Jackery、世界最薄クラス67mmのポータブル電源「SlimPower H1」発表。直営店開設など国内展開を強化へ

Jackery Japanは7月9日、都内で「Jackery 新製品・事業戦略発表会2026」を開催し、新型ポータブル電源「Jackery SlimPower H1」と、ソーラーパネルを搭載した「Jackery Solar Backpack」を発表した。

あわせて国内事業戦略についても説明し、2026年11月には東京・原宿へ同社初となる直営店をオープンする計画を明らかにした。

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国内シェア首位を背景に販売戦略を拡充、原宿への直営店出店も発表

Jackery Japan 法人営業本部 本部長の財部隼人氏

発表会では、まずJackery Japan 法人営業本部 本部長の財部隼人氏が登壇し、事業戦略と市場概況について説明した。

Jackeryは2012年に米国で設立され、日本法人は2019年に事業を開始した。2025年度まで7年連続で売上高・販売台数ともに国内首位を維持しており、財部氏によると、第三者機関の調査では2026年1〜6月の国内店頭販売シェアも約30%で首位だったという。

一方、市場全体ではJackeryを含む大手3社がそれぞれ20%台以上のシェアを持ち、市場全体の約7割を占めているという。財部氏は、こうした市場環境を踏まえながら、価格競争ではなく、製品を実際に体験し、納得したうえで選んでもらえる環境づくりを重視していく考えを示した。

販売チャネルもオンライン中心からオフラインへ広げており、現在は全国2500店舗以上で製品を展開。今後はオンラインと店頭で取り扱うモデルを分け、それぞれの販路に合わせた展開を進める。11月中旬には東京・原宿にカフェを併設したブランド初の直営店をオープンし、実機を体験できる拠点として活用していく予定だ。

また、防災分野では災害時の製品優先供給や実証実験などを目的に、2026年6月時点で全国12自治体と防災協定を締結しており、自治体との連携もさらに強化していく方針を示した。

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薄型設計で日常使いを提案するポータブル電源「SlimPower H1」とソーラーバックパックが披露

Jackery Japan マーケティング本部 マーケティング第一部 部長の犀川雅未氏

続いて、Jackery Japan マーケティング本部 マーケティング第一部 部長の犀川雅未氏が登壇し、新製品を発表した。

7月15日に発売する「Jackery SlimPower H1」は、日本の住宅事情を踏まえて開発したポータブル電源だ。本体の厚さは世界最薄クラスとなる67mm(2026年7月時点、Jackery調べ)で、冷蔵庫横や家具の隙間などにも設置しやすい設計となっている。

本体は横置き、縦置き、壁掛けの3通りに対応し、縦置き用スタンドや壁掛けブラケット(別売)も用意する。丸型ディスプレイは本体の向きに合わせて表示が90度回転するため、設置方法を問わず情報を確認できる。動作音は40dB未満に抑えられており、寝室や書斎などにも設置しやすい。

容量は1024Wh、定格出力は800W、瞬間最大出力は1600W。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、約6000回の充放電後も初期容量の70%を維持する長寿命設計とした。365Lクラスの冷蔵庫であれば約19時間稼働できるという。

停電時には0.01秒で給電を切り替えるUPS(無停電電源装置)機能や、充電しながら給電できるパススルー機能を備える。別売りの拡張バッテリーを追加すれば容量は最大2048Whまで拡張可能だ。

価格は、「Jackery SlimPower H1」本体が11万9800円、拡張バッテリーの「Jackery Battery Pack SlimPower」が7万9000円。アクセサリーも用意され、太陽光パネルで発電した電力を本体へ供給する「Jackery DC Input Module」は1万1999円、壁掛けブラケットは1999円だ(価格はいずれも税込)。

このほか、背面に15Wのソーラーパネルを搭載した20L容量の「Jackery Solar Backpack」も発表した。

USB Type-AとUSB Type-C端子を備え、歩きながらスマートフォンなどを充電できるほか、小型ポータブル電源「Jackery Explorer 100 Plus」を収納して移動中に蓄電することも可能。通勤・通学やアウトドア、防災などでの利用を想定している。価格は1万7999円(税込)。

発表会では、家電専門家の倉本春氏と整理収納コンサルタント・防災士の瀧本真奈美氏によるトークセッションも実施された。

両氏は、防災用品としてポータブル電源を押し入れなどへしまい込んでしまうと、いざという時に保管場所が分からなかったり、使い方を忘れてしまったり、バッテリー切れを起こしたりする可能性があると指摘。普段からUPSとしてパソコンに接続したり、コンセントが足りない場所で家電を使用したりするなど、日常的に活用しながら災害へ備えることの重要性を紹介した。

瀧本氏は収納方法についても、「家族全員が場所を把握できること」「生活動線上の使いやすい場所に置くこと」「無理なく持ち上げられる高さに設置すること」の3点を挙げた。あわせて、充電ケーブルやプラグもまとめて保管し、すぐ持ち出せる状態にしておくことが望ましいと説明した。

今回発表した「Jackery SlimPower H1」と「Jackery Solar Backpack」は、ともに7月15日から公式オンラインストアや全国の家電量販店などで順次発売する予定だ。

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Jackery取材
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