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iPhone 16 Plusで沖縄旅行の楽しい思い出をカメラに収めてきたハナシ

4.0

筆者は先日、あるスタートアップ企業の活動を取材するため、沖縄県那覇市へ飛んだ。

主な目的は取材だったが、年に一度あるかないかの南の島への旅に行くのだから、仕事とは別に沖縄で数日ゆっくりしようと考えた。そして、せっかくなら発売したばかりの「iPhone 16 Plus」を使って、沖縄の美しい海や風景を写真に収めようと計画を立てていた。そしてそれは実行に移されたーー。

実質的な「iPhone 16 Plus」のレビュー記事となるが、同製品の上位モデルにあたる「iPhone 16 Pro」のレビュー記事をすでに公開しているため、本稿では「iPhone 16 Plusを旅行で使ったらどんな感じか?」という疑問に焦点を当てた。旅行や日常生活において「iPhone 16 Plusのココが便利!」をお伝えできればと思う。

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iPhone 16 Plusは旅先でどう役に立ったのか?大画面&ロングライフのバッテリーが欲しいなら選ぶべき一台

今回筆者が向かうのは、沖縄の那覇市そして本部町。那覇市は言わずもがな、沖縄の県庁所在地で、沖縄本島の中で最も大きな都市だ。もうひとつの本部町は「美ら海水族館」がある沖縄本島のなかでも北部に位置する町だ。

初日。東京で2件ほど取材を終わらせてから羽田空港へ。この日のことは本筋から外れるので詳細は書かないが、取材会場では記者向けにWi-Fiが用意されることは少なく、筆者は大抵iPhoneからのテザリングでMacBookの通信環境を得ており、取材が終わったあとのiPhoneのバッテリー残量は50%を切っていることが多い。

今回の旅のお供のiPhone 16 Plus

iPhone 16 Plusも例に漏れず、テザリングで酷使したことでバッテリーが40%ほどになってしまったため、空港ラウンジで充電したあと飛行機の座席についているUSB-Aポートから電力を得ながらジワジワと充電させ、ホテルに着いたときは70%ほどになっていた。その日はベッドの脇のコンセントからiPhoneを充電し、翌日に備えることに。

2日目は那覇市で仕事。本来の目的であるスタートアップ企業の取材をこなし、午後は以前お世話になったクライアントさんのところへ行きフォローアップ。この日は主にゆいレールとバスを使って移動した。那覇市は何度も来ているので町の構造は大まかに分かっているものの、公共交通機関はあまり利用してこなかったので、Appleのマップアプリでどうやって移動すれば良いか検索。

都内だと「乗換案内」などのサードパーティアプリを利用することが多いが、那覇市だと都心部を離れるとバスを利用することが多かったり、アップダウンのある道を歩くことも意外と多いため、マップアプリが地味に便利。

最近は電車やバスの発車時間なども表示できるようになったので、複雑な道のりを調べる際にはまずマップアプリで検索するようにしている。

仕事終わりには、クライアントさんのご好意で那覇市内の居酒屋に連れて行ってもらった。コロナ前にお世話になったクライアントさんたちということもあり、数年ぶりの再会に話は盛り上がり、二次会へ。火曜だったにも関わらず、那覇市の中心街は割と混雑していたので、目についたセンベロのお店へ入店。沖縄は料理が美味しいだけでなく、600円でお酒 (泡盛) が2時間飲み放題という訳のわからない安さのお店もあったりするので、夜の沖縄はつい楽しんでしまいがちだ。

ちなみに、ここまでの写真はすべてiPhone 16 Plusで撮影したもの。iPhone 16 Proも帯同していたので撮り比べしていたのだが、撮れる絵にはさほど大きな違いもないため、多くのユーザーはiPhone 16 Plusで十分満足できるはず。

有線充電時には22W程度で充電できた

一緒にセルフィー写真を撮ったりして楽しんだあとは、ひとりホテルへと戻った。ホテルに帰ってきたときのバッテリー残量はチェックし忘れたが、シャワーを浴びたあと寝る前に確認したところ24%ほど残っていた。1日中動いたにも関わらずこれだけ残っているのは、さすが大容量バッテリーを積んでいるiPhone 16 Plusといった感じだ。

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3日目は、那覇市をあとにして本部町へと移動。ホテルで朝食を済ませたあとにレンタカーを調達し、荷物を詰め込んで出発した。那覇市を出発したのはおよそ10時頃だった。

今回借りたレンタカーはカーナビがついていなかったが、沖縄の主要な道路はわかりやすい上に、那覇市→北部までの道は何度も運転していることもあり、ナビなしでも大丈夫。今回は道中寄りたいところがあったので、高速道路は使わず一般道で北部へ向かうことに。

ドライブのお供に、Apple Musicからプレイリストを再生。カーナビがないのでiPhone 16 Plus本体から直接音を出す必要があったものの、音量7割くらいで十分にBGMとして機能してくれた。音楽や動画を楽しむときにはイヤホンやBluetoothスピーカーを使う人が多いとは思うが、本体のスピーカーもなかなか優秀なので、こういったシチュエーションで使えるということは覚えておいて損はないはずだ。

那覇市を出発してから約2時間、名護市にある道の駅 「許田」 に到着。途中、激しい雨に遭遇したり、渋滞があったりしたおかげで、予定よりも少し遅めの到着となった。

お昼ご飯にタコライスを食べながら、その日のメールをチェック。この時点でiPhone 16 Plusのバッテリーは75%くらいになっていた。

お昼休憩を済ませたら、農協の産直に寄り道して島バナナと海ぶどうを調達しつつ、本部町のホテルへ。この時点で時刻は14時頃だった。チェックインをして荷物を部屋に入れたあと、さっそくホテルのプールに泳ぎに行ってみた。もちろんiPhone 16 Plusも一緒に。

iPhone 16シリーズはIP68等級の防塵・防水性能を持っているため、プールのような水のある場所でも問題なく使うことができる。泳ぎ疲れたら、ビーチチェアに寝そべって気持ちいい風に吹かれながらKindle本を読むのもなかなか楽しい。

プールからホテルの部屋に戻って、お風呂に入ったら、18時頃からホテルのラウンジで軽食&お酒タイム。この日はずっと雨が降っていて、日中はお日様が出ることはなかったのだが、夕方には雲が少し晴れて綺麗な夕陽を見ることができた。上記もiPhone 16 Plusで撮影した写真だ。

ラウンジでお酒を楽しんでいる最中、ラウンジのスタッフさんとおしゃべりが弾んで、「なす味噌定食」 が絶品の食堂を教えてもらうことができた。量が多いのでお腹を減らして行くように!とアドバイスもいただいて、後日行ってみることに。

この時点でバッテリー残量は45%ほど。まだまだ充電なしでも頑張れそう。

このあとはレストランに行って晩御飯を食べて、バーでバーテンダーさんとお酒についてのおしゃべりに花を咲かせながら、2杯ほどカクテルをいただいて1日を締め括った。

酔い覚ましに少しホテルの周りを散歩して、部屋に戻ったのが22時半。バーで調べごとをしたり、写真を撮ったりとiPhone 16 Plusをそこそこ使ったこともあって、バッテリー残量は15%くらいになっていた。

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本部町での滞在は2泊3日。シュノーケリングに行ってサンゴを観察したり、魚と戯れたり。周辺の公園をゆっくり散歩したり、ホテルの部屋から夕陽を楽しんだりと、久しぶりにのんびりと過ごせた気がする。

なお、沖縄県には琉球列島にしかいない固有種が多く分布しており、本州では見かけない貴重な生き物をたくさん見ることができる。

そんな貴重な生き物たちのシャッターチャンスは突然訪れるもので、そこで活躍したのがiPhone 16シリーズで初搭載された 「カメラコントロール」 だ。すばやくカメラを起動して、本州では見かけることがない綺麗なチョウやトンボなどをたくさん写真に収めることができた。

普段から気になったものや景色の写真を頻繁に撮る筆者ではあるが、カメラコントロールのおかげでカメラ起動→撮影までのスピードが格段に上がり、どんなタイミングでも写真撮影がしやすくなったように感じている。

また、カメラ性能の向上によりマクロ撮影ができるようになったのも重要ポイント。花や虫など小さなものを撮影するときに、ググッと被写体に寄ってもピントが合った写真が撮影できる。これまでマクロ撮影は上位のProモデルのみの機能だったことから、通常モデルでも撮影できるようになったのは写真重視のユーザーにとっては嬉しいアップデートになったはずだ。

本部町を堪能したあとは、ふたたび那覇市へ。帰る途中、ホテルのスタッフさんに教えてもらった食堂でお昼ご飯を食べることにしたのだが、このときiPhone 16 Plusの大きな画面が役に立った。

今回教えてもらった食堂は、本部町から30分ほどの距離にある名護市の中心地にあるという。もちろん行くのは初めてだったので、エアコン送風口にマウントを取り付け、iPhone 16 Plusをカーナビ代わりにして向かった。

左:iPhone 16 Pro/右:iPhone 16 Plus

普段6.1〜6.3インチのスマートフォンを使う筆者からすれば、6.7インチのiPhone 16 Plusはマップアプリの表示領域が広く、情報が見やすい。一般的なカーナビと比べると画面は小さいものの、6.1インチや6.3インチのiPhoneに比べて快適にマップを見ることができた。スマートフォンをカーナビ代わりに使うことがある人は、やはり大きな画面を選ぶのが吉だ。

ちなみに、目的地には無事到着することができたものの、教えてもらった食堂は臨時休業中。絶品だと聞いた 「なす味噌定食」 を楽しむのは次回の旅行に持ち越しとなってしまった。ちょっぴり残念な気持ちを抑えつつ、またしても道の駅 「許田」 でタコライスを食べて、那覇市のホテルへと向かった。

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ホテルに着いて少し仕事をしたあと、那覇市のお気に入りの食堂に晩御飯を食べに行って、ちょっと早いがその日のスケジュールは終了。カーナビや音楽再生などそこそこ酷使したため、バッテリー残量は10%とだいぶ減っていた。それでもiPhone 16ではバッテリーが切れていてもおかしくないため、ロングバッテリーが欲しいなら、iPhone 16 Plusは悪くないなと思った。

ゲーム好きな筆者にとっては、旅行中であってもデイリー・ウィークリーの消化作業は必要不可欠。今回の沖縄旅行中にも、どうにか時間を見繕って『ゼンレスゾーンゼロ』を毎日プレイしていた。

モバイルゲームコントローラー 「Backbone One」 をiPhone 16 Plusに取り付ければ、携帯ゲーム機のような感覚でゲームプレイが可能。最新の 「A18チップ」 のおかげで動作はサクサクで、6.7インチの大画面で迫力のあるゲーム体験ができた。

ちなみに、『ゼンレスゾーンゼロ』はグラフィックの設定を高くすることでかなり高負荷になるゲームのひとつだが、A18チップほどの性能があれば十分に動作させられる。むしろiPhone 16 Proにおける動作と体感的にはさほど違いは感じられなかったので、ゲーム用途でiPhone 16 Proを選ぶ必要性はなさそうだった。

その翌日から、1週間ほど那覇市に滞在した筆者。那覇市に戻ってきてからは毎日雨がちな天気になってしまったこともあり、糸満市や南城市など本島南部の地域に遊びに行くのは控えて、那覇市内を堪能することにした。

首里城 (再建中) や対馬丸記念館などを見に行ったり、牧志公設市場でイラブチャー (アオブダイ) のマース煮を食べたり、ブルーシールで2段アイスを食べたり、居酒屋で色々な泡盛を飲んだり。ご飯やお酒ばかり楽しんでいたような気もするが、全体的に大満足の旅行になったと思っている。

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今回の滞在のなかで少し意識して使用していたのが、カメラコントロール。このボタンの導入によって、端末左側のアクションボタンにカメラ以外の操作を割り当てられるようになり、「iPhone 15」 シリーズよりも利便性は高くなったと言える。

これまでも出来ないことはなかったが、筆者の環境ではカメラを当てがうのが一番だったことから、実質的にアクションボタンはカメラの起動ボタンと化していた。

ちなみに、アクションボタンにカメラの起動を割り当てると同じような体験ができるため、1世代前の 「iPhone 15 Pro/15 Pro Max」 でもすばやくカメラを起動すること自体は可能。

ただし、「iPhone 16」 シリーズではカメラを起動するための専用ボタンが搭載されたことで、さらにアクションボタンに別の操作を割り当てられることから、「iPhone 15 Pro/15 Pro Max」 よりも利便性は高くなったと言えるだろう。

普段から取材などでボイスメモを活用することの多い筆者は、アクションボタンにボイスメモの起動を割り当てて使っている。インタビュー系の取材に臨む際に重宝している。

最後に、今回の沖縄旅行中や取材の合間に東京で撮影した写真など、iPhone 16 Plusで撮影した写真を作例としていくつか紹介しておきたい。

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