Apple、製品の「再生素材」使用率が30%に到達。アースデイ記念でAirPodsやアクセサリの10%オフキャンペーンも実施中

米Appleは4月16日、2025年に出荷した全製品における再生材料の使用率が、過去最高の30%に達したと発表した。

これは2030年までにサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを実現する目標「Apple 2030」に向けた取り組みの一環で、事業規模の拡大を続けながらも、温室効果ガス排出量は2015年比で60%以上の削減を維持している。

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再生材料の使用率が30%に到達。脱プラスチックも完了

再生材料の活用は、製品の主要部品にも広がっている。自社設計バッテリーでは100%再生コバルトを採用したほか、すべての磁石に100%再生の希土類元素を使用。さらに、プリント回路基板に用いられる金メッキや錫はんだにも再生材料を取り入れるなど、細部にわたって見直しが進んでいる。

長年の課題とされてきたパッケージの脱プラスチック化も完了した。2025年までにプラスチックを排除するという目標を達成し、現在はすべての製品で100%繊維ベースのパッケージを採用している。

この取り組みにより、過去5年間で1万5,000トン以上のプラスチック使用を回避した。これは500mlのペットボトル約5億本分に相当する規模だ。あわせて、大型製品の箱を家庭のリサイクルボックスに収まるサイズへ折りたたみ可能にするなど、回収しやすさにも配慮している。

環境負荷の低減を前提に設計された新製品として、今年3月には「MacBook Neo」も投入された。筐体全体の60%に再生材料を使用し、同社製品の中で最も高い比率を実現している。

製造工程では、従来の機械加工と比べて使用する原材料を半分に抑える成形プロセスを採用。さらに、新開発の陽極酸化処理では水資源の70%を再利用するクローズドループシステムを構築した。

取り組みは製造現場にとどまらない。サプライヤーによる再生可能エネルギーの調達量は20ギガワットを超え、340万世帯以上の電力をまかなえる規模に拡大。水資源についても、2025年には世界の施設で使用した淡水の半分以上を自然環境へ還元した。

廃棄物管理では、全世界の施設で75%の廃棄物転換率を達成し、米ニューヨークにあるApple Fifth Avenueは同社のリテール店舗として初めて「TRUE Zero Waste」認証を取得している。

こうした取り組みを支える技術開発も進む。カリフォルニア州の施設には、高度なセンサーを備えた電子機器リサイクルライン「Cora」を導入。加えて、機械学習を活用した選別システム「A.R.I.S.」の開発を進め、リサイクル事業者への展開も始まっている。

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対象デバイスのリサイクルでAirPodsやアクセサリが10%オフ

なお、4月22日のアースデイ(地球の日)にあわせた施策として、5月16日までに対象製品をApple Storeの実店舗へリサイクルに持ち込むと、AirPodsや各種アクセサリを10%割引で購入できるキャンペーンも実施中だ。

キャンペーンの詳細はこちらのリンクから確認可能。iPhone、iPad、Mac、Apple Watchのいずれかの製品をリサイクルすると、AirPodsシリーズやAirTag、Apple TV、Apple Watchバンド、Beats製品などを10%オフで購入できる。

キャンペーン期間中は最大5台までのデバイスのリサイクルで割引を利用できる。製品をリサイクルするには成人年齢に達している必要があるため、学生など未成年の場合は、保護者の同伴または同意のもとで手続きを行う必要がある点に留意いただきたい。

情報ソース

(画像:Apple)

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