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謎のリングデバイス 「Galaxy Ring」 が遂に詳細発表。国内発売は無いけれど将来の投入には大いに期待

Galaxy Ring – チタニウムゴールド

Samsungは7月10日、新製品発表イベント 「Galaxy Unpacked July 2024」 を開催。同イベントにおいて、これまで詳細が謎に包まれていたリング型ウェルネスデバイス 「Galaxy Ring」 の詳細を発表した。

本デバイスは、Samsungのヘルスケア分野における取り組み 「Samsung Health」 に関するものとして、今年1月の新製品発表イベントで予告された製品だ。デバイスの形状から、指にはめることで装着者のヘルスケア情報を記録できるスマートリングであることが予想されていた。今年2月に開催された 「MWC 2024」 で展示も行われていたが、その詳細が遂に明らかにされたかたちだ。

(画像提供:Samsung)

「Galaxy Ring」 に使用される素材はチタニウム。カラーは、チタニウムブラック/チタニウムシルバー/チタニウムゴールドの3色展開。サイズは幅7.0 x 厚み2.6mm、重量は2.3g〜3.0g。サイズは5〜13の9種類用意し、それぞれのユーザーの指の太さにあわせてピッタリのサイズで購入できる。

Galaxy Ring – チタニウムシルバー

「MWC 2024」 では多くの記者たちが 「Galaxy Ring」 をチェックしていたので、周囲で見ていた海外の記者たちに同デバイスに対する印象を聞いたところ、「カッコいい」 「ユニーク」 という期待感を抱いているようだった。また、カラーについては、多くが 「チタニウムゴールドが欲しい」 と言っていたのも印象的だった。照明の関係もあったかもしれないが、キラリと光るリングはきっとカッコよく移ったのだろう。ちなみに、筆者はチタニウムシルバーがカッコ良いと思ったが、読者の皆さんはどうだろうか。

「Galaxy Ring」 に搭載されるセンサー類は、加速度センサーやPPG (光学式心拍センサー)、皮膚温度センサーなど。無線通信SoCとしては 「Nordic MCU」 が搭載され、Bluetooth 5.4をサポートする。なお、メモリー容量は8GB。

(画像提供:Samsung)

内蔵バッテリー容量は18〜23.5mAh (サイズによって異なる)で、充電用のクレードルには361mAhのバッテリーを搭載。最大で7日間駆動できる。フル充電までにかかかる時間は80分とのことだ。防水・防塵性能はIP68に準拠し、10気圧防水を謳う。

なお、こうしたウェルネス系のデバイスを利用する際には別途サブスクリプションサービスの契約が必要になったりするが、「Galaxy Ring」 を使用する上でかかる費用はないとのことだ。本体の価格は399ドル。

Galaxy Ring – チタニウムブラック

遂にそのベールを脱いだ 「Galaxy Ring」。気になるのは日本で購入できるのかということだが、サムスン電子ジャパンによると、残念ながら日本市場への投入は現時点では予定していないとのことだった。Samsungにとって初となるスマートリングデバイスということで、海外だけでなく、筆者を含めた日本のユーザーが注目していると思われるので、今後の日本投入にも期待したいところだ。