当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

TCL、山﨑賢人を新アンバサダーに起用。「安価な大画面」から脱却狙う2026年テレビ戦略

TCLの日本法人であるTCLジャパンエレクトロニクスは5月14日、2026年のテレビおよびサウンドバー新製品群を発表した。

合わせて日本市場におけるブランド戦略も刷新し、新アンバサダーとして山﨑賢人さんを起用。「いちばん綺麗に、観てほしい。」という新たなブランドコピーを掲げ、日本市場での存在感拡大を狙う。

スポンサーリンク

独自のフラッグシップ技術「SQD-Mini LED」で次世代の映像体験を実現

TCLジャパンエレクトロニクス 副社長 西山隆信氏

同社は現在、世界160以上の国と地域で事業を展開している。テレビカテゴリーにおいては、世界的に高いシェアを誇っており、出荷台数ベースで世界2位、ミニLEDテレビや75V型以上の大型テレビカテゴリーでは世界首位を獲得している。一方、日本国内では「価格の安い大型テレビメーカー」という印象が先行していたことから、今回はプレミアム路線を強く打ち出した格好だ。

背景にあるのが、グループ傘下にパネルメーカーCSOTを抱える垂直統合体制だ。パネルの生産から画質のチューニングまで自社で一貫して行えるため、大画面化と高品質化を両立しやすい。2026年モデルでは、その強みを前面に押し出す形で独自技術「SQD-Mini LED」を展開する。

「SQD-Mini LED」の「SQD」はSuper Quantum Dot(スーパー量子ドット)の略で、独自のカラーフィルターや高精度なMini LEDバックライト制御を組み合わせることで、従来のQD-Mini LEDを大幅に進化させたTCL独自のフラッグシップ技術だ。

「スーパー量子ドット」と「ウルトラカラーフィルター」によって、4K/8K時代の広色域規格「BT.2020」を全画面で100%カバー。色再現精度も従来比で約69%向上しており、HDR映像の鮮やかな光や微妙な色の階調まで繊細に描き出せる。また、高輝度表示時に発生しやすい色にじみやハロー現象(光の漏れ)も抑えられており、明暗の境界がより自然で立体感のある映像表現を実現している。

バックライト制御も大きく進化しており、最上位モデルでは最大10,000ニトのピーク輝度と2万分割超のローカルディミングを実現。暗部を引き締めつつ、強い光の表現も両立できるため、HDRコンテンツでは特に高い没入感を得られる。

さらに、高効率な発光構造によってパネルの薄型化も進められており、本体の最薄部は約2cmに抑えられている。TCLはこのSQD-Mini LEDを、OLEDやRGB-Mini LEDとは異なるアプローチで高画質を追求する次世代液晶技術として展開している。

「X11L」シリーズ

この「SQD-Mini LED」技術を採用するのは、フラッグシップモデル「X11L」に加えて、プレミアムモデル「C8L」、ハイグレードモデル「C7L」の3シリーズ。

このうち、「X11L」「C8L(55V型以外)」はベゼルとディスプレイの間の非表示領域を極限まで排除した「Virtually ZeroBorder」を採用しており、圧倒的な没入感を実現する。

フラッグシップモデル「X11L」シリーズは98V型、85V型、75V型を用意。価格は98V型が200万円前後、85V型が130万円前後、75V型が90万円前後。プレミアムモデル「C8L」は98V型、85V型、75V型、65V型、55V型を用意し、価格は26万円前後から。ハイグレードモデル「C7L」は85V型、75V型、65V型、55V型を用意し、価格は22万円前後から展開する。

上記3シリーズに加えて、赤・緑・青のLEDを独立制御する「RGB Mini LED」採用の「RM7L」シリーズも投入する。SQD-Mini LEDとRGB Mini LEDを並行展開する構成は業界でも珍しい。

RGB Mini LEDでは「超凝縮マイクロレンズ」により色のにじみを抑制し、単色表示時でもBT.2020色域100%を実現するという。「RM7L」シリーズは75V型と65V型の2サイズを展開。価格は現時点では未定だ。

「A400M」シリーズ

普及帯では、量子ドットシートとMini LEDバックライトを組み合わせた4Kモデルの「QD-Mini LED A400M」シリーズが98V型、85V型、75V型、65V型、55V型の5サイズ展開で、価格は15.5万円から。

4K解像度の量子ドット液晶テレビは、倍速対応の「A400」シリーズとエントリーモデルの「T6D」シリーズが投入。サイズは75V型、65V型、55V型に加えて、「T6D」シリーズのみ50V型と43V型も用意する。価格は「A400」シリーズが13万円から、「T6D」シリーズが9万円から。

さらに個室や寝室向けのパーソナルサイズのフルHD解像度の量子ドットモデル「S5L」シリーズは、40V型と32V型の2サイズ展開で、価格は5.5万円からとなっている。

スポンサーリンク

上位モデルは4K/144Hzや288Hz駆動に対応。ゲーミングモニターも本格展開

TCLジャパンエレクトロニクス マーケティング戦略本部 本部長 久保田篤氏

今回発表した2026年モデルは、ゲーム用途への訴求も強い。「A400」シリーズ以上では4K/144Hz入力に対応し、全端子でハイフレームレート信号を扱える。さらに独自のDLG(Dual Line Gate)技術により、2K解像度時には最大288Hz駆動もサポートする。AMD FreeSync Premium Pro認証も取得しており、映像のカクつきやティアリングを抑える。

同時発表のゲーミングモニターは5シリーズ構成。最上位「32X3A」は次世代OLED+パネルを採用し、4K/240HzとFHD/480Hzを切り替えられるデュアルモードを備える。「27C2A Pro」は2,304ゾーンのローカルディミング対応QD-Mini LEDバックライトを搭載し、最大2,000cd/m²の高輝度表示を実現した。

音響にもこだわっており、デンマークのプレミアムオーディオブランド「Bang & Olufsen」と提携。上位テレビや、同時発表の3.1.2ch/300W出力のサウンドバー「A65K」に共同開発サウンドシステムを採用した。テレビ本体のスピーカーとサウンドバーを連携させ、空間全体で立体音響を構築する独自機能にも対応する。

ソフトウェアでは、2026年夏からGoogle TVへの生成AI「Gemini」統合を予定。視聴履歴をもとにしたコンテンツ提案や自然言語による検索、スマートホーム機器操作などを行える。待機時にはAI生成アートや写真を表示する「プライベートギャラリー」機能も備える。

新アンバサダーに就任した山﨑賢人さん

発表会には新アンバサダーの山﨑賢人さんが登壇した。実機映像を見た感想として「自然の色や人の肌の質感がリアルだった」とコメント。演技で「いちばん綺麗に見てほしい瞬間」を問われると、「心」と回答し、「表情の細かな変化や感情の動きまで伝わる環境は、演じる側としてもうれしい」と語った。

新CM撮影では、決められた動きではなく自由に動く山﨑さんをカメラマンが追いかけるスタイルを採用。「ファッション撮影みたいな熱量があった」と振り返った。また、自身が輝く瞬間として「アクションシーン」を挙げ、「指先まで意識して演じている」と説明。今後はガンアクションにも挑戦したいと話していた。

このほか、飛行機からオーロラを見たエピソードも披露。「肉眼では雲のようだったが、スマホ越しだと鮮やかな緑に見えた」と語り、「また見られたら大画面テレビでも楽しみたい」と笑顔を見せた。

新製品群は5月21日より順次発売予定。Mini LED搭載テレビやゲーミングモニターには3年間の長期保証が付帯する。

また、今回の新製品の発売を記念して、対象となるテレビを予約・購入し、製品のレビューを投稿することで、最大15.6万円のキャッシュバックが受けられる販促キャンペーンが2026年8月16日まで実施される。キャンペーンの詳細については、専用ページを確認いただきたい。

▶︎ AmazonでTCLの大画面テレビをチェック