Apple Books、「縦読みマンガ」 ページを提供開始。韓国拠点スタジオ制作のマンガ独占配信へ

4月14日、Apple Japanは同社電子書籍アプリ 「Apple Books」 において、新しい 「縦読みマンガ」 ページの提供を開始したと発表した。iPhone/iPad/MacのApple Booksアプリの 「マンガストア」 タブから 「縦読みマンガ」 ページに直接アクセスすることができる。

また、「縦読みマンガ」 ページの提供開始にあわせて、韓国拠点のスタジオKENAZが制作するマンガコンテンツを独占配信することも発表された。KENAZは、縦読みマンガコンテンツを専門とし、180人のクリエイターが毎年100本近い縦読みマンガシリーズを制作するスタジオだ。

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Apple Booksに 「縦読み漫画」 ページが登場

「縦読みマンガ」 は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で読むことに特化したコミックサービス。縦スクロールマンガやウェブトゥーンなどと呼ばれる。

2000年代初め頃に主に韓国で市場が拡大し、日本ではコロナ禍の巣篭もり需要を追い風に近年で一気に市場が拡大した。日本のコミックは白黒を基本とし、読む方向も右→左に読み進めるスタイルだが、ウェブトゥーンはフルカラーを基本とし、スマートフォンを縦にスクロールすることで上→下に読み進めることができる。

また絵が大きく、文字が少ないことが特徴のひとつとして挙げられ、日本のコミックに比べてサクサクと読み進めることができることから、市場規模はグローバルで拡大時期を迎えている。

グローバルインフォメーションの調査によると、世界のウェブトゥーン市場は2021年が37億8,751万米ドルであるのに対して、2028年には275億1,007万米ドルに拡大予定。

右肩上がりの同市場の拡大を見据えて、今年3月にはアマゾンジャパンが先行する形で縦読みマンガサービス 「Amazon Fliptoon」 を開始しており、配信ラインナップを順次拡大することでユーザーの獲得を狙っている。国内では、ピッコマやLINEマンガといったサービスがシェアを握っているが、AppleやAmazonなど後発組がこれらの牙城を崩せるのかにも注目となる。

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(画像:Apple)

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