XREAL、若年層向け新ブランド「xbx」始動。第1弾は4万円台で攻める新ARグラス『xbx a01+』

ARグラス市場で4年連続シェア1位を獲得しているXREALは7月6日、若年層をターゲットにした新サブブランド「xbx」を日本で展開し、第1弾製品となるARグラス「xbx a01+」を同日発売すると発表した。価格は4万3980円(税込)。公式サイトのほか、Amazon、家電量販店で販売する。

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XREALの技術をより身近に。「Just Play」を掲げた新ブランド「xbx」

XREALはこれまで、高性能なARグラスを展開し、ARグラス市場で4年連続シェア1位を獲得するとともに、自社開発比率65%という高い技術力を築いてきた。一方で、ARグラスは価格や導入のハードルから、一部のガジェットファンや開発者向けというイメージも残っている。

新たに立ち上げた「xbx」は、そうした状況を変え、より多くの人へARを届けるためのブランドだ。先端技術を日常の中で気軽に楽しめる存在へと広げることを目指し、「Just Play(つなぐだけで楽しめる)」をコンセプトに掲げる。複雑な設定を意識することなく、スマートフォンやゲーム機と接続するだけで大画面を楽しめる体験を若年層や初心者へ提供する。

第1弾となる「xbx a01+」は、その思想を形にしたエントリーモデルだ。価格を4万円台に抑えながらも、XREALが培ってきた光学技術や映像処理技術、自社開発チップによるAI機能などを受け継ぎ、ARグラスを初めて使うユーザーでも扱いやすい製品に仕上げた。

本体は光学シースルー方式を採用し、重量は約62gと業界最軽量クラスを実現した。前面のフロントフレームを取り外すと約56gとなり、AirPods Proに近い軽さで装着できる。素材や内部構造を見直したほか、カメラやバッテリーを搭載しないシンプルなテザード構造とすることで軽量化を実現した。

装着感にも配慮しており、ノーズパッドは接触面積を広げて鼻への圧力を分散。テンプル部分も滑りにくい形状とした。ベッドやソファで横になって映画を視聴する場面も想定し、枕にツルが当たりにくい設計を採用している。

接続はUSB Type-Cケーブル1本で完結するテザード方式を採用する。DisplayPort Alt Mode(DP Alt Mode)対応USB Type-C端子を備えたデバイスへ接続するだけで利用でき、複雑な初期設定は不要だ。本体にはバッテリーを内蔵しておらず、映像信号と電力供給は接続先デバイスが担うため、利用時は接続機器のバッテリーを消費する仕組みだ。

対応機器はiPhone 15シリーズ、iPhone 16シリーズのほか、Windows PC、Mac、Steam DeckなどDP Alt Mode対応デバイス。接続すると約4メートル先に147インチ相当の仮想スクリーンを表示でき、自宅でも移動中でも大画面で映像やゲームを楽しめる。

ディスプレイにはMicro-OLEDパネルを採用し、片眼1920×1080ドットのフルHD表示に対応。約10.7億色を表示でき、最高輝度は1600ニトに達する。明るさは14段階で調整できるため、晴天の屋外では周囲の明るさに埋もれにくく、夜間の室内では眩しさを抑えながら視聴できる。

リフレッシュレートは最大120Hzに対応する。ただし120Hz表示を利用するには、接続するスマートフォンやPC、ゲーム機側も120Hz出力へ対応している必要がある。

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AIによる映像補正やリアル3D、着せ替えフレームで広がる楽しみ方

映像処理には、自社開発比率65%というXREALの技術力を生かしたAI機能を数多く搭載する。

AIによる「SDR-HDR変換」は、一般的なSDR映像をリアルタイムでHDR相当の映像へ変換する機能だ。動画配信サービスの映画や動画コンテンツも、AIが色やコントラストを補正し、10.7億色表示対応のMicro-OLEDパネルと組み合わせて、より鮮やかな映像として楽しめる。

空間手ブレ補正もAIが担う。1000Hzの高速トラッキングと1200Hzレンダリングを組み合わせ、頭の動きをAIが瞬時に予測しながら映像位置を補正することで、画面が空間に固定されているような安定した表示を実現する。歩行中の振動だけでなく、ソファで寝転がりながら映画を見たり、飲み物や食べ物を口に運ぶ際の細かな頭の動きも補正し、乗り物での移動中でも映像が大きく揺れにくい。

映像体験をさらに広げる機能として、自社開発の「X1チップ」による「リアル3D」を搭載した。YouTubeや動画配信サービスの映像、ゲームなど、通常の2Dコンテンツをリアルタイムで3D映像へ変換し、専用コンテンツを用意しなくても立体映像として楽しめる。3Dモードでは3840×1080ドット表示に対応し、2026年秋には3D表示時のリフレッシュレートを60Hzへ引き上げるソフトウェアアップデートも予定している。

外観はブルーのレンズと蛍光イエローのケーブルを組み合わせたデザインを採用し、従来のARグラスとは異なるカジュアルな印象に仕上げた。

さらに、バリアブルフロントフレームと呼ぶ着脱式フレームを採用する。前面フレームはマグネットで簡単に交換でき、メーカー純正の交換用フレームで好みのデザインへ着せ替えられるほか、公式が3Dデータ(OBG形式)を公開予定で、3Dプリンターを使ってオリジナルフレームを制作することも可能だ。ガジェットとしてだけでなく、ファッションアイテムとして自分らしいデザインを楽しめる点も新ブランドならではの特徴となる。

XREALは、技術志向のブランドとして培ってきたAR技術を「xbx」へ展開することで、これまでARグラスに触れる機会が少なかった若年層や初心者にも利用者層を広げ、日常の映像視聴やゲームプレイなど、より身近なシーンでARを楽しめる環境の普及を目指す。

XREAL取材
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