比較】Galaxy Tab S9／S9+／S9 Ultraの違いを比較。スペック、発売日、価格など詳細まとめ

現地時間7月26日、Samsungは新製品発表イベント ｢Galaxy Unpacked July 2023｣ を開催。同社の最新Androidタブレット ｢Galaxy Tab S9｣ シリーズを発表した。

｢Galaxy Tab S9｣ シリーズは、｢Galaxy Tab S9｣ ｢Galaxy Tab S9+｣ ｢Galaxy Tab S9 Ultra｣ の3機種がラインナップ。米国・ヨーロッパ・韓国など一部地域では本日7月26日より予約受付が開始されており、発売は8月11日を予定している。

本記事では ｢Galaxy Tab S9｣ シリーズ3機種をスペック面で比較してみた。なお、Galaxy Tab S9シリーズはモデルごとの違いがだいぶ少ないため、違いがほとんどないことを確認する記事になっていることについて、あらかじめご承知いただけると幸いだ。

ラインナップ

｢Galaxy Tab S9｣ シリーズは、2022年2月に登場した ｢Galaxy Tab S8｣ シリーズ以来、約1年半ぶりとなる新型フラグシップタブレット。

先代モデルと同様に3モデル展開で、名称は下位モデルから順に ｢Galaxy Tab S9｣ ｢Galaxy Tab S9+｣ ｢Galaxy Tab S9 Ultra｣ 。それぞれの機種にWi-Fiモデルおよび5G／Wi-Fiモデルが用意される。

ディスプレイ

画面には、いずれのモデルにも ｢Dynamic AMOLED 2X (有機ELディスプレイ)｣ が搭載されている。

Dynamic AMOLED 2XはGalaxyシリーズで採用されているAMOLEDディスプレイで、色の再現性が高く、明るいため屋外でも映り込みを防いで快適に使うことが可能。

先代モデルではスタンダードモデルの ｢Galaxy Tab S8｣ のみTFT液晶ディスプレイが搭載されていたが、Galaxy Tab S9シリーズでは全モデルがDynamic AMOLED 2Xを搭載するようになった。

画面サイズは ｢Galaxy Tab S9｣ が11インチ、｢Galaxy Tab S9+｣ が12.4インチ、｢Galaxy Tab S9 Ultra｣ が14.6インチ。上位グレードに上がるにつれて画面サイズが大きくなっていく。リフレッシュレートは3機種ともすべて最大120Hzだ。

内蔵SoC

Galaxy Tab S9シリーズは、いずれも内蔵SoCに ｢Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy｣ を採用する。

Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載したGalaxy Tab S9シリーズは、Snapdragon 8 Gen 1を搭載した先代モデルに比べてCPU性能が34%、GPU性能が41%向上したほか、AIや機械学習の処理を担うNPU性能は49%向上した。

生体認証

｢Galaxy Tab S9｣ シリーズは、いずれのモデルも画面内蔵型センサーによる指紋認証が利用可能だ。

カメラ性能

｢Galaxy Tab S9｣ シリーズは、それぞれのモデルでカメラ性能に違いが設けられており、上位モデルになるにつれてカメラ数が増え、様々な撮影ができるようになる。

背面のリアカメラは、スタンダードモデルの ｢Galaxy Tab S9｣ が広角カメラのみのシングルカメラ構成、上位モデルの ｢Galaxy Tab S9+｣ ｢Galaxy Tab S9 Ultra｣ が広角＋超広角のデュアルカメラ構成。

画素数は広角カメラが13MP、上位モデルにのみ搭載されている超広角カメラは8MPだ。

ビデオ通話などに使用するフロントカメラは、｢Galaxy Tab S9｣ ｢Galaxy Tab S9+｣ が超広角カメラのみのシングルカメラ構成、最上位モデルの ｢Galaxy Tab S9 Ultra｣ のみ広角＋超広角のデュアルカメラ構成だ。画素数はいずれも12MP。

いずれのモデルもフロントカメラには超広角カメラが搭載されるため、複数人でのビデオ通話時にも全員をフレーム内に収めることができるはずだ。

ストレージ容量・メモリ容量

ストレージ容量とメモリ容量の組み合わせは、｢Galaxy Tab S9｣ が8GB+128GB／12GB+256GBの2種類。｢Galaxy Tab S9+｣ が12GB+256GB／12GB+512GBの2種類。最上位モデルの ｢Galaxy Tab S9 Ultra｣ が12GB+256GB／12GB+512GB／16GB+1TBの3種類だ。

おそらく多くの人が意識するのがストレージ容量だとは思うが、全モデルともにmicroSDカードスロット (最大1TB対応) を搭載するため、microSDカードを活用予定なら本体のストレージ容量はあまり気にしなくても良いかもしれない。

メモリ容量はマルチタスクやゲームなどに関係するところなので、これらの作業をする機会が多くなりそうならメモリ容量の多いモデルを選ぶと良いのではないだろうか。

バッテリー容量

内蔵バッテリー容量は、｢Galaxy Tab S9｣ が8,400mAh、｢Galaxy Tab S9+｣ が10,900mAh、｢Galaxy Tab S9 Ultra｣ が11,200mAh。

S Penの対応

｢Galaxy Tab S9｣ シリーズは、全モデルでGalaxyのスタイラス ｢S Pen｣ に対応する。

なお、｢S Pen｣ は文字や絵を描くだけでなく、カメラのシャッターを遠隔で切ったり、プレゼンテーションのスライド送りなどにも活用できる。

防水性能

｢Galaxy Tab S9｣ シリーズは、Tab Sシリーズとして初めて防水・防塵に対応した。保護等級はIP68相当と高く、プールやお風呂など水気のある場所や、ホコリっぽい屋外でも安心して使用可能だ。

カラーバリエーション

カラーラインナップは、いずれのモデルもグラファイトとベージュの2色展開だ。

発売日

｢Galaxy Tab S9｣ シリーズは、米国・ヨーロッパ・韓国など一部地域で本日7月26日より予約受付が開始されており、発売は8月11日を予定している。

比較表

(画像提供：Samsung)