
日本HPは7月31日、eSIMによるモバイルデータ通信を標準搭載した、個人向けノートPC「HP eSIM Connect LITE by povo」の販売を開始した。
この新モデルは、すでに法人向けに展開している「HP eSIM Connect」をベースにした個人向けのライトプラン。KDDIおよびそのMVNOブランドである「povo2.0」との連携により、ユーザーはオンライン上でデータ容量の追加購入やプラン変更を柔軟に行える。
5年間で合計300GBまでのデータ通信利用権が標準付属。モバイル回線による常時接続が可能となるため、カフェや移動先など、Wi-Fi環境が整っていない場所でも作業を途切れさせることなく継続できる。
また、KDDIグループのWi-Fi事業者であるワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が提供する「ギガぞうWi-Fi」との併用にも対応しており、屋内外での通信コストと効率を両立する仕組みが整えられている。
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ハイブリッドワーカーやフリーランスに向けた「持ち出せるAI PC」



今回、eSIM Connect LITEに対応するのは以下の3機種だ。
- HP EliteBook X G1i 14 AI PC:次世代AIアシストを搭載した法人向け14インチモデル(57万3,650円〜、7月31日発売)
- HP EliteBook 8 G1a 13:コンパクトな13.3インチハイエンドモデル(43万4,170円〜、8月4日発売)
- HP ProBook 4 G1a 14:バランス重視の14インチミッドレンジモデル(33万1,650円〜、7月31日発売)
いずれのモデルも4G LTEおよび5G通信に対応し、データ通信のためのSIMカードは不要。すぐに通信を開始できるeSIM仕様で、開封してすぐにインターネットへ接続できる。
リモートワークやノマドスタイルが一般化した今、PCに通信機能を標準で持たせるという選択は理にかなっている。これまで法人向けに限られていたeSIM常時接続PCが、ついに一般ユーザーにも開放されたことで、より多くの人が「どこでも仕事ができる」環境を手に入れることができるようになった。
5年間の通信量上限は300GB。日常的なメール、クラウドドキュメントの編集程度であれば十分な容量といえるだろう。もっと必要な場合にはトッピングを追加購入することでさらに容量を増やすことも可能だ。
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(画像提供:日本HP)