サウンドファン、新型テレビ用スピーカー 「ミライスピーカー・ステレオ」 10月20日に発売。待望のステレオモデル、言葉も音楽もハッキリ

株式会社サウンドファンは10月19日、メディア向け新製品発表会を開催。新型テレビ用スピーカー 「ミライスピーカー・ステレオ」 を10月20日より発売すると発表した。

メーカー希望小売価格は39,600円(税込)。同社オンラインショップをはじめ、Amazon.co.jpや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのインターネット通販、家電量販店、一部百貨店、テレビ通販などで購入可能だ。

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待望のステレオモデル 「ミライスピーカー・ステレオ」 が発売

(画像提供:サウンドファン)

「ミライスピーカー・ステレオ」 は、ステレオアンプを内蔵したテレビ用スピーカー。従来から販売されている 「ミライスピーカー・ホーム」 の上位モデルにあたる製品だ。

「ミライスピーカー」 シリーズは、特許技術 「曲面サウンド」により、聞こえに悩みを抱えている人でもテレビの音量を上げることなく音を聞きやすくなるテレビ用スピーカー。お年寄りがいるご家庭などでの “テレビの音量が大きすぎる問題” を解決し、耳の遠い人もそうでない人も、同じ空間でストレスなくテレビが楽しめる画期的なスピーカーとして話題の製品だ。

「曲面サウンド」 とは
従来のスピーカーに採用されている円すい形の振動板ではなく、平板を湾曲させた独自形状の振動板を採用したことで、広く遠くまでハッキリとした音声を届けることができる新技術。

従来まで、一般家庭用としては 「ミライスピーカー・ホーム」 のみが販売されていたが、モノラル出力だったこともあり、映画や音楽を楽しみたいユーザーからは 「ステレオ版も出してほしい」 という要望があったとのこと。

その要望を受けて作られたのが、今回の 「ミライスピーカー・ステレオ」 。ステレオアンプを内蔵したことで、テレビの言葉だけでなく、映画やドラマ、音楽も楽しめるようになった。

本体は一般的なサウンドバーのような横長デザインであるものの、左右に1つずつ搭載された振動板の形状を活かし、曲面をモチーフにしたユニークな形状を採用。

また、従来の 「ミライスピーカー・ホーム」 は、スピーカー部分から透けて見える振動板が白色をしていたが、「ミライスピーカー・ステレオ」 は見た目にもこだわり、黒色の振動板を採用している。

近年の家電は多機能化に力を入れる傾向にあるが、「ミライスピーカー」 シリーズはどんな人にも簡単に使えるよう、あえてシンプルな作り・機能にこだわっている。

本体正面には音量を確認できる小さな液晶画面と音量調整用のダイヤルが搭載。背面には電源オン・オフボタンが搭載されているほか、音声入力用の光デジタル入力と3.5mmステレオミニジャックの2つの端子が用意されており、どちらかの方法でテレビと接続して使用する。このほかに端子やボタンはないため、間違ってどこかのボタンを触って、ユーザーが気づかないうちに設定が変わってしまうということが起こりにくくなっている。

また、ユーザーから要望があったリモコンも付属。リモコンのボタンも電源と音量アップ、音量ダウンの3つのみとシンプルで、程よい厚みを持たせたことで、どんな人でも握りやすく、使いやすい。

今回の発表会では、実際に 「ミライスピーカー・ステレオ」 の音を聞くことができる体験ブースも設置。登場人物のセリフと楽器の音が混じり合う、とある映画の予告トレーラーを視聴させてもらったのだが、テレビの音だけで聞いたときには楽器の音に人物の声が若干埋没してしまっていたのに対し、「ミライスピーカー・ステレオ」 だと、楽器の音はもちろん、登場人物のセリフがかなりハッキリと聞こえるようになり、テレビの音だけでは聞き取れなかったセリフもきちんと聞き取ることができた。

「ミライスピーカー・ステレオ」 は10月20日より販売が開始されている。メーカー希望小売価格は39,600円(税込)だ。

今回の発表会では、「ミライスピーカー」 シリーズ事業の今後の展開についても発表があった。

まずは海外進出について。今回の 「ミライスピーカー・ステレオ」 は、11月上旬にアメリカでもローンチを予定しており、そのほかの国でも半年〜1年以内に随時展開していく予定だ。

アメリカは日本よりも大きな家が多く、サウンドバー市場が大きいことに加えて、日本の約4倍の難聴者がいるというデータがあることから、「ミライスピーカー・ステレオ」 のローンチを決定したとのこと。

アメリカ以外の国に関しては、具体的には補聴器の普及率の低い中国や、福祉に対して積極的なヨーロッパ、さらにはオーストラリアやカナダなどでの展開を予定している。

そして、世界進出を果たした後には他社製品へのビルトインを検討中。テレビの中にビルトインされれば別途スピーカーを購入する必要はなくなり、電車やバスなどの車両にビルトインされれば、アナウンスの声が周囲の人の声や走行音に埋もれることがなくなる。耳の遠い人だけでなく、健常者にも良い影響があり、より一層様々な人の役に立つことができるとしている。

現時点でビルトインに関する具体的な話はまだ進んでいないものの、候補はいくつかあり、これから提案していく段階であるとのこと。今度の展開に注目だ。

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