｢Galaxy Z Fold4｣ 正式発表。横折り式の折りたたみスマホ4代目、スペック＆新機能＆価格まとめ

8月10日、韓国Samsungは、新製品発表イベント ｢Galaxy Unpacked｣ を開催し、新型フォルダブルスマートフォン ｢Galaxy Z Fold4｣ を発表した。

｢Galaxy Z Fold4｣ が正式発表

｢Galaxy Z Fold4｣ は、横折り式の折りたたみスマートフォン。昨年8月に発表された ｢Galaxy Z Fold3 5G｣ の後継モデル。

先代モデルに比べて性能が強化されただけでなく、Android 12Lに対応し、大画面での操作がより快適になった。さらに、わずかながら薄型化も図られていて持ちやすくなっている。

本デバイスの最大の特徴は、折り曲げられるAMOLEDの特徴を活かし、スマートフォン自体を折り曲げられること。折り曲げたときはコンパクトな画面になり、開いた時はより大きな画面となるため、普段は折りたたんで使用し、ドキュメントや動画を見る際などに開いて大きな画面で作業するといった使い方が想定される。

本体を開いたときの画面は、約7.6インチのQXGA+ Dynamic AMOLED 2X Infinity Flex Display (2176 x 1812ピクセル)。リフレッシュレートは最大120Hz。

本体を閉じたときのカバースクリーンは、約6.2インチのHD+ Dynamic AMOLED 2X Display (2316 x 904ピクセル)。最大リフレッシュレートは120Hz。

本体サイズは、本体を開いた状態では130.1 x 155.1 x 6.3mm。閉じた状態では67.1 x 155.1 x 15.8mm〜14.2mmとなる。本体重量は263gグラムで、先代比で8gの軽量化が図られた。

また、今回の新モデルから大画面に最適化された ｢Android 12L｣ をサポートする関係でより操作性が向上するほか、Microsoftとの連携でOfficeアプリやOutlookなどが最適化されているとのことだ。

搭載SoCは、4nmプロセステクノロジーを採用するQualcommのオクタコアチップセット ｢Snapdragon 8+ Gen 1｣ となり性能が向上するほか、機械学習特化のプロセッサNPUの性能も66％向上しているとのこと。RAM容量は12GB。ストレージ容量は256GBと512GBに加えて1TBモデルがラインナップされる。

リアカメラは、5000万画素 (f/1.8、85°) のメイン広角レンズと、1200万画素 (f/2.2、123°) の超広角レンズ。1000万画素 (f/2.4、36°) の望遠レンズのトリプル仕様。NPUの性能向上によって、暗所撮影がより得意になったほか、望遠レンズについては先代の1200万画素→1000万画素に変更されたものの、3倍の光学ズームが可能になっている。

フロントカメラは、メインディスプレイ側に400万画素 (f/1.8、80°)、カバーディスプレイ側に1000万画素(f/2.2、85°)のデュアル仕様。なお、メインディスプレイ側のカメラは画面下に埋め込む方式のアンダースクリーンカメラとなっている。

生体認証は、顔認証と指紋認証に対応。ネットワークは5G／4Gの両方に対応し、eSIMとnano-SIMx2をサポート。

バッテリー容量は4,400mAhで先代モデルから変わらないものの、内蔵OSの最適化によって駆動時間は2時間伸びている。また、最大25Wの急速充電のほか、最大10Wのワイヤレス充電、4.5Wのリバースワイヤレス充電もサポートする。防水性能はIPX8。

先代モデルと同様にスタイラス ｢Sペン｣ にも対応し、ジェスチャー操作 ｢Air Action｣も利用できる。

カラーラインナップはグレーグリーン、ファントムブラック、ベージュの3色。なお従来はファッションブランドとコラボレーションしたThom Brown Editionが展開されてきたが、現時点では同モデルについては言及されていない。

価格は1,799.99ドル(日本円では24万円程度)～。｢Galaxy Z Fold4｣ は米国で8月26日に発売予定。本日から予約受付が開始されている。日本での展開はまだ発表されていないが、近いうちに発表されることだろう。

(画像：Samsung)

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