次期「iPad Pro」に関する噂がチラホラ出始めている。先日は、ホームボタン廃止とベゼルレスデザインへの移行、顔認証機能「Face ID」の搭載が噂されていたが、さらに搭載するプロセッサに関する情報も登場した。
中国メディアのMyDriversによると、次期「iPad Pro」のプロセッサは8コアの「A11X」になる予定で、7nmプロセスで製造されるとのこと。製造は台湾のTSMCが受け持つ。現行の「iPad Pro」に搭載されている「A10X Fusion」プロセッサが10nmプロセス、合計6コアだったため、それよりもさらに進化した形だ。
具体的には、「Monsoon(モンスーン)」という高性能コアが3つに、「Mistral(ミストラル)」という省電力コアが5つの計8コア。「iPhone X」や「iPhone 8」に搭載された「A11 Bionic」は6コア/10nmプロセスなので、「A11X」プロセッサはかなり高い性能を持つことになるのかも。
次期「iPad Pro」の性能は大幅な向上が期待できる?
ここ最近のAppleのプロセッサ「A」シリーズの進化は凄まじい。先日発売したばかりの「iPhone X」に搭載されている「A11 Bionic」は13インチ「MacBook Pro」に匹敵する処理性能を持つというベンチマーク結果が出ている。OSや解像度など多くの点で異なるため、正確な比較にはならないのは確かだが、それでもモバイル・タブレット端末に同性能は驚異的。
また、予想以上の省電力化も施されているため、性能が大幅に向上しているにも関わらず、端末のバッテリー持ちが従来からほぼ変わっていない点にも注目すべき。次期「iPad Pro」の「A11X」プロセッサも省電力コアが5つも搭載されると予想されていることから、現行モデルからバッテリー持ちが大幅に変わることはないのかもしれない。
ちなみに、次期「iPad Pro」には「Face ID」が搭載されるともっぱらの噂。ホームボタンが廃止されると予想されており、「iPhone X」のようにベゼルレス端末として生まれ変わる可能性が大だ。
次期モデルの登場は早ければ来年春、遅くて2018年秋になる模様。すでに次期「iPad Pro」のコンセプトデザインが登場しているので、次期モデルの登場に期待している方はこれらを見て期待を膨らませておこう。
[ via MacRumors ]