
サムスン電子は、世界最大のIT・テクノロジー展示会「CES 2026」の開幕2日前にあたる2026年1月4日午後7時(日本時間2026年1月5日正午12時)に「The First Look」を開催する。
このイベントは、2026年のDX(デバイスエクスペリエンス)部門のビジョンと、新たなAI(人工知能)基板の顧客体験を発表することを目的としている。CES開幕直前のこのタイミングでAIとDXを前面に押し出すことは、同社がテクノロジー業界における次なる成長の軸足を、個々の製品の機能向上から、AIによって統合されたシームレスなユーザー体験の提供へと完全にシフトさせていることの表れだ。
具体的には、スマートフォンや家電製品がネットワークでつながり、AIがその全てを制御する「スマートライフ」の実現に向けた、明確なロードマップが示されることが期待される。
「The First Look」は、ラスベガスのWynnホテル(Wynn Las Vegas)内のLatour Ballroomで実施される。
基調講演は、サムスン電子代表理事、CEO兼DX部門長のTM Rho氏が務める。また、今後の事業方針の発表者として、SW Yong社長(ビジュアルディスプレイ(VD)事業部長)と、Cheolgi Kim副社長(デジタルアプライアンス(DA)事業部長)も登壇する予定だ。トップ経営陣を総動員してビジョンを披露するこの姿勢は、このAI戦略が持つ戦略的な重要性を強調している。
本イベントは、Samsung Newsroom、Samsung公式YouTubeチャンネル、およびSamsungのTVストリーミングサービスSamsung TV Plusを通じてライブ配信される。なお、イベント会場であるLatour Ballroomでは、他のサムスンイベントおよび展示会も2026年1月7日まで引き続き実施される。
関連リンク
(画像提供:サムスン電子ジャパン)
