いよいよ韓国Samsungも、スマートスピーカーの開発競争に参戦するようだ。
本日、米WSJはSamsungのスマートスピーカー計画について報じており、将来的に「Amazon Echo」や「Google Home」といった各スマートスピーカーに対抗した製品の発売を計画していることが判明した。
Samsungもスマートスピーカー市場に参入へ
スマートスピーカーといえば、Amazonの「Amazon Echo」やGoogleの「Google Home」などが有名だが、つい先月にはAppleもスマートスピーカー「HomePod」を発表。スマートスピーカー市場に熾烈な競争が起こりそうな気配が漂っている。
これに、Samsungも参入予定。「Vega」というコードネームを持つスマートスピーカーを1年以上も前から開発を進めているとのこと。ただ、どのような機能を搭載するのかなど詳細は確定しておらず、発売時期や仕様についてもまだ不明だとWSJは報じる。
搭載する音声アシスタントはSamsung独自の「Bixby」になる見込み。「Galaxy S8」シリーズとともに発表された同アシスタントは、「Galaxy S8 / S8+」や今月から韓国で発売する予定の「Galaxy Note FE」でも利用できることが発表されている。ただし、肝心な「Bixby Voice」に関しては開発が遅れており、先行リリースが予定されている米国内でも少なくとも今月後半まで利用することができないという。
「Bixby」自体の開発が思うように進んでいない状態のようだが、Samsungの独自スマートスピーカーがどんなものになるのか、世界のユーザーは注目しているようだ。
スマートスピーカー市場は現在、多数のIT企業が参入を決定しており、市場規模が急激に拡大中。日本でもLINEが独自のスマートスピーカーを発表しているだけでなく、今年の夏には「Google Home」が日本にも上陸する予定。これらの端末が、ユーザーの生活にどれほど有用なのかはまだまだ未知数なところもあるが、多くのユーザーが期待しているのも事実。
ちなみに、Samsungは「Bixby Voice」を「Galaxy」シリーズだけでなく、冷蔵庫などの家電に対しても提供する予定。まだ今後の計画については明らかになっていないが、各家電に音声アシスタントが搭載される時代もそう遠くないのかもしれない。
[ via SlashGear ]