Appleは、近日公開予定のApple Watch向け最新ソフトウェア 「watchOS 7.3」 で、新ウォッチフェイス 「ユニティ」 を実装する。
現地時間1月21日に開発者向けに公開した 「watchOS 7.3 RC」 のリリースノートで、同ウォッチフェイスの実装が記載。すでに、同RCをインストールしたApple Watchユーザーが、同ウォッチフェイスの画像を投稿している。
「watchOS 7.3」 で新ウォッチフェイス 「ユニティ」 が実装
[ img via Braden ]
この新ウォッチフェイス 「ユニティ」 は、パン・アフリカ主義 (Pan-Africanism =アフリカ住民と世界中のアフリカ系住民の解放や連帯を訴える思想) の象徴でもあるPan-African flag (凡アフリカ旗) をモチーフにしたものになっている。
ウォッチフェイスは赤・黒・緑色で構成されていて、赤はこれまでに流した血、黒はアフリカ系住民の肌の色、緑は大地の緑を表している。
昨年5月に黒人男性ジョージ・フロイドさんが米警官に殺害された事件を受け、「Black Lives Matter (黒人の命は大切)」 を掲げた抗議の波が世界中に波及し、人種差別の撤廃のムーブメントが起きた。今回の新ウォッチフェイス 「ユニティ」 は、おそらくこういった声に呼応するものであると予想される。Appleはもとより多様性を重んじる会社であることは誰もが知るところ。
ちなみにこの文字盤は、ユーザーの動き(アクティビティ)によって変化する仕様。色味だけでなく文字盤のデザインが変わるユニークなものになっているようだ(via 9to5Mac)。
Pan-African flag (凡アフリカ旗)
米国では毎年2月に黒人歴史月間(Black History Month) という行事が行われている。Appleはこのイベントを記念したApple Watchの限定アクティビティチャレンジ 「ユニティチャレンジ」 を米国で初開催する。
2月1日から2月28日までの約1ヶ月間にわたって開催され、期間中に一定カロリーを消費することで達成できる 「ムーブ」 リングを、7日間連続で閉じることで特別なバッジとステッカーをもらうことが可能だ。日本では開催されない可能性が高いが、もし実施される地域にお住まいのかたはぜひ参加してみていただきたい。
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