Appleは既に新しいOSの開発に着手しており、来年の正式リリースに向けて準備中であると複数メディアが伝えている。
そして、今回明らかになったのはAppleが「iOS 10」と「OS X 10.12 Fuiji」の社内テストを拡大させているとのことだ。
新「OS X」の名前は「Fuji」か!?
Google Analyticsのデータを見ると、「iOS 10」「OS X 10.12」のテスト頻度が大幅に増加していることが明らかになったと、米メディア9to5Macが伝えている。
画像を見てもらえると分かると思うのだが、「iOS 10」は9月頃からアクセスが始まり、11月になるとアクセス数が増加しているのがわかる。
「OS 10.12」の方も11月になってから急激にアクセス数が伸びている。
ちなみに、新「OS X」に付けられているコードネームは「Fuji」と呼ばれていることも明らかになった。ここ最近のOS Xのコードネームがワイン関係であったのが、今年はどうやら違うようだ。
正式名称 | コードネーム | 由来 |
---|---|---|
OS X 10.3 Panther | Pinot | ブルゴーニュ産ぶどうの品種 |
OS X 10.4 Tiger | Merlot | ボルドー産ぶどうの品種 |
OS X 10.5 Leopard | Chablis | 白ワインの名称 |
OS X 10.6 Snow Leopard | – | – |
OS X 10.7 Lion | Barolo | 赤ワインの名称 |
OS X 10.8 Mountain Lion | Foxtrot | カナダブリティッシュ コロンビア州のワイナリー |
OS X 10.9 Mavericks | Cabernet | ワイン用ぶどうの品種 |
OS X 10.10 Yosemite | Syrah | コート・デュ・ローヌ産ぶどう品種 |
OS X 10.11 El Capitan | Gala | コート・デュ・ローヌ産ぶどう品種 |
OS X 10.12 XXXXXX / Fuji / 青森県藤崎町原産のリンゴの品種?
「フジ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「富士山」だろう。だが、今までずっとワインやブドウ品種であったことを考えると、おそらくリンゴの品種「ふじ」であると考えられる。
現在は正式リリースとなると、アメリカの観光名所の名前を採用する傾向にあるため、あくまでも社内コードネーム限定であると考えておいたほうがいいだろう。
ちなみにリンゴの「ふじ」に関しては、青森県で品種改良ののちに開発された品種で、日本国内で1位の生産数を誇る。現在は日本国外でも人気が高まっていて知名度も高い。米国でも多く生産されている品種で、米国リンゴ協会で「Gala」に次いで高い人気を得ている。
昨年「OS X 10.11」のコードネームが「Gala」であった。「Gala」はブドウの品種名でもあり、リンゴの品種名であることから、実は昨年のうちにコードネームがリンゴの品種名に変化していたのだろうか。
[ via 9to5Mac ]