Amazonは10月2日、同社傘下のセキュリティカメラブランド 「Ring」 が提供するサブスクリプションサービス 「Ring プロテクトプラン」 に新機能を追加すると発表し、あわせてサービス名を 「Ring Homeプラン」 に変更すると発表した。
「Ring Homeプラン」 は、「Ring Home Basic」 「Ring Home Standard」 「Ring Home Premium」 の3プランが用意されており、それぞれ利用できる機能や料金体系が異なる。
そこで本稿では、各プランの違いを簡潔にまとめてみた。これからRingのサービスをフルで活用したいかたは要チェックだ。
「Ring Homeプラン」 3プランの違いを比較してみた
Ring Homeプラン | Basic | Standard | Premium |
---|---|---|---|
料金 | 月額350円 年額3,500円 | 月額1,180円 年額11,800円 | 月額2,380円 年額23,800円 |
適用可能台数 | デバイス1台 | 1住所すべて | 1住所すべて |
最長180日間のビデオイベント履歴 | ◯ | ◯ | ◯ |
人物検知/荷物検知 | ◯ | ◯ | ◯ |
ビデオプレビュー付き通知 | ◯ | ◯ | ◯ |
ピクチャーインピクチャー | × | ◯ | ◯ |
マルチカメラライブビュー | × | ◯ | ◯ |
ドアベルコール | × | ◯ | ◯ |
デイリーイベントサマリー | × | ◯ | ◯ |
デバイスのモード設定 | × | ◯ | ◯ |
延長保証 | × | ◯ | ◯ |
ライブ映像 | 10分まで | 30分まで | 無制限 |
24時間連続録画 | × | × | ◯ |
「ビデオプレビュー付き通知」 は、モーション検知で記録された映像をRingアプリを使用せず確認できる機能。短尺のアニメーション画像付きモーションアラート通知がスマートフォンにプッシュ通知で送信されるため、ひと目で通知内容を把握できる。
「ドアベルコール」 は、ドアベルのボタンが押された際に受け取る通知の見逃しや呼び出しの聞き逃しを防ぐ機能。訪問者がドアベルのボタンを押した際に、スマートフォンの画面に電話の着信と同様の呼び出し画面が表示される。受話アイコンをタップすると、ライブ映像を通じて、訪問者に直接話しかけることも可能だ。
「24時間の連続録画機能」 は、電源アダプターを接続し使用するタイプのRingカメラ製品で利用できる機能。24時間365日の連続録画が可能で、最長で14日分の映像データを保存できる。モーション検知ゾーン外で発生したイベントも録画できる。
なお、「ライブ映像」 はこれまで最長10分間まで視聴できたが、ユーザーからより長い時間のライブ映像が視聴したいという声があったという。そこで今回の新プラン 「Ring Homeプラン」 では10分/30分/無制限の視聴が可能になった。特に、無制限で視聴できる 「Ring Home Premium」 であれば自宅の部屋で仕事をしながら、外で遊ぶお子さんの様子を確認することが可能だ。
上記表が、「Ring Home Basic」 「Ring Home Standard」 「Ring Home Premium」 の3プランの機能の違いとなる。
「Ring Home Basic」 は、デバイス1台でのみ利用できるものになっており、人物検知/荷物検知やビデオプレビュー付き通知、最長180日間のビデオイベント履歴など基本的な機能が利用できるが、ライブ映像は最大10分間の視聴に対応する。料金は月額350円、年額3,500円とお手頃な価格で利用できるため、エントリープランとしての位置付けとなる。
中間プランとなる 「Ring Home Standard」 は、「Ring Home Basic」 の機能に加えて、最大30分のライブ映像視聴や、ピクチャーインピクチャー、マルチカメラライブビュー、ドアベルコールなどの機能が利用できる。Ringが提供する機能のほとんどが利用できる上に、連携できるデバイス数は同じ住所内であれば制限なく利用できるため、一般的なユーザーであればおそらく 「Ring Home Standard」 で十分という感じだろう。料金は月額1,180円、年額11,800円。
最後に、「Ring Home Premium」 は 「Ring Home Standard」 で利用できる機能をすべて制限なく利用できるプランになる。「Ring Home Standard」 との違いとしては、ライブ映像の連続視聴が無制限、24時間の連続録画機能が利用できる点になる。料金は月額2,380円、年額23,800円。
前述したように、一般的なユーザーであれば 「Ring Home Basic」 あるいは 「Ring Home Standard」 で十分にRingを活用できそうだが、もしより高いセキュリティ、見守り機能が必要であれば 「Ring Home Premium」 も視野に入ってくるかもしれない。ぜひご自身に合ったプランを選択いただければと思う。
(画像提供:アマゾンジャパン)