Appleの新製品の予測に関して、高い的中率を誇る著名アナリストMing-Chi Kuo氏。彼は2月18日付で、新しい投資家向けレポートを公開。そのレポートには、Appleが今後発売予定の新型iPadに関する情報が含まれている。
Kuo氏が公開したレポートによると、Appleは全4種類の新型iPadを用意していることがわかった。しかも、これらのデバイスは2019年後半に発売が予定されているという。以下で詳細をお伝えする。
iPad (第7世代)は10.2インチのディスプレイが搭載
Ming-Chi Kuo氏によれば、Appleは2種類の新型iPad Pro、1種類の新型iPad、そして新型iPad miniを用意しているという。
このうち、新型iPadとiPad miniに関しては以前から登場が噂されていたものになるが、Kuo氏の報告では新型iPadは10.2インチの画面が搭載されているとのことだ。現行モデル 「iPad (第6世代)」 は9.7インチの画面が搭載されていることから、新型モデルは前モデルよりも画面が大きくなることを意味する。
どのように画面の大型化を実現するかは不明だが、ベゼルを細くして画面を大型化した 「iPad Pro (2017) 10.5インチモデル」 のようなデザインか、もしくはホームボタンを排除しベゼル面積をほぼなくすことでベゼルレスデザインにした 「iPad Pro (2018)」 のようなデザインのどちらかが有力だろう。
これまでの情報を考慮すると前者である可能性が高いものの、iPhoneでさえもベゼルが細い上位モデル 「iPhone XS/XS Max」 とベゼルが太い下位モデル 「iPhone XR」 の2種類が用意されていることを考えると、iPad ProとiPad (第7世代) の間に 「ベゼルの太さ」 という差別化を図る可能性は十分にあるだろう。
そうなると、「iPad (第7世代)」 もベゼルレス化することで、いよいよ第2世代Apple Pencilに対応する可能性も出てくる。ただし、第2世代Apple Pencilに対応するにはUSB-Cコネクタが必要になるなど、iPad Proとの差別化が少なくなってしまうことを考えたら、従来通り第1世代Apple PencilとLightningコネクタをサポートする可能性もありそうだ。
Ming-Chi Kuo氏は、新型iPadだけでなく、新型iPad Proや新型iPad miniも用意されていることを伝えている。これら4種類のiPadはすべて2019年後半に発売予定であるとのことだが、iPad ProとiPad miniに関しては現行モデルよりも高速なプロセッサが搭載されること以外に詳しい情報はない。この辺りは続報に期待だ。
[ via 9to5Mac ]