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画像生成AI 「Adobe Firefly」 を搭載した 「Adobe Express」 本日より正式リリース。日本語のプロンプト入力にも対応

アドビは、同社の生成AI (ジェネレーティブAI) である 「Adobe Firefly」 を搭載した、コンテンツ制作アプリ 「Adobe Express」 を、本日より一般ユーザー向けに提供開始する。

「Adobe Firefly」 を搭載したことによって、テキストから高品質な画像/テキスト効果を生成できるようになるなど、AI機能を含む様々なクリエイティブ作業を 「Adobe Express」 内だけで完結できるようになる。これまではベータ版というかたちで提供されてきたが、ついに正式版がリリースされたかたち。

Adobe Firefly搭載のAdobe Express、本日より一般ユーザー向けに提供開始

「Adobe Firefly」 による新機能は、リリース当初より日本語を含む100以上の言語をサポート。日本語を利用したプロンプト入力に対応することで、より広範なユーザーが利用することが可能になる。

提供はデスクトップ版では本日より順次開始され、近日中にモバイル版 「Adobe Express」 でも利用できるようになる。

Adobe Fireflyとは
2023年3月にAdobeが発表した独自の画像生成AI。Adobeのクラウドアプリケーションを横断する、新しいAdobe Senseiの生成AIサービスシリーズの一部として提供される。

ユーザーが指定したプロンプトからAIが自ら画像を生成するというもの。生成には、画像生成のためのモデルを構築し、大量の画像をディープラーニングを使用して学習させることで実現する。

「Firefly」 は、Adobeのストックサービス 「Adobe Stock」 のロイヤリティフリーコンテンツが使用されているため商用利用も可能とする (ベータ版では商用利用は不可) 。誰かの著作権を侵害したり、センシティブな問題にも抵触しないという安心感があるという点が、他の画像生成AIとは一線を画すポイントとなる。

「Adobe Firefly」 で導入される新機能として、「テキストで画像生成」 と 「テキスト効果」 が発表されている。自分の言葉で簡単な指示を出すだけで画像やテキスト効果を生成し、SNS投稿やポスター・チラシなどの作成が可能になる。

さらに、「背景削除」 「トランザクションの追加」 も発表されている。「背景削除」 はその名前のとおり写真や動画の背景を削除する機能。クイックアクションを利用することで背景の削除や音声でキャラクターを動かしたり、GIFに変換したり、PDFの編集といった作業をワンクリックで行うことができるように。

また、Google Chromeとの提携により、Google ChromeからAdobe Expressへのアクセスを可能にする新たな拡張機能の提供が開始される。拡張機能はChromeウェブストアから追加することができるため、ぜひお試しいただきたい。

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(画像提供:Adobe)

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