｢iPhone 12｣｢iPhone 12 mini｣正式発表。5G通信と高速ワイヤレス充電に対応した次世代型iPhone

現地時間10月13日、Appleは新製品発表イベント｢Hi, Speed.｣を開催。同イベントで、｢iPhone 12｣｢iPhone 12 mini｣を正式に発表した。

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｢iPhone 12/12 mini｣が正式発表。5Gと高速ワイヤレス充電に対応した次世代モデル

｢iPhone 12/12 mini｣は、昨年9月に発売した｢iPhone 11｣の実質的後継モデル。従来まで側面が丸みを帯びたデザインだったのに対し、今回は｢iPhone 4S｣や｢iPad Pro｣のような直角なデザインに変更されている。

画面は有機ELディスプレイが採用されるように。先代のiPhone 11には｢Liquid Retina HDディスプレイ (液晶ディスプレイ)｣が搭載されていたが、iPhone 12/iPhone 12 miniには上位モデルと同じ｢Super Retina XDRディスプレイ (有機ELディスプレイ)｣が搭載されるようになったことで、より写真や動画などを綺麗な画面で楽しむことが可能だ。

｢iPhone 12｣の画面サイズは6.1インチ、｢iPhone 12 mini｣の画面は5.4インチ。｢iPhone 12 mini｣はiPhone SEよりも端末サイズが小さいにも関わらず、広々とした画面で操作することが可能だ。

画面のカバーガラスにはナノセラミッククリスタルをガラスに組み込んだ｢Ceramic Shield｣加工が施されており、落下耐性が従来の4倍に向上している。

プロセッサには新型iPad Airにも搭載された最新の｢A14 Bionicチップ｣が搭載されている。6コアプロセッサを搭載したスマートフォンにくらべて50％高速化、GPUも50%高速化されている。ニューラルエンジンも16コアになり、従来に比べて80%高速になったという。

｢iPhone 12｣｢iPhone 12 mini｣の特徴・新機能

画面：Super Retina XDRディスプレイ (有機ELディスプレイ)
画面サイズ：6.1インチ/5.4インチの2モデル
プロセッサ：A14 Bionicチップ
背面カメラ：広角＋超広角のデュアルカメラ(12MP)
生体認証：Face ID (顔認証)
防塵・耐水性能：IP68等級
5G通信に対応(Sub6、mmWaveの両方に対応)
最大15Wの高速ワイヤレス充電に対応
本体カラー：ブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED、グリーン、ブルー

｢iPhone 12/12 mini｣の最大の特徴はiPhone史上初となる5G通信に対応したこと。Sub6とmmWave(ミリ波)の両方の周波数帯に対応する(ただしミリ波は米国のみで利用でき、国内ではSub6のみが利用可能だ。)。5GとLTEを自動で切り替える機能が搭載されており、バッテリー消費を抑えながら高速通信を利用することが可能だ。

Magsafe Duo ChargerによってiPhoneとApple Watchを同時充電

さらにワイヤレス充電のための充電機構が新しくなった。最大15W出力に対応したリング状コイルが背面に内蔵されており、高速に充電することが可能だ。この新しい充電機構は｢MagSafe｣と呼ばれ、Apple Watchのようにマグネットで密接させて充電することが可能。ワイヤレス充電器と本体の位置ズレが起きないため、常に効率よく充電することが可能だ。

背面には広角＋超広角のデュアルカメラが搭載。レンズ数は従来から変わっていないが、ナイトモードでより綺麗な写真が撮影できるようになり、Deep Fusion、Smart HDR 3に対応するなどの複数のアップデートが行われている。広角カメラにはより明るい写真が撮影できるようになった7枚構成のレンズ(f/1.6)が採用された。光学ズームは最大2倍、デジタルズームは3倍まで対応。

ちなみにナイトモードおよびDeep Fusionは広角レンズだけでなく、超広角レンズやフロントカメラでも利用可能に。さらにタイムラプスにも対応する、またビデオ撮影においては、Dolby Vision撮影が新たにできるようになっている。