
6月11日、KONAMIは「パワフルプロ野球」シリーズ最新作『パワフルプロ野球2026-2027』を発売した。本作はシリーズ30周年記念作品として発売された最新作で、WBCモードの搭載や歴代キャラクターの集結など、30周年ならではの要素を多数収録している。
都内で行われた発売記念イベントには、自他ともに認める野球ガチ勢のなにわ男子・藤原丈一郎さんと、お笑いコンビ・アンタッチャブルの山崎弘也さん、柴田英嗣さんの3名が登場。30周年という大きな節目にふさわしい、笑いと熱気にあふれたステージとなった。
ゲスト3人が語るパワプロ遍歴&パワプロ愛
イベントは、ゲストたちが自身の「パワプロ遍歴」を明かすところからスタートした。
小学生の頃から「パワプロ」シリーズをプレイしている藤原さんは、当時すでにアイドル活動を始めており、「ダンスしてパワプロ、練習してパワプロ」という生活を送っていたという。レッスンの合間には楽屋でジャニーズJr.の仲間や友人たちと遊ぶことも多く、「パワプロ」が日常の一部になっていたことを振り返った。
なかでも熱中していたのがペナントモードだ。熱狂的なオリックス・バファローズファンとして、チームが低迷していた時代には「自分が優勝の景色を見せてあげるんだ」という思いでプレイしていたという。さらに、実際のプロ野球の日程に合わせて1日1試合ずつ進め、試合のない月曜日は「移動日」としてゲームも休むなど、徹底したリアル志向のプレイスタイルを明かし、会場を驚かせた。
対するアンタッチャブルの二人は、若手時代の切実な思い出を披露した。当時は芸人として思うような結果を残せず、仕事も少ない時期だったが、そんな中で大きな支えになっていたのが「サクセス」モードだったという。
「芸人としてのサクセス(成功)がなかなかつかめない現実のフラストレーションを、ゲームの中で選手を育てることにぶつけていた」と柴田さん。山崎さんは「あの時期にパワプロがなければ、仕事のない自分と向き合いすぎて芸人をやめていたかもしれない」と振り返るほど、精神的に救われていたとのことだった。
さらに当時は、有田哲平さんら芸人仲間と定期的に集まり、サクセスモードで育成した自慢の選手たちを持ち寄ってチームを編成し、ペナントレース形式で対戦を繰り広げていたという。優勝トロフィーまで用意するほどの本気ぶりで、山崎さんは「その優勝のためだけに生きていた」と当時を回想。ゲームを超えた「大人の本気の遊び」に没頭していた様子がうかがえた。
「肩1」に「ムード×」?個性が爆発した能力診断
今作の目玉の一つが、30周年を迎えた「サクセス」モードだ。藤原さんは「サクセスと同級生(30歳)なので運命を感じる」と語り、2026年の侍ジャパンの一員として大谷翔平選手らと世界一を目指す「ワールドベースボールクラシック(WBC)」モードにも注目。「ゲームの中で大谷選手と会話できるのがすごい。これからは『大谷選手と話したことがあります!』と言いふらしたい!」と笑顔を見せた。
すると山崎さんが、WBCで話題になった侍ジャパンの決起集会を引き合いに、「途中でみんなで焼肉に行くモードとかもあるのかな?」と冗談を飛ばす一幕も。藤原さんも「それが入っていたら面白いですよね」と応じ、新モードの話題で盛り上がった。
特に会場が沸いたのが、ゲストの性格やプレイスタイルからデータを算出する「パワプロ能力診断」だ。誰でもこちらのリンクからアクセスし、質問に答えていくだけで自分だけの選手を作ることができる。
山崎さんは「逆境◯」「切り込み隊長」「伝説のサヨナラ男」といった勝負強さを持つ一方、画面が赤く染まるほどマイナスの能力が多いという結果に。特に「ムード×」については、柴田さんから「ムード悪い奴が切り込んで……誰もベンチ喜んでない!」とツッコミが入っていた。
藤原さんは投手能力を示す「ノビ」が最高ランクのAという高評価を獲得し、これには「僕自身の(アイドルとしての)伸びがあるって捉えてます」とかなり満足げな様子。しかし、山崎さんから「こういう(ノビがAとかを)公の場で自分で言っちゃうのは、ちょっとねぇ……」とイジられ、「出た!ムード×ですよ!」と言い返す様子に会場からは大きな笑いが起こっていた。
柴田さんは「アベレージヒッター」という巧打者の顔を見せつつ、なんと「肩1」という衝撃の低評価。山崎さんや藤原さんからはもちろんツッコミが入ったが、高い走力を引き合いに出し、「足でカバーだから!その代わり!」と必死に弁解。
これに対し、相方の山崎さんは「外野で肩1って、本当ダメよ!」とバッサリ。さらに、「ボール取ったら投げるよりも走った方が早い」と、ボールが飛ばないことをイジり倒した。
ホームランアタックで真剣勝負。山崎さんが圧巻の優勝
イベント中盤には、本作の「ホームランアタック」モードを使用したホームラン対決も実施された。ピッチャーが投げるボールを次々と打ち返し、ホームランの本数や飛距離を競うモードで、ゲスト3人が真剣勝負を繰り広げた。
山崎さんは、大谷翔平選手を選択。「大谷選手を使わせてもらっている以上、負けるわけにはいかない」と意気込みを語ると、その言葉通り圧巻のパフォーマンスを披露した。5本連続ホームランを含む豪快な打撃で会場を沸かせ、6万264ポイントを記録して見事優勝を果たした。
藤原さんはオリックス・バファローズの頓宮裕真選手を選択。序盤はタイミングが合わず苦戦したものの、後半に調子を上げて2球連続ホームランを記録し、2位に食い込んだ。侍ジャパンやアメリカ代表のスター選手が並ぶ中でも頓宮選手を選ぶあたりに、藤原さんらしいオリックス愛が表れていた。
柴田さんは、アメリカ代表のアーロン・ジャッジ選手を選んで勝負に挑戦。しかし、豪快な一発を期待されながらも空振りが目立ち、思うように得点を伸ばせず最下位という結果に。山崎さんから鋭いツッコミを受ける場面もあり、会場は大きな笑いに包まれた。
ホームラン対決の後には、ゲスト3人からファンへ向けたメッセージが送られた。
柴田さんは、かつてシリーズを遊んでいた世代に向けて「昔を思い出してまた遊んでほしい」と呼びかけるとともに、自身も体験した能力診断について触れ、「自分では気づいていない一面を発見できる」とその魅力をアピールした。
続く藤原さんは、野球に詳しくない人でも楽しめる作品であることを強調。さまざまなモードを通じて野球の面白さや奥深さに触れられるとして、多くの人にプレイしてほしいとメッセージを送った。
そして山崎さんは、長年シリーズを遊んできた立場から、現在の『パワフルプロ野球』が世代を超えて楽しめる作品になっているとコメント。家族や友人同士でコミュニケーションを深めるきっかけとしても魅力的なゲームだと語った。
少年時代の思い出から若手時代の支えとなったエピソード、そして家族三世代で楽しめる現在の姿まで、ゲストたちの言葉からは『パワフルプロ野球』が世代を超えて愛されてきた理由が垣間見えた。会場は作品への愛情とリスペクトに満ちた温かい拍手に包まれ、30周年の節目を祝うイベントは幕を閉じた。
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