Appleは今秋に新型iPadを発売する予定のようだ。同新型iPadを発売するため、AppleはEEC (ユーラシア経済委員会) のデータベースに未発表のiPadと思われる5つのデバイスを申請・登録したことがわかった。印メディアMySmartPriceが報告している。
未発表のiPadと思われる端末がEECに登録
EECはロシアやカザフスタンなどユーラシア経済連合の管理機関。ユーラシア経済連合の地域で暗号化された技術を採用した製品を販売する際、同管理機関にデバイスを登録する必要がある。もちろんAppleも例外ではなく、新製品を出す数週間~数ヶ月前にEECに未発表デバイスを登録するのが通例だ。
そして今回発見されたiPad。登録されたのは 「A2068, A2197, A2198, A2228, A2230」 というモデルナンバーを持つ未発表の製品。これらのモデルナンバーは過去に存在しないもので、さらにリストには 「iPadOSが動作する」 ことが記載されており、明らかに現行iPadではないことがわかる。これが噂の10.2インチiPad、新型10.5インチiPadもしくは新型iPad Proなのだろうか。
最も可能性が高いのは前者の10.2インチiPad。これは2018年3月に発売した 「iPad (第6世代)」 を置き換える形で登場するとみられていて、画面サイズが9.7インチから10.2インチに拡大すると予想されている。同モデルはだいぶ前から著名アナリストやリーカーから情報がもたらされていたが、発売まで意外と時間がかかったようだ。
ちなみに、10.2インチiPadは7月後半に量産に入る見込みであることが中国のサプライチェーンから情報が漏れている。やはり新型iPadが近いうちに登場するのは間違いない模様。
気になるのは発売時期。EECのデータベースに登録された情報によると、新型iPadはiPadOSを搭載しているとのこと。iPadOSは今秋に正式リリースとなる予定であるため、同iPadの発売は次期iPhoneと同時の9月もしくはそれ以降になる可能性が高い。
「iPad (第6世代)」 は37,800円(税別)から購入できる最もコストパフォーマンスに優れたiPadだ。内蔵されているプロセッサは64ビットアーキテクチャを搭載した 「A10 Fusion」 で、安価ながら性能もそれなり。上位モデルに10.5インチの画面を搭載したiPad Airや、11インチ・12.9インチの画面を搭載したiPad Proがある。
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