今秋リリース予定の 「iOS 13」 に、噂の紛失防止タグに関する記述が存在することがわかった。やはり、Appleは独自の紛失防止タグを秘密裏に開発しているようだ。
これを伝えているのは、開発者のSteve Moser氏。彼は先日開発者向けに公開されたばかりの 「iOS 13」 のベータ版の中を探り、「Tag1,1」 という謎のデバイスの情報が存在することがわかったと報告した。また、9to5Macの記者であり自ら開発者でもあるGuilherme Rambo氏も同記述を発見している。
Appleはやはり紛失防止タグを開発中?
この紛失防止タグは、iPhoneに近づけてペアリングする仕組みになっているとのこと。HomePodやAirPodsのようなイメージだ。
同紛失タグは 「Tile」 のように財布やペンケースなど様々なアクセサリに取り付けることができる。ユーザーのiCloudアカウントと同期する形で管理し、iPhoneから一定距離を離れるとiPhoneなどに通知がくるシステムになっていることが予想されている。盗難や紛失を防ぐことができそうだ。
What is Tag1,1? Could this be the Tile like device? #WWDC19 /cc @markgurman @stroughtonsmith @_inside pic.twitter.com/Xg6tVMXVZe
— Steve Moser (@SteveMoser) June 4, 2019
ちなみに、今回公開された 「iOS 13 beta 1」 の中には、同紛失タグの外観を表す画像が含まれていたとのこと。実際の製品ではなく開発中のサンプルである可能性もあるが、少なくともAppleが自ら紛失防止タグを開発している証拠であるとは言えそうだ。
この紛失防止タグがいつ発表されるのかは不明だが、今回の 「iOS 13」 のベータ内で発見されたことから、早くて今年9月の新製品発表イベントで新型iPhoneと同時に発表されることが期待される。
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