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Microsoft、クラウド動作VDI 「Windows 365」 8月2日提供開始。Windows 11も対応

7月15日、米Microsoftはクラウド型仮想デスクトップサービス 「Windows 365」 を 「Inspire 2021」 にて発表。8月2日から提供を開始すると告知した。

提供されるプランは 「Windows 365 Business」 「Windows 365 Enterprise」 などが用意され、どちらも料金体系は月額固定式だが、具体的な金額については未公開。詳細は8月2日に発表予定となっている。

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クラウド型仮想デスクトップサービス 「Windows 365」 8月2日から提供開始

「Windows 365」 は、SaaS (Software as a Service) 型のクラウド仮想デスクトップサービス。クラウドベースで実行され、インターネット環境さえあればクライアントデバイスを問わず動作するため、Windowsデバイスはもちろん、iOSやAndroid、macOSでも利用できるのが最大の特徴となる。

Windows 365には、Windows365.comにブラウザなどからアクセス可能(8月2日以降)。セットアップするクラウドPCは、物理PCと同じようにパーソナライズでき、CPU(最大8コア)、メモリ(最大32GB)、ストレージ(最大512GB)といった具合に各種構成を選べる仕様。

Microsoft Offiiceについては同梱されていないため、Microsoft 365などを別途契約する必要がある。そのほか集中管理や多要素認証も利用できる。

利用できるOSは、Windows 10とWindows 11で、Windows 11は今年後半の正式リリース後に利用可能になる。

なお、MicrosoftはAzure Virtual Desktop(AVD)というクラウド仮想デスクトップサービスを別に提供しているが、同サービスは従量制課金によるIaaS(Infrastructure as a Service)であるのに対して、「Windows 365」 は、SaaS (Software as a Service) 型で月額固定型という違いがある。どちらかというと 「Azure Virtual Desktop(AVD)」 は高度なカスタマイズ性を希望する大企業向け、「Windows 365」 はシンプルな運用を必要とする個人事業主や小規模事業主向けのサービスということになる。

「Windows 365」 は、8月2日からあらゆる規模の企業で利用できるようになる。詳細はこちらから確認いただきたい。