AirPods Studio、2020年中頃にベトナムで生産開始か

Appleが開発していると噂のオーバーイヤーヘッドホン 「AirPods Studio (仮称)」 は2020年中頃〜後半の発売に向けて生産が始まろうとしている。

The Informationによると、本製品の生産は2020年半ばに開始される予定。工場からAppleへの出荷は6月もしくは7月に開始されるという。

これらの情報が正しいと仮定するなら、AirPods Studioの発売はかなり近そうだ。9月の新製品発表イベントを待たずして発売する可能性も十分にある。

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AirPods Studioの生産は2020年半ばに開始予定

AirPods Studioとは、Appleが開発する純正のオーバーイヤーヘッドホン。本製品に関してはすでに著名リーカーやアナリストらから様々な情報が出てきており、最近はおぼろげながら実物像がイメージできるようになってきた。

まずはAirPods Studioに実装されている機能についてだが、同ヘッドホンには頭部に装着したことを認識するセンサーが搭載されており、頭に装着することで自動的に音楽を再生することが可能であるとのこと。さらにヘッドホンは頭から外して首からぶら下げることが可能だが、その際は自動的に音楽が停止する。イメージとしてはAirPodsを耳から外した時の挙動と似ているのかもしれない。

さらにAirPods Studioは左右を気にすることなく装着できるとのこと。内蔵されているセンサーが左・右それぞれの耳を認識し、自動的に左右の音を切り替えて再生することが可能だという。つまり、一般的なヘッドホンは左右が固定されているが、AirPods Studioの場合は左・右を気にすることなく、どちらの向きでも装着できることになる。

以前の9to5Macの情報によれば、AirPods StudioにはAirPods Proと同じくアクティブノイズキャンセル機能が搭載され、さらに外の音をマイクで取り込む 「外部音取り込みモード」 も導入される予定。ユーザーはこの2つのモードを適宜切り替えることで、外の音を遮断したり、あえて遮断せずに音楽を聴いたりできるという。

AirPods Proでは、ノイズキャンセル機能はコントロールセンターや設定アプリから変更することが可能。さらにAirPodsの枝の部分を長押しすることで変更できるため、AirPods Studioでも似たような操作ができるものと予想される。

AirPods Studioはプロユーザーをターゲットにした商品であることから、カスタムイコライザー機能が導入される可能性があるようだ。低音域・中音域・高音域の各音域の調整ができるようになっているとのことだ。

さらにBloombergの報道によればAirPods Studioはモジュラー設計になっていて、磁気でくっつくパーツを自由に入れ替えることができるという。この”パーツ”は少なくとも2種類が用意されていることから、ユーザーの気分や好みに合わせて適宜デザインを変えることができるのかもしれない。このモジュラー設計に関しては9to5MacもリークされたiOS 14のベータから証拠を発見しているとのことだ。

気になるAirPods Studioの発売時期だが、2020年中に発売すると報じられているものの、その具体的な時期については各アナリスト・リーカーの中ですこし意見が割れている。著名リーカーJon Prosser氏は近いうち(2020年5月〜6月?)に発売すると伝えている一方で、Bloombergの著名記者Mark Gurman氏は2020年後半の発売を予想している。

9to5Macは複数ソースからの情報として2020年後半の発売を予想しているが、前述のJon Prosser氏の直前のリーク情報の的中率は恐ろしいほど正確であることを考慮すると、近いうちに発売するという話はあながち間違っているとは言えないのではないだろうか。

ちなみにThe Informationによれば、AirPods Studioの組み立ての一部はGoertekとLuxsharが行うとのこと。工場はベトナムにあり、現在は生産の準備が行われているようだ。

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