11月28日、Appleは旧型iPhoneの下取り額を一時的に増額するキャンペーンを開始した。
この下取り増額キャンペーンは、Appleの旧製品下取り施策 「Apple GiveBack」 で実施されているもので、最新iPhoneを購入する場合に限り、これまでの下取り額に最大100ドルを上乗せするというもの。
例えば、iPhone 8であれば275ドルの下取り額だったが、さらに25ドルを加えた300ドルが下取り額になる。また、iPhone 6s以前の端末であれば100ドルが上乗せされるため、iPhone 6s Plusであれば250ドルで下取ってもらえることになる。下取りはiPhone X以前の端末まで利用可能だが、iPhone 5s以前の端末やiPhone 8 PlusやiPhone Xに関しては下取り増額対象になっていないため、その点には注意が必要だ。
下取り端末 | 元の下取り額 | 増額分 | 下取り額合計 |
---|---|---|---|
iPhone 6 | 75ドル | 75ドル | 150ドル |
iPhone 6 Plus | 100ドル | 100ドル | 200ドル |
iPhone 6s | 100ドル | 100ドル | 200ドル |
iPhone 6s Plus | 150ドル | 100ドル | 250ドル |
iPhone 7 | 175ドル | 75ドル | 250ドル |
iPhone 7 Plus | 250ドル | 50ドル | 300ドル |
iPhone 8 | 275ドル | 25ドル | 300ドル |
Apple GiveBack
使い終わったデバイスを下取りに出すことで、下取り額と同額のApple Storeギフトカードを受け取ることができるサービス。同サービスはApple公式サイトもしくはApple Storeから申し込むことが可能で、ケータイ(ガラケー)や他社製スマートフォンのほか、iPhoneやiPad、Mac、Apple Watchを下取りに出すことができる。
前述した通り、このキャンペーンは最新のiPhoneであるiPhone XS/XS Max、iPhone XRを購入する場合にのみ利用可能。
同キャンペーンは 「期間限定」 とアナウンスされているが、実際のキャンペーン期間は提示されていないため、いつまで実施されるかは不明。もし米国でお住いの方で最新iPhoneに乗り換えを考えている方がいたら、ぜひお早めに同キャンペーンを利用していただきたい。
ちなみに、「Apple GiveBack」 自体は日本でも提供が開始されているが、今回の下取り増額キャンペーンは日本では実施されていない。
最新iPhoneの販売が不振であるとの報道が世を賑わせているが、先日の日本でのiPhone XR値下げや今回のキャンペーンが実施されていることを考えると、最新iPhoneの販売が不調であることはどうやら間違いではなさそうだ。
Appleの株価はiPhone販売不振の報道などもあり、10月3日の232ドルをピークに、今は174ドル付近まで下落。時価総額は約8268億ドルと、最大時期から2割ほど減っている状態となっている。
[ via MacRumors ]