Microsoftの「Copilot+ PC」に対応する。メモリは16GB、ストレージは512GB SSDを標準搭載しており、文書作成やインターネットの閲覧、写真の整理など、普段のパソコン作業に使える。

本体にDVDスーパーマルチドライブを内蔵したモデルでは、DVDの再生やデータの書き込みに対応しており、手持ちのディスクを引き続き活用できる。たとえば、以前に保存した写真や動画をDVDから読み込んだり、データをディスクに書き込んで保存したりする使い方が可能だ。外付けドライブを別途購入する必要がなく、使いたいときにすぐ利用できる。

キーボードには、テンキー付きの「プリズムクリアキーボード」を採用した。キーを押すときに必要な力を3段階に調整し、長時間の文字入力にも配慮している。キーボードの上には「インターネット」「@メニュー」「サポート」をすぐに起動できる専用ボタンも備えた。

上位機種のA77-L3には、クリック音を抑えた静音マウスが付属する。家族がくつろいでいるリビングや、ほかの人が近くで作業している場所でも、クリック音を気にせず使いやすい。

本体側面には、HDMI端子、USB Type-C×2、USB Type-A×2、有線LAN端子、SDカードスロット、オーディオ端子を備える。外部ディスプレイやUSB機器、デジタルカメラのSDカードなどを直接接続できるため、変換アダプターを別に用意する手間を減らせる。プリンターや外付けストレージなど、複数の機器を接続して使いたい人にも便利な構成だ。

カラーは「ブライトブラック」「シルキーホワイト」「メタリックブルー」の3色を用意する。ブライトブラックとメタリックブルーには、金属のような質感を出す特殊な表面処理を施した。一方、シルキーホワイトには、シルクのような滑らかな手触りを目指した表面処理を採用している。長時間使っても手元がベタつきにくいように工夫されている。

バッテリー駆動時間は、「A77-L3」が動画再生時約6.7時間、アイドル時約9.8時間。「A55-L3」は動画再生時約6.8時間、アイドル時約10.1時間となっている。自宅で机に置いて使うだけでなく、リビングから別の部屋へ移動して使うときにも対応できる。

ソフトウェアでは、FCCL独自のAIアプリも利用できる。オンライン会議などで周囲の雑音を抑える「Umore」、写真や動画を自動で整理する「Reclip」、画面のキャプチャ画像を保存する「Quick Capture」、パーソナルAIアシスタント「FMV AI Mate」などを搭載する。

Reclipは、写真や動画をAIで解析し、自動的に整理するアプリだ。写真や動画が増えると、以前に撮影したデータを探すのに時間がかかることがある。Reclipでは、画像や顔の解析にNPUを使い、ほかの作業をしている間にも整理を進められる。

Quick Captureは、パソコンの画面を画像として保存するためのアプリだ。保存した画像に含まれる文字を読み取って検索できるため、以前に保存した画面から必要な情報を探しやすくなる。たとえば、Webサイトに掲載された情報や、画面に表示された文章をキャプチャしておけば、後から文字を手掛かりに見つけられる。文字の読み取りにもNPUを活用している。

このほか、FCCLは上位モデルとして「A79-L3」も展開する。A79-L3はDVDドライブを省いたモデルで、黒を基調とした「コールブラック」のアルマイトボディと、ガラス製のクリックパッドを採用した。見た目の質感やタッチパッドの操作感にもこだわったモデルとなっている。

公式オンラインストア「FMV Store」では、仕様を細かく選べるカスタムメイドモデルも販売する。A79-L3をベースにした「WA4-L3」と、A77-L3およびA55-L3をベースにした「WA3-L3」「WA2-L3」を用意する。

カスタムメイドモデルでは、OSにWindows 11 Pro 64ビット版を選べるほか、メモリを最大64GB、SSDを約2TBまで増やせる。写真や動画を大量に保存したい人や、仕事で複数のアプリを使う人など、標準モデルでは容量が足りない場合にも対応できる。

光学ドライブについては、BDXL対応Blu-ray Discドライブを選べる構成も用意する。DVDだけでなくBlu-ray Discも使いたい人に向けた選択肢だ。また、動画配信サービスを手元から操作できる「Videoポータルリモコン」や、Officeを付けない構成も選べる。必要な機能や予算に合わせて仕様を調整できるため、家庭での動画視聴を重視する人から、仕事や学習にも活用したい人まで、幅広い使い方に対応する。

2026年冬モデルの受注は10月22日13時に開始し、出荷は10月下旬から順次始まる。

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