Appleはまもなく新型Apple TVを発売すると見られているが、その投入が間近に迫っている可能性があることが分かった。
昨日開発者向けに配信された ｢tvOS 13.4 beta 1(17L5225g)｣ で、未発表のApple TVの存在が確認された。海外のApple系メディア9to5Macが報じた。
｢Apple TV 4K｣ の新型モデルが近く発売か
昨日から一部のデベロッパーを中心に、｢tvOS 13.4 beta 1｣ でコードネーム ｢T1125｣ が割り当てられた未発表のApple TVが確認されたことが話題になっている。
現行のApple TVはHDモデル ｢Apple TV HD｣ と4Kモデル ｢Apple TV 4K｣ の2機種が存在するが、それぞれJ42d、J105aのコードネームが割り振られていたため、今回発見された ｢T1125｣ がこれから発売する新型モデルではないかという予測が立てられているのだ。
9to5Macはこの ｢T1125｣ について深掘り解析したところ、ARM64eアーキテクチャを採用したモデルであることが分かったとのこと。同アーキテクチャーはiPhone XS以降のモデルに搭載されたプロセッサ ｢A12｣ ｢A13｣ だけが採用しているため、新型 ｢Apple TV｣ にはこのどちらかが採用される可能性があることになる。
また、4K/HDRを引き続きサポートするとのことなので、おそらく現行の ｢Apple TV 4K｣ のアップグレードモデルが登場するものと予想される。Apple Arcadeなどで今後配信される、美麗なグラフィックを使用した高負荷のかかる3Dゲームをより快適にプレイできるようにするためのアップデートになるのではないだろうか。
ちなみにApple TVの新型モデルについての噂は今回が初めてのことではなく、以前にはA12 Bionicプロセッサを搭載し、HDMIポートの規格が ｢HDMI 2.1｣ になることが予想されていた。
果たしてこの新型モデルはいつ登場するのだろうか。もっとも可能性が高いのは現時点では来月に開催されることが予測されているAppleの新製品発表会。3月リリース予定の ｢tvOS 13.4｣ のベータ版で存在が見つかっていることから、その可能性はかなり高いと言えるだろう。
ただし、一部のリーカーやアナリストからは今年6月までに発表という情報も聞いているため、6月のWWDCあたりで発表される可能性もゼロではなさそうだ。