
Appleは5月20日、スポーツに特化した情報アプリ「Apple Sports」を日本国内で提供開始した。iPhone向けに無料配信され、App Storeからダウンロードできる。
「Apple Sports」は、各種スポーツの試合スコアやスタッツをリアルタイムで確認できるアプリケーション。広告や過剰な情報表示を極力排した、シンプルでノイズレスなUIを採用しているのも特徴のひとつだ。
Appleは、2024年2月に米国・英国・カナダ向けに同アプリを展開していたが、今回、対象地域を日本を含む世界170カ国へ拡大した格好となる。

アプリでは、好きなチームやリーグをフォローすることで、試合状況やスコア、選手情報、スタッツなどを一覧で表示できる。試合中はリアルタイムで情報が更新され、スコアだけでなく試合時間や統計データも数秒単位で反映される。
また、左右スワイプによる直感的な操作に対応しており、複数試合を素早く切り替えて確認可能。チームカラーを反映したデザインも採用され、一目で状況を把握しやすくなっている。

Appleは同アプリを、複数のリーグやチーム情報を横断して確認できる「パーソナライズなスポーツダッシュボード」と位置づけている。フォロー中のチームの表示優先順位を変更するなど、自分好みに整理できる点も特徴だ。試合中は、iPhoneのロック画面へ試合経過を表示する「ライブアクティビティ」にも対応する。
また、Apple Watchとの連携にも対応しており、手元でスコアや試合進行を確認可能。ホーム画面ウィジェットからお気に入りリーグへ素早くアクセスできるなど、iPhoneを中心としたApple製デバイスとの連携を前提に設計されている。

さらに、ウィジェットはiPadやMacにも対応し、お気に入り設定は各デバイス間で同期される。現在地に応じて試合開始時間のタイムゾーンが自動更新されるため、海外旅行や出張中でも現地時間ベースで試合スケジュールを確認できる。
また、アプリ内からApple TVアプリへ移動し、試合視聴へスムーズにアクセスできる点も特徴。試合映像を直接配信するサービスではなく、速報確認と視聴導線を繋ぐ役割を担うアプリとなっている。

ライブスコア通知をオフにする設定も用意されており、試合結果を見ずに後から観戦したいユーザー向けの配慮も盛り込まれた。ライブアクティビティや通知を個別にオフにできるため、いわゆる「ネタバレ防止」用途でも利用できる。
スポーツの情報アプリとしては、海外では「FotMob」や「Sofascore」など複数のサービスが広く利用されているが、一方「Apple Sports」はライブアクティビティやApple Watch、Apple TVアプリなど、iOS機能との統合を強みとしている。
対応するスポーツは以下 (一部抜粋)。
- NBA
- WNBA
- NCAA
- MLB
- NHL
- MLS
- NWSL
- NASCAR
- PGAツアー
- LPGAツアー
- F1
- ATPツアー
- WTAツアー
- FIFAワールドカップ26
- UEFAチャンピオンズリーグ
- UEFA女子チャンピオンズリーグ
- UEFAヨーロッパリーグ
- UEFAカンファレンスリーグ
- プレミアリーグ
- エミレーツFAカップ
- カラバオカップ
- EFL(イングリッシュ・フットボールリーグ)
- ラ・リーガ
- コパ・デル・レイ
- セリエA
- ブンデスリーガ
- リーグ・アン
- リーガ・ポルトガル
今回のグローバル展開に合わせて、今年6月より開催される「FIFAワールドカップ26」向けの機能も強化される。ノックアウトステージのトーナメント表示や、試合前のスターティングメンバー、フォーメーション表示などにも対応し、戦術面まで含めて試合を楽しめるようになる。
現時点では海外主要リーグが中心となっており、日本国内リーグへの対応は今後の拡大が期待される。Appleは対応するスポーツを順次追加していくとしており、今後はJリーグやプロ野球などへの対応にも注目が集まりそうだ。
(画像提供:Apple Sports)




